資産帳簿再評価 (tffam3200m000)

セッションの目的:  資産の現在の値を更新し、帳簿価額における業務変更を反映します。指定した年のインデックス量に基づいて資産を再評価できます。インデックス値インデックス (tffam3101m000) セッションで入力できます。

注意

推定以外のタイプの帳簿の場合、再評価年度が現在の年度より遅い場合は再評価が実行されません。

再評価は 2 年目にのみ行われます。

オリジナルコスト1000
資産耐用年数5 年
減価償却方法SL
2 年目の再評価20%

 

年度減価償却A/D現在原価最初正味帳簿価額最終正味帳簿価額
120020010001000800
22504501200800+200750
32507001200750500
42509501200500250
5250120012002500

 

例 2

再評価は 2 年目と 3 年目に行われます。2 年目および 3 年目のインデックス値を表示する必要があります。

オリジナルコスト1000
資産耐用年数5 年
減価償却方法SL
2 年目の再評価20%
3 年目の再評価20%

 

年度減価償却A/D現在原価最初正味帳簿価額最終正味帳簿価額
120020010001000800
22504501200800+200750
33177671400750+200633
431710841400633316
5316140014003160

 

減価償却額 = 開始年度の NBV ÷ 減価償却の残余年数

年度末の正味帳簿価額 (NBV) = 現在の原価 - 減価償却累計額

ネットチェンジ = 現在の年度のインデックス ÷ 前年度のインデックス

新しい現在原価 = ネットチェンジ × 現在原価

注意

調整は、資産計上日付での資産の価額を基準とします。稼働日が資産計上日付よりも前で、稼働初年度の再評価を基準にしたい場合は、資産帳簿 (tffam1510m000) セッションの最終再評価年度フィールドに稼働の初年度を入力する必要があります。

例: 最終的な再評価の日付を入力しない場合

稼働日 = 01-01-2010

取引額 = 1000

資産耐用年数 = 5 年

資産計上日付 = 01-01-2012

インデックス年度 2010=100

インデックス年度 2011=110

インデックス年度 2012=120

1-1-2011 に算出される再評価: 資産計上日付での価額 1000 × 120 = 1200。

この金額を 2011 のインデックスで乗算: 1200 × 110 = 1320

年度減価償却減価償却累計額現在の原価最初正味帳簿価額最終正味帳簿価額
120020010001000800
22804801320800+320=1120840
33201440840+120=960640
43201440640320
532014403200

 

 

選択範囲
資産帳簿
資産に関連付けられた帳簿を識別します。帳簿コードにより、資産に使用される帳簿を定義し、取引データを記録することができます。各資産には少なくとも 1 つの資産 ‐ 帳簿関係が必要です。
オプション
再評価インデックス
選択された再評価インデックスに従って、選択した資産帳簿の調整処理が行われます。

再評価インデックスはインデックス (tffam3101m000) セッションでメンテナンスされます。

再評価年度
再評価を計算したい年度を選択します。
理由
新しい調整処理に対する調整理由タイプの理由コードを入力します。

理由コードは理由 (tffam6550m000) セッションでメンテナンスされます。

仕訳を入力しない
このチェックボックスがオンの場合、この取引に関して、総勘定元帳モジュールでは仕訳は作成されません。
エラーレポートを出力
このチェックボックスがオンの場合、エラーレポートも出力されます。