外部レポートツール用の財務データ処理

財務諸表を定義した後、財務諸表の情報を FST レポートテーブル用に処理し、外部レポートライタを使用してこのテーブルに基づいて財務レポートを作成できるようにする必要があります。パフォーマンス上の理由から、エクスポート処理は次の 2 つの部分に分割されます。

  1. 財務会計総勘定元帳および FSB の値が中間テーブルにエクスポートされ、貸借対照表、損益計算書、年初来値、および予算価値など必要な残高はすべて計算されます。
  2. 財務諸表はそれぞれに処理されるため、中間値が財務諸表構造とマージされます
ステップ 1.  実際価額コードパラメータの設定

財務諸表パラメータ (tffst0500m000) セッションで実際価額コードパラメータを設定します。

ステップ 2. 財務諸表値のエクスポート

財務値のエクスポート (tffst1204m000) セッションを実行して、財務値テーブル (tffst305) に総勘定元帳テーブルおよび FBS テーブルからの財務値を入力します。定期的な貸借対照表や年初来の値などの計算値も、財務値テーブルにエクスポートされます。

ステップ 3. 財務値と財務諸表のマージ

財務諸表値の処理 (tffst1205m000) セッションを実行して、エクスポートされた財務値と財務諸表をマージします。

財務諸表値の処理 (tffst1205m000) セッションで財務諸表の勘定科目構造エクスポートチェックボックスをオンにした場合は、ステップ 4 をスキップできます。

財務諸表の勘定科目構造エクスポートチェックボックスがオフの場合は、ステップ 4 に進みます。

元帳勘定階層をエクスポートチェックボックスまたはディメンション階層のエクスポートチェックボックスをオンにした場合は、ステップ 5 をスキップできます。

ステップ 4. 財務諸表の勘定科目構造のエクスポート (オプション)

財務諸表値の処理 (tffst1205m000) セッションの財務諸表の勘定科目構造エクスポートオプション (ステップ 3) をまだ使用していない場合は、ここで財務諸表の勘定科目構造のエクスポート (tffst1220m000) セッションを実行して、勘定科目構造を FST レポートテーブルにエクスポートできます。財務値を変更せずに特定の財務諸表の親子構造を変更した場合も、このセッションを使用して財務諸表用元帳勘定構造をエクスポートできます。この場合、値をステップ 2 および 3 で説明しているように再度エクスポートおよび処理する必要はありません。

注意: 財務諸表用元帳勘定構造は、構造を FST テーブルに問題なくエクスポートできるように、正しく設定する必要があります。詳細は、次の情報を参照してください: 外部レポートツール用の財務諸表用元帳勘定構造

ステップ 5. 元帳勘定階層およびディメンション階層のエクスポート (オプション)

元帳勘定またはディメンションに基づいて財務諸表を定義した場合、次のセッションを使用できます。

  • 財務諸表用元帳勘定やその親子関係をエクスポートする以外にも、このセッションを使用して、元帳勘定階層を元帳勘定階層 (tffst320) テーブルにエクスポートすることもできます。
  • 財務諸表用元帳勘定やその親子関係をエクスポートする以外にも、このセッションを実行して、1 つまたは複数のディメンション階層をディメンション階層テーブル (tffst331-tffst335) にエクスポートできます。
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