購買請求書の承認

買掛金で、購買請求書を発行して処理を続行するには、次のタイプの請求書承認を使用します。

  • 受取済購買請求書 (tfacp1500m000) セッションで受取を記録した場合、割当承認者を請求書にリンクすることができます。割当承認者は、請求書を検証して登録することができます。

  • 購買請求書入力 (tfacp2600m000) セッションで請求書を登録する場合、請求書を自動支払手順の対象から除外するには、その請求書に保留理由をリンクします。請求書をブロックする理由として、たとえば、不正確な数量、不正確な価格、あるいは受領した商品の欠陥などが考えられます。以降の処理に向けて請求書を発行するには、割当承認者が保留理由を削除する必要があります。

  • 請求額がオーダ金額と異なり、差額が照合許容範囲を超える場合、承認済ユーザは価格差額および追加コストを承認する必要があります。

  • 支払承認が必須の請求書のタイプに関しては、承認済ユーザが支払請求書を承認する必要があります。

注意

現預金管理で、ユーザによる支払の処理と支払バッチの承認を許可することができます。詳細については、現預金管理での支払権限 – 設定を参照してください。

レポートの出力

割当承認者または承認済ユーザがアクションを取ってはじめて以降の処理が可能になる請求書に関しては、未承認請求書の出力 (tfacp1402m000) セッションでレポートを出力することができます。

レポートには、次のアクション (1 つまたは複数) を必要とする請求書が表示されます。

  • 保留理由の削除
  • 価格差額および追加コストの承認
  • 支払の承認
購買請求書の承認履歴

購買請求書の承認履歴に関しては、次の請求書明細の履歴が LN で登録されます。

  • 価格差額および追加コストの承認
  • 支払の承認
  • 保留理由
  • 割当承認者
  • 請求書の承認期限

LN の請求書権限履歴 (tfacp2510m000) セッションで、現在の値、前の値、変更を行ったユーザおよび割当承認者、および修正日が表示されます。

全額支払済の購買請求書をアーカイブし削除した場合、承認履歴も LN によってアーカイブ、削除されます。