VAT 帳簿を出力するには

この機能はイタリア向けです。

VAT 帳簿レポートおよびVAT 清算レポートを作成して出力するには、次のセッションを使います。

  • VAT 帳簿 (tfgld1435m000)
  • VAT 清算の出力 (tfgld1434m000)

現在の財務会社について VAT 帳簿レポートを作成できます。LN は、財務会社の現地通貨で VAT 帳簿金額を計算して出力します。

レポートのページ番号は、会計年度内で連続している必要があります。各年度の期間を通してページ番号が必ず連続するようにするには、VAT 清算の出力 (tfgld1434m000) セッションでページ番号のリセットをクリックします。LN はデフォルトの開始ページ番号を判断し、前のページ番号が使われている年度と期間を確認します。

伝票番号が連続するように、VAT 帳簿レポートには削除済伝票が加わり、その状況には削除と表示されます。

税金コードによっては、課税関連の法律のセクションを税金レポートまたは納税申告書に出力する必要があります。このためには、税金項目を理由コードとして定義します。VAT 帳簿レポートで、VAT 帳簿取引は税金項目別に分類されます。税金項目が税金にリンクされていない取引は、単独のグループとしてレポートに表示されます。

EU 内の VAT は購入にのみ適用されます。EU 内の購入にかかる VAT 額は VAT 帳簿レポートでオフセットする必要があります。このために、EU 内の VAT 帳簿を出力する場合、LN ではこれに対応して、同じデータを含む、いわゆるミラーリングの EU 内の売上 VAT 帳簿が自動的に作成されます。

財務会社グループの VAT 帳簿レポート

複数会社構造の場合、すべての会社で VAT 帳簿を使っており、現地通貨が同じであれば、VAT 帳簿 (tfgld1435m000) セッションのグループの全会社の VAT 帳簿を出力チェックボックスをオンにし、グループ会社の統合 VAT 帳簿を出力できます。グループ内のすべての会社について、または最終レポートのみを再出力できます。

グループ会社はレポートヘッダに表示されます。

レポートでは、グループのすべての会社の VAT 帳簿データが取引タイプごとにソートされています。ライン上に会社番号は出力されません。レポートに概要ラインは表示されません。

複数の会社で同じ取引タイプシリーズが使われており、伝票番号の重複が生じる場合、取引タイプ/日付別オーダ処理は正しくありません。このため、財務会社グループの VAT 帳簿データを統合する場合は、各会社で同じ取引タイプシリーズを使うことがないようにしてください。

VAT 帳簿レポート状況

VAT 帳簿レポートには、以下の状況があります。

  • 最終レポートを作成する前に、検証目的のレポートを作成できます。レポートには、未ファイナライズ取引を含めることができます。
  • 最終
    最終レポートにはファイナライズ済取引のみが含まれます。最終レポートを作成した後にデータを変更することはできません。同じレポートの再出力のみできます。
  • 再出力
    少なくとも 1 回は最終レポートを再出力しています。

最終 VAT 帳簿レポートは、次の条件を満たせば出力できます。

  • レポートを出力する税金期間の VAT 帳簿に転記する必要がある、販売請求書およびその他の未ファイナライズ取引が存在していない
  • 前の期間の最終 VAT 帳簿レポートが出力されている

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