キャッシュフロー計算書

キャッシュフロー計算書は、キャッシュフローの履歴に関する情報を提供します。この計算書は、現預金のソースと使途の概要を示し、会社が短期の債務を履行できるかを評価する際に使用されます。税務当局にキャッシュフロー計算書を定期的に提出することを義務付けている国もあります。

理由コードを使用して、現預金の各種のソースおよび使途を見分けることができます。現預金取引をメンテナンスまたは表示するセッションで、キャッシュフロー理由を入力または表示できます。キャッシュフロー計算書では、キャッシュフロー取引はキャッシュフロー理由別にグループ化されます。

LN は、1 年ごとにキャッシュフロー取引の開始残高をメンテナンスします。開始残高キャッシュフロー (tfgld2118m000) セッションで、必要に応じて開始残高をマニュアルで入力できます。

キャッシュフロー計算書

キャッシュフロー計算書を定義するには、キャッシュフロー理由をキャッシュフロー理由グループにグループ化します。次に、キャッシュフロー理由グループを親キャッシュフロー理由グループにグループ化します。キャッシュフロー計算書には、1 つまたは複数の親キャッシュフロー理由グループを含めることができます。

LN のキャッシュフロー計算書には、親キャッシュフロー理由グループごとの合計額、および子キャッシュフロー理由グループごとの小計が出力されます。

親グループ子グループキャッシュフロー理由金額合計額
親グループ 1
子グループ 101理由 ANNN
理由 BNNN
子グループ 101 の小計NNN
子グループ 201理由 FNNN
理由 Gnn
理由 Hnn
子グループ 201 の小計NNN
親グループ 1 の合計NNN
親グループ 2
子グループ 102理由 KNNN
子グループ 102 の小計NNN
子グループ 202理由 PNNN
理由 Qnn
子グループ 202 の小計NNN
親グループ 2 の合計NNN

 

複数会社の様相

複数財務会社構造では、財務会社グループの全会社が、キャッシュフロー理由およびキャッシュフロー計算書に関連するテーブルを共有する必要があります。

キャッシュフロー履歴

キャッシュフロー履歴および基盤の取引を表示するには、財務諸表 (FST) モジュールで、キャッシュフロー理由が特別なキャッシュフロー計算書勘定にリンクされている財務諸表を作成できます。