購買オーダ/スケジュールレートの処理方法IFRS には関連するすべてのコストが在庫に反映されるので、商品の購買は、商品の購買または支払が行われたときのレートに照らして評価する必要があります。このことは、FTP 評価方法などのすべての実際原価評価方法に適用されます。 未着買掛金に影響する購買オーダまたはスケジュールによって作成された財務取引 (買掛金) は、取引の借方と貸方の両方の側に関して購買オーダ/スケジュールレートデータとともに転記されます。これが適用されるのは、購買オーダのレート換算基準が固定またはマニュアル入力である場合です。それ以外の場合は、財務取引の中間勘定が購買オーダの為替レートタイプで転記されます。この為替レートタイプを使用して、取引日に有効だったレートデータが取得されます。
重要
購買レートを考慮するには、購買元の取引先 (tccom4120s000) セッションの価格設定タブで、入庫に対する購買レートの使用チェックボックスをオンにします。この結果、次のセッションでも対応するチェックボックスがオンになります。
入庫に対する購買レートの使用設定は、次の統合伝票タイプに適用されます。
これらの統合伝票タイプの中間勘定は、(一部が) 購買オーダレートデータに記帳されます。使用されるレートデータは、レート換算基準によって決まります。
取引の見越の側 (オーダ通貨と財務会社購買オフィス) に適用される購買オーダに定義されたレートは、取引の中間勘定にも使用されます。マルチサイト環境では、中間勘定の財務会社は、購買オフィスの財務会社とは異なる可能性があります。そのため、購買オーダのレートを直接使用するのではなく、まず固定レートまたはマニュアル入力したレートを換算する必要があります。 為替レートが固定であるか、または購買オーダヘッダにマニュアル入力されている場合、通貨システムで固定レートまたはマニュアル入力されたレートが定義される換算対象の通貨が指定され、このレートを取引の中間勘定に使用する方法が指定されます。
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