調達カードによる支払

デスクトップ受領とは、入力された購買要求の予想購買請求書が LN により転記されることです。購買要求 (tfacp2528m000) セッションで、購買要求についてデスクトップ受領を行うチェックボックスをオンにした場合、LN は、購買要求の保存時に受取予定請求書 (GRNI) 勘定に転記します。期間終了時には、調達カード取引明細書とまだ照合していない購買要求の見越金額が次の期間に移動します。

デスクトップ受領を行う調達カード取引明細書に対しては、価格差額が LN により計算されます。定義済の許容範囲を超える価格差額は、承認する必要があります。詳細については、価格差額と追加コストの承認を参照してください。

デスクトップ受領を行うチェックボックスがオフの場合、購買要求の入力時に転記は行われません。期間終了の時点で、見越/振戻仕訳の転記 (tfacp2260m000) セッションを使用して、支払の調達カード取引明細書が受領されていない購買要求を見越計上することができます。見越計上転記後、LN は、デスクトップ受領を適用する購買要求と同じ方法で、購買要求を処理します。

調達カード会社は、調合カード取引明細書ラインごとに照合ラインを作成します。この照合ラインには、要求日付、発注先、および品目などの照合フィールドの組合が含まれています。調達カード会社ごとに、調達カード取引明細書ラインで使用する照合ラインのフォーマットを定義できます。このフォーマットはデータフィールド間のセパレータまたはデータフィールドの固定長のいずれかにもとづいています。

調達カード (tfacp0508m000) セッションで調達カード定義を入力する場合、調達カード会社を入力し、調達カード会社で使用する照合コードフォーマットを選択する必要があります。購買要求 (tfacp2528m000) セッションで購買要求を入力する場合、商品の支払に使用された調達カードを指定する必要があります。LN は入力したデータから購買要求の照合ラインを作成し、調達カードにリンクしたフォーマットで入力します。

調達カード取引明細書および/または購買要求を XML ファイルとしてインポートする場合、このファイルには照合ラインが含まれます。照合ラインは、調達カード取引明細書と購買要求を照合する前にマニュアルでチェックし、必要に応じて修正することをお勧めします。

過去の調整ラインは、前の未払いまたは一部支払済になっている調達カード取引明細書の未決済金額を表します。過去の調整分類の調達カードラインを入力する場合、LN は前の調達カード取引明細書をクローズします。未決済金額は、現在の取引明細書の過去の調整ラインを使用して支払われます。

超過請求は、調達カード取引明細書により請求された商品の数量が購買要求で指定した数量を超える場合に発生します。購買要求 (tfacp2528m000) セッションで、超過請求の処理方法を選択できます。どの方法を選択した場合にも、購買要求は転記済に設定されます。