原価計算方法

標準原価および評価額を計算する際、製品構造の分析方法は、計算方法によって異なります。計算方法を説明するために、次の部品表を使用します。

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トップダウン: 選択された品目の標準原価に影響する各品目について標準原価を計算します。LN では原価計算の際、部品表 (tibom1110m000) セッションを使用して品目の構造が分析されます。

この例において品目 C の標準原価を計算すると、品目 E、D、および B の標準原価がこの順に計算されます。

シングルレベル: トップダウン手法と類似していますが、すでに存在する基底構造標準原価および評価額が採用される点では異なります。

品目 C の標準原価を計算すると、品目 - 標準原価詳細 (ticpr2505m000) セッションで品目 D および B の標準原価が読み込まれます。

ボトムアップ: 部品表の上位レベルに使用されている品目の構造が、使用先プロセスによって検索されます。これらの品目は原価計算プロセスに取り込まれます。

ボトムアップは、選択された品目の価格が変更されると各品目の価格が計算されることを意味します。部品表の下位レベルにある品目の価格は計算されませんが、品目 - 標準原価詳細 (ticpr2505m000) セッションで読み込まれます。

上の図において品目 B の価格を計算すると、品目 A および C の価格も計算されます。