VAT 帳簿の取引タイプ

この機能はイタリア向けです。

取引タイプ

VAT 帳簿をリンクする取引タイプには、次のルールが適用されます。

  • 購買タイプの VAT 帳簿は次の分類の取引タイプにリンクできます。

    • 購買請求書
    • 購買貸方票
    • 購買訂正
    • 振替仕訳

    販売タイプの VAT 帳簿は次の分類の取引タイプにリンクできます。

    • 販売貸方票
    • 販売請求書
    • 販売訂正
    • 振替仕訳

    振替仕訳を VAT 帳簿にリンクできるのは、振替仕訳が総勘定元帳モジュールのセッションで処理される場合のみです。この場合、買掛金モジュールで未決済取引に関連付けられていない伝票を VAT 帳簿に加えることができます。これらの伝票は、燃料購入の会計伝票など、支払責任のない請求書と見なすことができます。

    関係会社間関係で移動先取引タイプとして使われる取引タイプに VAT 帳簿をリンクしてはいけません。

  • VAT 帳簿は取引がすでに存在している取引タイプにリンクできます。ただし、VAT 帳簿をリンクした取引タイプに未ファイナライズ取引、またはファイナライズ済取引が存在する場合、VAT 帳簿 を変更することやその取引タイプから削除することはできません。
  • VAT 帳簿を取引タイプにリンクする場合は、税金年度ごとに別々の取引タイプシリーズを定義する必要があります。税金年度ごとに定義できるシリーズは 1 つです。税金年度が伝票番号の一部になることはありません。
  • 伝票は固定シリーズ番号で作成する必要があります。伝票の採番で番号抜けは認められません。
  • 税金年度とシリーズの組合せごとに、LN では最後に使用した伝票の取引入力日が保存されます。次の伝票はそれより後の取引日でなければなりません。
  • 複数会社構造では、グループ会社として統合 VAT 帳簿を出力できます。レポートでは、グループのすべての会社の VAT 帳簿データが取引タイプごとにソートされています。複数の会社で同じ取引タイプシリーズが使われており、伝票番号の重複が生じる場合、取引タイプ/日付別オーダ処理は正しくありません。このため、財務会社グループの VAT 帳簿データを統合する場合は、各会社で同じ取引タイプシリーズを使うことがないようにしてください。