一括資産調整

一括調整により、多くの資産に対して同時に調整を行うことができます。一括調整は資産が計上されてから除売却されるまでのいつでも行うことができます。一括調整は資産の値、またはその資産に関連する個々の帳簿の値について行うことができます。特定の帳簿の調整の詳細については、資産帳簿の調整のトピックを参照してください。いずれの場合にも、LN は一括調整による仕訳を、その資産のデフォルトの総勘定元帳帳簿の値を使用して行います。

注意

一括調整にも、資産の調整と同じ制限が適用されます。詳細については、資産調整の制約トピックを参照してください。

入力した一括調整ごとに、LN は取引条件に適合する資産と帳簿に指定した変更を加え、各資産の古い値を履歴として記録します。これにより資産およびそれに関連する帳簿に対し、その資産耐用年数中に行われたすべての変更について照会し、それを表示することができます。

一括調整ごとに、それが有効となる日付 (発効日) を入力します。調整した値に基づいて、LN は減価償却を訂正することがあります。所有者コードまたは事業占有率に対する変更では、LN は発効日から修正を行います。LN では、ビンテージ/グループ勘定、自動的に示される状況または指定した状況、保管場所、分配、数量、ITC 方法に対する変更については、減価償却の修正を行いません。ただし、発効日に応じて、LN が調整入力を行うことがあります。

注意

発効日として、資産の稼働日よりも前の日付を指定することはできません。

一括調整を記録する他に、次の 2 つのタイプの調整が可能です。

  • 単独の調整 ‐ 1 つ以上の資産に対し、個別に同様な変更を行います。詳細については、資産調整のトピックを参照してください。
  • ビンテージ/グループ勘定科目の調整 ‐ 資産減価償却範囲 (ADR) または修正加速償却制度 (MACRS) グループ税金レポートの対象となる資産を、それらが属するビンテージ/グループ勘定科目を通じて調整します。詳細については、ビンテージ/グループ勘定の調整トピックを参照してください