資材と作業のリンク

資材と作業のリンクの目的

作業を資材にリンクさせると、次のことが可能となります。

  • 資材の段階的出庫
  • ジョブショップ倉庫の使用
  • 作業仕損および産出率の適用
資材の段階的出庫

作業を資材にリンクさせると、正確な納期が決定されるため原材料や中間部品の備蓄を節減できます。たとえば、企業計画のオーダ計画モジュールでは、資材別作業を使用して計画済の購買と製造に関する納期が決定されます。

資材が作業にリンクされていない場合、LN では最初の作業開始時に資材が必要と仮定します。

製造オーダに作業が含まれない場合、LN では製造開始時には資材が必要と仮定します。

ジョブショップ倉庫の使用

作業を資材にリンクしておくと、LN では、資材の出庫元となるジョブショップ倉庫が判別されるようになります。ワークセンタは作業へリンクされ、ジョブショップ倉庫はワークセンタへリンクされます。

作業仕損および産出率の適用

資材見積数量の計算は、その資材を使用する作業の仕損数量および産出率の影響を受けます。正確な見積を行うためにも、資材を所要先の作業にリンクしておくことが必要です。

資材を作業にリンクする方法

資材を作業にリンクするには、次の 2 つの方法があります。

  • 部品表内
    部品表 (tibom1110m000) セッションで、作業フィールドに作業を入力します。
  • 部品表ライン - 資材-工順関係 (tibom0140m000)部品表ライン - 資材-工順関係 (tibom0140m000) セッション内
    部品表ライン - 資材-工順関係 (tibom0140m000) セッションで、工順コードと作業を指定します。
注意

1 つの品目で工順が複数ある場合があります。部品表に 1 つの作業番号を入力すると、その作業番号が品目の全工順に適用されます。