統合マッピング体系の特徴このトピックでは、LN 統合マッピング体系の主な特徴について説明します。 柔軟性と整合性 マッピング体系の柔軟性および整合性を保証している特徴は、次のとおりです。
調整のサポート 調整処理では、財務取引を関連するロジスティック取引データと照合して、財務会計の転記が正しいかをチェックし、検出された差額を訂正します。マッピング体系の設定の仕方は、どの程度まで調整が可能になるかを決定付ける要素になります。 広範な調整のサポートは、マッピング体系の次のような特徴によるものです。
バージョン管理 LN では、マッピング体系のバージョン管理が実行されます。マッピング体系バージョンは、同時に複数存在することが可能ですが、統合取引のマッピングに使用する統合マッピング体系の有効なバージョンは一度に 1 つのみです。 有効マッピング体系バージョンは、変更不可能です。個別の前日付取引は、以前に有効だったマッピング体系バージョンにもとづいてマニュアルでマップできます。たとえば、取引時間に有効だったマッピング体系バージョンにもとづいて、前日付取引をマップすることも可能です。 会社でマッピング要件が変わった場合は、先に新バージョンのマッピング体系を作成した後、現在の統合取引に影響を与えることなく変更を行うことができます。 統合マッピング体系の構成要素のうち次のものは、単一のマッピング体系コード/バージョン変換の組合せに一意に適用されます。
LN では 2 つのマッピング体系バージョン間の差異に関する比較レポートを出力できます。 各マッピング体系バージョンには改訂テキストが添付されます。この改訂テキストを使用して、新規バージョンを作成した理由を示すことができます。新規のマッピング体系バージョンを有効にすると、以前のバージョンがメンテナンスされるようになります。 マッピング体系バージョンは統合取引ログデータの一部であるため、特定の統合取引が特定の方法で転記された理由を常にチェックできます。 オープン性により拡張に対応可能 統合マッピング体系はオープンであるため、作業管理および統合サードパーティアプリケーションを将来拡張した場合、生成された新規タイプの統合取引を統合マッピング体系に容易に追加できます。その際、データモデルを変更する必要はありません。 この目的のために、ユーザ定義コードが生成される代わりに、事前定義済の内部コードにもとづいて統合マッピング体系のさまざまな構成要素に対応した一般コードおよび固有コードが生成されます。たとえば、統合伝票タイプには 10001024 や 10072089 などのコードが割り当てられ、マッピング要素には 014505000000 や 014505495600 などのコードが割り当てられます。その結果、LN のさまざまなインストールで、同じ統合伝票タイプおよびマッピング要素に対して同じコードが生成されます。 マッピング体系の構成要素 マッピング体系は、次の構成要素から成ります。
統合マッピング体系を設定する基本手順は、次のステップから成ります。
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