通貨計算と依存通貨システム

依存通貨システムの場合、取引通貨 (計算グループに定義済) での財務諸表通貨が、参照通貨を介してレポート通貨に (再) 換算されます。最初のステップでは、財務諸表用元帳勘定に定義されたレートタイプを使用します。参照通貨からレポート通貨へ換算するステップでは、内部レートタイプを使用します。通貨の利益と損失の計算は、標準通貨システムに対して説明されている計算と同じです。

財務諸表通貨=カナダドル
自国通貨=(ユーロ、US ドル)
参照通貨=ユーロ
履歴レートの使用=選択
計算グループは、位置 2 (US ドル) を使用することを示唆
レートタイプ財務諸表=FST
レートタイプ勘定科目=FS2
内部レート=統合

 

tfgld205 の自国通貨での金額: 1200 ユーロ、1258.56 US ドル

算出された金額:

  • カナダドルでの履歴金額 (FST レポート上で使用) の計算に使用される要素:

    1. ユーロでの金額の計算に使用される要素:

      • レポート 2 の金額 (1258.56 US ドル)
      • 内部レート INT
      • tfgld205 レコードの年と期間で指定されたレート日 (その期間の最終日)。または、履歴レートの使用をオフにした場合は、財務諸表の処理中に設定されたレート日
    2. カナダドルでの金額の計算に使用される要素:

      • 前のステップで算出されたユーロでの金額 (1200.00 ユーロ)
      • 勘定科目のレートタイプ FS2
      • tfgld205 レコードの年および期間で指定されたレート日 (その期間の最終日)

        履歴レートの使用をオフにした場合は、財務諸表の処理中に設定されたレート日となります。

  • 現在の金額も 2 つのステップで計算されます。

    1. ユーロでの金額の計算に使用される要素:

      • レポート 2 の金額 (1258.56 US ドル)
      • 内部レート INT
      • 財務諸表の処理中に設定されたレート日
    2. カナダドルでの金額の計算に使用される要素:

      • 前のステップで算出されたユーロでの金額 (1200.00 ユーロ)
      • 財務諸表のレートタイプ FST
      • 財務諸表の処理中に設定されたレート日
  • 利益と損失の金額は、次のように計算されます。

    履歴金額 - 現在の金額
通貨の計算および使用する通貨システム
標準通貨システム | 依存通貨システム| 独立通貨システム | 単一通貨システム