財務諸表レイアウトの作成

LN から直接、またはBIRT を使用して財務諸表を出力するには、まず財務諸表開始レイアウトを作成する必要があります。レイアウトによって以下が決まります。

  • 財務諸表のヘッダの出力方法
  • 財務諸表のラインの出力方法
  • 財務諸表に出力されるカラムの数、およびそのカラムの出力方法

1 つの財務諸表レイアウトを複数の財務諸表で使用できます。

次のレイアウトタイプのレイアウトを設定できます。

  • 財務諸表
  • 統合
  • 付属書類
財務諸表レイアウトを作成するには
ステップ 1. 全体的なレイアウトの定義
  1. 財務諸表レイアウト (tffst0110m000) セッションでグループの作成をクリックします。
  2. レイアウトタイプ財務諸表に設定します。
  3. 新規作成をクリックします。財務諸表レイアウト (tffst0610m000) セッションが開始されます。
  4. コードと記述を入力します。
  5. レイアウトサイズ領域で、次の項目を指定します。

    • フォントサイズ
    • ページ幅 (文字数で指定)
    • 上、下、および左のマージン
    • ヘッダとフッタのテキスト
  6. カラム定義領域で、次の項目を指定します。

    • カラムセパレータ
    • カラムヘッダライン数
    • 財務諸表用元帳勘定カラムヘッダの位置(0 = 出力しない)
    • 財務諸表用元帳勘定記述カラムヘッダの位置(0 = 出力しない)
  7. 必要に応じて適切なメニューからテキストエディタを選択し、ヘッダテキストやフッタテキストを作成します。テキストボックスでは、テキストエディタのメニューから [ズーム] を選択して、ページ数やユーザ名など、ヘッダテキストまたはフッタテキストで使用する変数を選択できます。
ステップ 2. カラムレイアウトの定義
  1. カラムレイアウトタブで、次の項目を指定します。

    • 各カラムの開始位置。定義する必要があるのは金額カラムのみです。ここでは勘定科目番号カラムや記述カラムを定義しませんが、記述には 37 の位置が必要であり、勘定科目番号も出力する場合はさらに 14 必要です。したがって、最初のカラムはこれより後から開始する必要があります。
    • 出力フォーマット
    • カラムヘッダ配置
  2. ここで定義した出力フォーマットの結果をプレビューするには、出力フォーマットフィールドの横の [ズーム] ボタンをクリックします。これによって出力フォーマットのテスト (tffst0801m000) セッションが開始されます。
ステップ 3. 元帳勘定レイアウトの定義
  1. 元帳勘定レイアウトタブで、次の操作を実行します。

    • それぞれの勘定科目とサブレベル、または特定範囲の勘定科目やサブレベルについて、次の項目を指定します。

      • 勘定科目の出力方法
      • レポートのどの位置に勘定科目コードを出力するか(0 = 出力しない)
      • レポートのどの位置に勘定科目を出力するか(0 = 出力しない)
      • 財務諸表ラインの上下にラインを出力するかどうか、出力する場合は、どのタイプのラインを出力するか
      • ラインを出力するのは金額カラムのみか、ページ全体か

      ヒント: 別の財務諸表でも使用できるように、レイアウトはできるだけ一般的なものにしてください。

    • 付属書類レポートの場合は、元帳勘定レイアウトラインを開きます。元帳勘定レイアウト (tffst0112m000) セッションが開始されます。このセッションでは、以下を指定できます。

      • どの付属書類要素をどの位置に出力するか(0 = 出力しない)
      • 会社、元帳勘定、およびディメンション

        これらのフィールドそれぞれに、その位置と記述を定義します。たとえば、ディメンションデータを定義しないと (つまり、各ディメンションの位置と記述がゼロ)、ディメンションデータが出力されません。

  2. オプションで、元帳勘定レイアウトタブの適切なメニューで勘定カラムレイアウトを選択し、元帳勘定カラムレイアウト (tffst0113m000) セッションを開始します。ここでカラム位置の例外を指定できます。このようにして、特定の勘定科目をカラム内でインデントすることができます。

    例: カラム 3 に対して、30 より上のサブレベルの勘定科目を、70 ではなく 69 の位置に配置します。

ステップ 4. 追加レイアウト詳細の定義
  1. 財務諸表レイアウト (tffst0610m000) セッションで、適切なメニューから [詳細] を選択します。
  2. レイアウト定義タブのカラム定義領域で、次のカラム詳細を指定できます。

    • カラムヘッダの前後のライン
    • カラムヘッダ財務諸表用元帳勘定
    • カラムヘッダ財務諸表用元帳勘定記述
  3. テキスト処理タブで、次のテキストとその位置を指定します (0 = 出力しない)。

    • 調整処理テキスト (調整処理の上に出力されるヘッダ)
    • 繰越テキスト
    • 総計テキスト合計は財務諸表用元帳勘定の親子構造を使用して計算されるため、通常はこれを使用しません。
  4. 問題テキストタブで、次の場合に使用される各種の問題テキストを指定します。

    • ゼロ除算
    • 選択範囲外
    • 不明な分母勘定
    • カラム 1 金額なし
    • 分母カラム金額なし

    狭いカラムを使用する場合や略語メッセージを使用する必要がある場合は、これらのテキストを編集します。また、財務諸表にエラーメッセージを出力したくない場合は、これらのフィールドからメッセージを削除する必要があります。

ステップ 5. レイアウトの生成

財務諸表レイアウト (tffst0610m000) セッションでレポートの生成をクリックします。現在のパッケージ VRC を変更しなければならない場合があります。変更についてはシステム管理者にお問合せください。

ステップ 6. レイアウトの確認

財務諸表レイアウト (tffst0610m000) セッションで財務諸表レイアウトの出力をクリックし、ダミー財務諸表レイアウトの出力を選択して結果を確認します。