生産高比例法による減価償却額を計算するには

生産高比例減価償却 (UOP) は、資産耐用年数が期間数ではなく単位数によって記録される資産の減価償却方法です。

この方法は資産からの出力の合計単位数が、その資産耐用年数を通じて正確に推測可能なときに使用します。

減価償却の計算は、最後の減価償却以降に使用された、単位数で表された資産耐用年数と比較した相対的単位数にもとづいて行われます。

たとえば、生産高比例減価償却法を使用した原価 $100,000、耐用年数が 20,000 の資産があるとします。この期間に 100 単位減価償却し、その結果減価償却額が $100,000 x (100 ÷ 20,000) = $500 となります。

生産高比例減価償却による資産の減価償却では、使用された単位数を減価償却の対象となる期間にわたって均等に割り当てることが必要となります。通常は、使用した単位数と 1 つの期間における減価償却を入力します。この場合、使用された単位数はその単一の期間内に償却されます。

また使用単位数の値を入力し、複数の期間にわたって減価償却を行うことも可能です。これにより、使用単位数の減価償却は、減価償却の対象期間にわたって均等に分割されます。

たとえば使用単位数が 96 単位で、99 年 1 月 1 日から 99 年 2 月 28 日までの期間で減価償却するとすれば、この 96 単位は 2 つの期間にわたって均等に分割されます。

  • 定期減価償却を使用することにより、各期間ごとに 48 単位が減価償却されます
  • 日次減価償却を使用することにより、最初の期間では 31 ÷ 59 x 96 = 50.44 (丸めにより 50 単位)、2 番目の期間では 28 ÷ 59 x 96 = 45.55 (丸めにより 46 単位) が償却されます

次の公式が使用されます。

  • 米国税金帳簿:
減価償却額 = (原価 - 残存価額 - 179 条控除額) x (事業占有率 ÷ 100) x (減価償却すべき単位数 ÷ 総単位数)
  • その他の帳簿:
減価償却額 = (原価 - 残存価額) x (減価償却すべき単位数 ÷ 総単位数)

MACRSACRS では、残存価額は米国税金帳簿および商業帳簿の減価償却には適用されません。