製造オーダの処理

新規の製造オーダがジョブショップ管理モジュールに転送された場合、またはマニュアルで作成された場合、LN で実行されるアクションは次のとおりです。

  • 部品表、工順、および工具所要計画モジュールから該当のデータを検索します。資材にファントム品目が含まれている場合、その品目の資材および作業も検索対象になります。
  • 材料費を見積ります。資材の必要数量を計算する際には、仕損および産出率の係数が考慮に入れられます。品目タイプが購買である品目のリワークオーダまたは製造オーダに関係する場合、資材見積にはその品目自体が適用されます。
  • 各作業の所要時間は、品目の工順にもとづいて見積られます。ファントム品目の作業も考慮に入れます。ただし、作業が購買品目のリワークオーダまたは製造オーダに関係している場合、例外的に時間が見積られません。この場合、マニュアルで時間を入力する必要があります。
注意

見積の凍結時点フィールドの値がオーダ作成中のとき、見積のオーダ原価がすぐに凍結され、見積の最終製品単位原価が計算されます。

  • 工具所要量を計算します。
  • 製造オーダを計画します (つまり、作業の開始/終了の日時が設定されるのは、リワークオーダおよび FAS 品目オーダ以外のオーダです)。
  • 製造オーダに作業がない場合、製造品目に対して定義されたオーダリードタイムを製造オーダの計画に使用します。
  • ワークセンタの能力利用率を求めます (ただし、リワークオーダおよび FAS 品目のオーダは対象外)。
  • 倉庫管理において計画在庫処理を更新して、資材の引当および製品の計画入庫を記録します。
  • 完成品の計画入庫日付の計算については、オーダ品目調達予定日の算定のトピックを参照してください。
  • 品質で、オーダ固有の検査データを生成します。
  • ワークフローのインスタンスを生成します。