計算オフィス計算オフィスは、PCS プロジェクトや製造オーダの企業単位を決定するワークセンタです。企業単位は、プロジェクトや製造オーダに関する財務会計上の責務を担う財務会社にリンクされます。プロジェクトと製造オーダは、常に計算オフィスにリンクされます。これは、製造オーダまたはプロジェクトの原価と製造結果が財務会社に記帳されるようにするためです。 計算オフィスには管理機能がありますが、(同じ製造オーダにおいても) 通常のワークセンタとして動作することもできます。
注意
ワークセンタと倉庫は、計算オフィスの企業単位とは異なる企業単位に属することができます。ワークセンタと倉庫の会計取引は、その企業単位の財務会社に転記されます。 計算オフィスを定義するには
製造オーダの計算オフィス 製造オーダの計算オフィスでは、材料費、作業費、付加費用、および外注費が転記されます。 デフォルト製造オーダデータ (tisfc0102m000) セッションでユーザが定義する計算オフィスは、製造オーダのデフォルトの計算オフィスとなります。個々の製造オーダの計算オフィスは、製造オーダ (tisfc0501m000) 詳細セッションの原価計算タブで変更できます。 PCS プロジェクトの計算オフィス PCS プロジェクトの計算オフィスでは、プロジェクト付加費用、活動に転記された時間、一般プロジェクト原価など、品目以外のプロジェクト原価が転記されます。PCS プロジェクトの計算オフィスは、プロジェクトの原価合計と収益の総計にも使用されます。 プロジェクト (tipcs2101m000) セッションでプロジェクトを定義する場合、計算オフィスフィールドでプロジェクトの計算オフィスを選択できます。 PCS プロジェクトのデフォルトの計算オフィス 販売オーダまたはサービスオーダで PCS プロジェクトを生成する場合は、 プロジェクト管理パラメータ (tipcs0100m000) セッションの計算オフィスの企業単位フィールドの値にもとづき、次に示す 3 つの方法で PCS プロジェクトの計算オフィスのデフォルトが決定されます。
注意
企業単位に計算オフィスを指定しない場合、オーダシリーズにもとづいて自動的に計算オフィスが使用されます。
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