差額限度額の承認を使用するには

金額または割合が極端に高すぎたり低すぎたりした場合の差異を受け入れるには、差額限度額の承認チェックボックスをオンにします。これらのチェックボックスがオンの場合、許容金額または割合は入力できません。

この機能は、たとえば、多くのラインを持つ請求書において個々のラインの細かな差異が結果的に請求書の差異になってはいるが詳しく調べるほどではないといった場合に、自動的に請求書を照合するなどの用途に利用できます。

また、たとえば、割合が極端に大きくなりそうな場合などには、差額限度額の承認チェックボックスをオンにする必要があります。その際の割合は、現地通貨で、(差異金額) ÷ (請求額) の絶対値として計算されます。

請求額がゼロの場合、割合は非常に大きくなります。そうした許容範囲を受け入れるには差額限度額の承認チェックボックスをオンにする以外に方法はありません。

注意

割合は現地通貨の絶対値で (請求額 - 照合金額) ÷ (請求額) として計算されるので、100 を超えることがあります。

たとえば、オーダライン金額が 50 ユーロ、請求額が 150 ユーロの場合、差異は 100 ユーロとなります。この結果、請求額との差異の割合は 200% となります。