取引テンプレートの使用

取引を複数の元帳勘定およびディメンションに配分するには、取引テンプレートを使用します。取引テンプレート別に、1 つ以上の取引テンプレートラインを定義して、複数の元帳勘定とディメンションに対してメイン取引額の配分を指定することができます。

取引テンプレートタイプによって、取引額の配分基準が決まります。

  • 金額
    固定額は特定の元帳勘定とディメンションに転記されます。金額の合計は取引額と等しくなければなりません。
  • 割合
    取引額の割合は特定の元帳勘定とディメンションに転記されます。割合の合計は 100 でなければなりません。
  • 係数
    取引額の比例部分は特定の元帳勘定とディメンションに転記されます。

次のセッションでは、取引テンプレートに基づいて取引を作成することができます。

  • テンプレートから取引の作成 (tfgld1204s000)
  • スタンディングオーダ (tfcmg1510m000)
係数の使用

係数を使用して取引額を比例的に配賦することができます。

たとえば、それぞれ 3 台、5 台、2 台の機械で構成される 3 つのワークセンタ間で電気料金を比例配分する際に、係数を基準とする取引テンプレートを設定できます。この場合、取引テンプレートライン (tfgld0113m000) セッションで 3 つの取引テンプレートラインをワークセンタごとに 1 つ定義する必要があります。第 1 のワークセンタの場合は係数フィールドに 3 を、第 2 のワークセンタの場合は係数 5 を、などのように入力します。

LN は各取引テンプレートラインの取引額の部分を次のように計算します。

3 + 5 +4 = 12

この結果、次のことが行われます。

合計取引額の 3/10 は第 1 ワークセンタに転記されます。

合計取引額の 5/10 は第 2 ワークセンタに転記されます。

合計取引額の 4/10 は第 3 ワークセンタに転記されます。

取引テンプレートラインの指定

取引テンプレートラインを指定するには

  1. 取引テンプレート (tfgld0512m000) セッションで、該当する取引テンプレートをダブルクリックします。取引テンプレート (tfgld0612m000) セッションが開始されます。
  2. テンプレートラインタブで [新規] ボタンをクリックし、金額の転記先となる取引額、元帳勘定、およびディメンションの部分を指定します。LN により、次のライン番号が自動的に生成されます。
  3. 取引テンプレートラインごとに、前のステップを繰り返します。