ディメンション会計管理者は、コストおよび収益がいつ、どこで、誰によって生成されたかについて、総勘定元帳から特定情報を必要とします。この情報を提供するため、ディメンションを使用して、総勘定元帳情報を部署、収益に関する責任者、コスト、資産、債務別などに分割できます。 次の取引タイプの統制勘定に対してディメンションを指定できます。
売掛金
販売請求書は、売掛金の統制勘定では未決済取引となります。統制勘定にリンクされたディメンションタイプについて、請求書ヘッダに指定されたディメンションにエントリが転記されます。 請求書ヘッダのディメンションが、請求書に関連する後続のすべての転記 (実際の回収や通貨の差額など) に使用されます。 販売請求書 (tfacr1110s000) セッションでは、ディメンションを請求書ヘッダにマニュアル入力することも、またはデフォルトのディメンションを使用することもできます。 未決済取引のデフォルトディメンションを決定するために、ディメンションが次のレベルで指定されているかどうかが、この順序で検索されます。
統合マッピング体系で、販売請求書の売掛金統制勘定に転記された未決済取引のディメンションをマップできます。請求パラメータ (cisli0100m000) セッションのディメンション会計フィールドで統合伝票タイプを選択して、ディメンションをマップします。 請求では、マニュアル販売請求および固定資産の除売却について、請求書ヘッダにデフォルトのディメンションを入力することも、各請求書ラインに別々にディメンションを入力することもできます。 資産除売却取引について、請求パラメータ (cisli0100m000) セッションでデフォルトのディメンションを入力できます。
買掛金
購買請求書は、買掛金の統制勘定で未決済取引となります。購買請求書には、自動的に作成された請求書 (自己請求請求書、借方票、およびリベートなど) が含まれます。統制勘定にリンクされたディメンションタイプについて、請求書ヘッダに指定されたディメンションにエントリが転記されます。 請求書ヘッダのディメンションが、請求書に関連する後続のすべての転記 (実際の支払や通貨の差額など) に使用されます。 前払金および仮払金について、請求元取引先に指定されたディメンションまたは統制勘定のディメンションが使用されます。 購買請求書入力 (tfacp2600m000) セッションでは、ディメンションを請求書ヘッダにマニュアル入力することも、またはデフォルトのディメンションを使用することもできます。 未決済取引のデフォルトディメンションを決定するために、ディメンションが次のレベルで指定されているかどうかが、この順序で検索されます。
現預金管理
オーダ関連の銀行取引について、請求書ヘッダからディメンションが取得されます。これらのディメンションを変更することはできません。 仮払金や仮受金など、オーダに関連しない銀行取引については、次のセッションでディメンションを入力するか、またはデフォルトのディメンションを使用することができます。
利益剰余金 会社パラメータ (tfgld0503m000) セッションで利益剰余金のディメンション会計チェックボックスを使用して、利益剰余金勘定のディメンションを会社レベルで指定します。このチェックボックスをオフにした場合、利益剰余金のディメンションがディメンション履歴から取得されます。利益剰余金勘定のディメンションはオプションです。
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