輸入仕入原価 – 請求書の照合輸入仕入原価ラインは購買オーダラインに追加したり変更したりできるので、買掛金では購買入庫と照合が適切な照合方法となります。 輸入仕入原価のみが記載されている請求書を入力するには、輸入仕入原価関連請求書請求タイプを選択する必要があります。 混合請求書を受け取った場合、この請求書は購買オーダ関連請求書請求タイプを使用して入力する必要があります。最初に購買オーダをオーダ、入庫、または消費 (委託の場合) と照合し、その後、輸入仕入原価を輸入仕入原価入庫ラインと照合することができます。この照合手順は購買オーダ部分にのみ適用できますが、輸入仕入原価の部分には適用できません。これは、輸入仕入原価は入庫ラインレベルでの照合にしか使用できないからです。 倉庫移動からの請求は、輸入仕入原価関連請求書請求タイプでしか入力できません。
注意
登録済の輸入仕入原価ラインとの照合 輸入仕入原価ラインの照合 (tfacp2144m000) セッションでは、1 つ以上のラインを選択して照合することができます。単一の輸入仕入原価ラインを選択した場合は、輸入仕入原価ラインの部分照合または価格差額 (tfacp2254s000) セッションを開始できます。このセッションでは、請求書および輸入仕入原価額のどの部分を、選択した輸入仕入原価ラインと照合するかを選択できます。 請求書の請求元取引先は、輸入仕入原価ラインの取引先を照合する必要があります。照合セッションではオーダ、梱包票、および取引先を変更できるので、まったく別の取引先から発生したオーダを照合できます。これを実行できるのは、買掛金パラメータ (tfacp0100m000) セッションで取引先関係必須チェックボックがオフの場合だけです。 輸入仕入原価が混合請求書の一部となっている場合、この輸入仕入原価ラインは恐らく (照合済または未照合の) 入庫ラインの一部です。この場合、これらの輸入仕入原価ラインの照合は必須ではなく、LN で警告が表示されることはありません。 未登録の輸入仕入原価ラインとの照合 調達または倉庫管理で定義されていない原価に対して、輸入仕入原価を登録し、請求書上で指定することができます。輸入仕入原価ラインは、輸入仕入原価ラインの変更コマンドを使用していつでも変更および追加を行うことができます。このコマンドで入庫別輸入仕入原価ライン (tclct2100m100) セッションが開始されます。照合セッションで選択したラインに入庫が存在する場合は、この入庫が渡されます。
注意
倉庫または購買担当の従業員にこれらの輸入仕入原価を作成させたり、輸入仕入原価が記載された請求書の照合および承認はしないことを決定したりすることもできますが、この請求書は追加コストとして処理します。 自動照合 輸入仕入原価関連請求書として登録された請求書は、次に該当する場合は自動的に照合されます。
自動照合は次のレベルで実行できます。
注意
自動照合処理には、次の内容が該当します。
価格差額 照合中に、請求書ヘッダレベルで価格差額が計算されます。 価格差額が不正確にならないように、LN で次を実行できます。
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