組立ライン - 割当およびラインステーション (tiasc5520m000)

セッションの目的:  ラインステーションとリンクしている組立割当を表示します。このデータはライン組立管理 (LAC) で定義され、「ラインステーションレベル割当」 と呼ばれます。

 

組立ライン
最終組立計画 (FAS) 品目を生産する一連のラインステーション。あるラインステーションから他のラインステーションへ品目を渡したり、各ラインステーションで作業を行ったりすることで、品目を生産します。組立ラインは、バッファで区切られた複数のラインセグメントにさらに分割されます。組立ラインはメインラインと供給ラインのいずれかです。
ラインステーション
組立ラインの一部であるワークセンタ。ラインステーションは、最終組立計画 (FAS) 品目の製造で使用されます。1 つのラインステーションには複数の位置を保持することができ、これにより 1 つのラインステーションに複数の品目を存在させることができます。
割当
特定の日の特定の期間に組立ラインに割り当てられている資源。資源は各ラインステーションに分配され、バランスのとれたラインが形成されます。

割当は組立ラインに定義します。割当ごとに、有効な期間や時間範囲を示すサイクル時間と活動範囲を指定します。割当に定義する処理の特徴には、次のようなものがあります。

  • 作業必要人員数
  • 作業必要機械数
  • 作業チーム
  • 作業

これらのプロセス特徴は他の割当にリンクされ、これらの割当は組立割当にリンクされます。割当が有効であると、その割当にリンクされている割当も有効になります。

割当タイプ

2 つのタイプの割当があり、その両方が同時に存在します。平均割当は一般的な目的に使用するのに対し、非平均割当では期間や時間範囲を厳密に指定します。

  • 平均割当
    平均割当は、その日付の非平均割当のサイクル時間に基づく平均サイクル時間を使用します。平均割当は、計画で使用します。計画は、サイクル時間、カレンダー、利用性タイプに基づきます。
  • 非平均割当

    ラインで行われる作業に基づく時間基準のサイクル時間を使用します。サイクル時間は、割当に対して指定された時間範囲に応じて変化します。

    非平均割当は、オーダの内容を定義するために使用します。生成済 (非凍結) オーダでは、オーダの内容は最初に有効な非平均割当に基づきます。凍結オーダでは、オーダの内容はオーダの凍結時に有効な非平均割当に基づきます。

    非平均割当は、順序付けのときにリードタイムをオフセットする場合にも使用します。オーダが順序付けされると、各オーダのリードタイムが計算されます。このリードタイムはサイクル時間に基づき、該当するサイクル時間が非平均割当から取得されます。

注意

平均サイクル時間は算術平均ではなく、丸一日にわたって非平均サイクル時間に対して適切な平均とみなされる値です。

作業必要人員数
この組立割当についてラインステーションで作業している従業員の数
作業必要機械数
この組立割当についてラインステーションで使用されている機械の数
サイクル時間の数
この割当についてラインステーションで 1 つの組立オーダを処理するために必要な時間。この時間はいくつかのサイクルとして表されます。たとえば、サイクル時間が 2 分間の場合、10 分間は 5 サイクルとして表されます。

 

作業チーム
割当 - 作業チーム (tiasc5530m000) セッションが開始されます。