財務諸表の作成
財務諸表 (tffst1500m000) セッションで、親子勘定およびサブレベルを使用して勘定科目構造を設定します。財務諸表と統合財務諸表の 2 つのタイプの財務諸表を設定できます。
さまざまなセッションを使用して財務諸表をコピーできます。元帳勘定から財務諸表用元帳勘定へ、またはディメンションから財務諸表用元帳勘定へコピーできます。財務諸表の値から元の LN 取引にドリルダウンできるようにするには、付属書類レイアウトを財務諸表にリンクする必要があります。
財務諸表または統合財務諸表を作成するには
ステップ 1. 財務諸表または統合財務諸表のヘッダの作成-
財務諸表 (tffst1500m000) セッションで新規作成をクリックします。財務諸表 (tffst1600m000) セッションが開始されます。
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取引明細書詳細領域で、次の項目を指定します。
- コードと記述
- 財務諸表タイプ: 財務諸表または統合財務諸表
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会計体系のタイプ
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財務諸表レイアウト (tffst0110m000) セッションで作成された、該当する財務諸表レイアウトのコード
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該当する場合は、付属書類詳細領域で次の項目を指定します。
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財務諸表レイアウト (tffst0110m000) セッションで作成された、該当する付属書類の財務諸表レイアウトのコード
- 必要に応じて、財務諸表データの取得方法を決定する取引の処理フィールドの設定を変更します。
ステップ 2. 財務諸表用元帳勘定の定義財務諸表または統合財務諸表には、財務諸表に表示するラインを表す勘定を定義する必要があります。
財務諸表用元帳勘定を定義するには
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財務諸表 (tffst1600m000) セッションの財務諸表用元帳勘定タブで、新規作成をクリックします。
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- ラインを保存します。
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オプションで、ラインを開いて次の詳細を指定します。
勘定タイプの使用
財務諸表勘定を設定する場合は、次の勘定タイプを使うことができます。
価値
サブレベルが 0 (ゼロ) の場合、リンクされた元帳勘定やディメンション、またはキャッシュフロー理由の金額を表示する勘定。サブレベルがゼロより大きい場合は、リンクされた子勘定の合計を表示します。この値が選択されている場合は、借方であるか貸方であるかも指定する必要があります。これによって、借方/貸方の値の場合に金額がマイナス記号付きで出力されるかどうかが決まります。
例については、勘定タイプ価値の例を参照してください。
テキスト
このタイプは、レポートにテキストを追加するために使用します。財務諸表レイアウトの勘定テキストの位置フィールドで 0 より大きい値を選択していることを確認してください。テキスト勘定は 2 つの方法で使用できます。
テキストあり
適切なメニューからテキストエディタコマンドを選択し、必要に応じてテキストを入力します。テキスト領域で適切なメニューから [ズームセッションの開始] を選択すると、いくつかの変数を使用できます。テキスト勘定科目のテキストを出力するには、財務諸表値の出力 (tffst1450m000) セッションでテキスト勘定のテキストを出力チェックボックスをオンにします。
テキストなし
この結果、記述のある財務諸表用元帳勘定のみが定義されます。勘定テキストの記述の長さが 1 行を超える場合や、財務諸表用元帳勘定のリストの上にヘッダが必要な場合に便利です。
例
上記の勘定科目を出力すると、次のような結果になります。
比率
この勘定タイプを選択する場合は、比率 (tffst6100m000) セッションを使用して比率 (詳細は、次の情報を参照してください:
比率の設定) を定義する必要があります。カラム別財務諸表用元帳勘定比率明細 (tffst1124m000) セッションで、各カラムに使用する比率を定義できます。財務諸表用元帳勘定タブで比率勘定が選択されている場合、財務諸表 (tffst1600m000) の適切なメニューからこのセッションを開始できます。
丸め
カラムごとに、値を丸める方法を定義できます。このような丸めによって、端数修正が発生する場合があります。各財務諸表用元帳勘定に、丸め勘定科目を定義できます。財務諸表用元帳勘定の範囲に勘定を割り当てるには、財務諸表用元帳勘定タブの適切なメニューから、丸め勘定の割当を選択します。これによって財務諸表用元帳勘定範囲に丸め勘定を割当 (tffst1220m200) セッションが開始されます。
損益
財務諸表で、為替差損益を使用するかどうかを定義できます。その場合、損益勘定を各勘定について定義できます。勘定科目で未収となっている利益と損失は、この勘定科目に記帳されます。財務諸表用元帳勘定の範囲にこの勘定を割り当てるには、財務諸表用元帳勘定タブの適切なメニューから、損益勘定の割当を選択します。これによって財務諸表用元帳勘定範囲に損益勘定を割当 (tffst1220m300) セッションが開始されます。
調整
カラムごとに、カラムの収支を合わせるよう定義できます。借方合計と貸方合計 (すべてレベル 0) との差額は、調整タイプの財務諸表用元帳勘定に記帳されます。
ステップ 3. 財務諸表用元帳勘定のリンク既存の元帳勘定、ディメンションまたは財務諸表構造の使用
財務諸表用元帳勘定構造を最初から定義しなくても、既存の元帳勘定またはディメンション構造を、財務諸表用元帳勘定構造の基礎として使用できます。そのためには、次のセッションを使用できます。
ステップ 4. 財務諸表のチェック財務諸表に不明のリンクがあるかどうか、または元帳勘定やディメンションに関して重複するリンクがあるかどうかをチェックするには、財務諸表のチェック (tffst1250m000) セッションを使用できます。このセッションを開始するには、財務諸表 (tffst1600m000) セッションで財務諸表を選択し、適切なメニューから財務諸表のチェックを選択します。すべての適切な元帳勘定を定義したことを検証するには、元帳勘定を含まないものを出力チェックボックスをオンにして確認します。
ステップ 5. 財務諸表カラム (外部レポートツールを使用して財務諸表を出力する場合は省略)財務諸表の出力は、カラム内に表示されます。財務諸表カラムタブで、カラムの追加および修正ができます。使用する財務諸表レイアウトで定義されているのと同じカラム数を定義してください。
ステップ 7. 財務諸表状況を承認済に設定
LN で次のことが確認されます。
- リンクの設定されたレイアウトが作成済か
- カラムが少なくとも 1 つ存在するか
- すべての変数が定義済か
- 財務諸表用元帳勘定が少なくとも 1 つ定義済か
- 必要なすべての損益勘定科目が定義済か
- 比率勘定科目に値が含まれているか
- 各比率の通貨が財務諸表の通貨と一致しているか
注意
- 以上のすべてのチェックが問題なく完了した場合にのみ、財務諸表を承認済に設定できます。
- 承認済の (つまり固定された) 財務諸表のみ、処理や出力に使用できます。