ピックアップシート (tdsls3107m200)

セッションの目的:  ピックアップシートラインが表示されます。

ピックアップシートラインには主に品目、数量および日付情報が含まれます。

ピックアップシートライン情報は次の場合入力されます。

  • 販売発行ライン詳細 - ピックアップシートは販売発行の処理 (tdsls3208m000) セッションでマニュアルで処理されるか、自動処理されます。
  • 販売スケジュールラインはマニュアルで作成され、次の処理が行われます。
    • 販売スケジュール (tdsls3111m000) セッションで、販売スケジュールにリンクされたピックアップシートにリンクチェックボックスがオンになります。
    • 新しい出荷参照は、販売スケジュールライン (tdsls3107m000) セッションの出荷参照フィールドで入力されます。
注意

ラインをダブルクリックすると、販売スケジュールライン (tdsls3107m000) セッションが開始されます。ピックアップシートラインは販売スケジュールライン (tdsls3107m000) セッションで更新できます。

関連トピック

 

販売先取引先
一般的には顧客の購買部署。つまり、企業が扱う商品またはサービスに対してオーダを出す取引先、企業がメンテナンスを請け負う設備機器の所有者、または企業が実行するプロジェクトの受益者を意味します。

販売先取引先との契約には次のような事柄が含まれます。

  • 別途取り決めない限り適用される、価格と値引についての合意内容
  • 別途取り決めない限り適用される、販売オーダについての合意内容
  • 受渡条件
  • 関連する出荷先取引先および請求先取引先
開始日
ピックアップシートの開始日および時間開始日は、ピックアップシートを適用する期間の最初の日付です。
出荷先取引先
オーダ商品の出荷先取引先。通常、これは顧客の物流センタまたは倉庫を表します。この定義には、商品の出荷元となるデフォルト倉庫、運送業者および関連の販売先取引先が含まれます。
終了日
ピックアップシートの終了日および時間終了日は、ピックアップシートを適用する期間の最後の日付です。
出荷参照
ピックアップシートを識別する参照

このフィールドは、異なる販売スケジュールの販売スケジュールラインを 1 つの出荷にまとめるために使用します。

運送業者/LSP
出荷先取引先への商品の輸送責任を負う会社
品目
ピックアップシートライン/販売スケジュールラインで要求される品目
顧客品目
コーディングシステムの顧客品目コード。この品目コードは、社内で使用されている品目コードに自動変換されます。

外部品目コードと内部品目コードは、品目コードシステム - 品目 (tcibd0104m000) セッションで指定できます。

顧客品目改訂
顧客品目コードの改訂
注意

このフィールドは、顧客品目も指定した場合にのみ指定できます。

デフォルト

このフィールドのデフォルト値は、次の場所から取得されます。

  1. 販売発行
  2. 販売発行に値が入力されていない場合は、取引先品目 - 改訂 (tcibd0114m000) セッションでそのピックアップシートの開始日に基づき取得されます。
オーダ数量
ピックアップシートライン/販売スケジュールラインに対する所要品目の数量
オーダ数量
オーダ数量の表示単位
納入数量
ピックアップシートライン/販売スケジュールラインに対する納入済の数量
納入数量
品目が販売される単位
参照
このフィールドには、販売契約の追加情報が入ります。この情報は販売契約 (tdsls3500m000) セッションの参照 Aフィールドから取得されます。
保留に設定
このチェックボックスがオンの場合、ピックアップシートライン/販売スケジュールラインは保留になっています。そのピックアップシートライン/販売スケジュールラインに関しては、以後の販売スケジュール処理は実行できません。

次の手順でピックアップシートラインを保留にすることができます。

  • ピックアップシート (tdsls3107m100) セッションで、ピックアップシートを選択し、適切なメニューで保留に設定 (H) を選択します。リンクされたすべてのピックアップシートラインは保留されています。
  • ピックアップシートラインをダブルクリックすることで開始される販売スケジュールライン (tdsls3107m000) 詳細セッションで、適切なメニューから保留に設定をクリックします。
注意

保留に設定できる販売スケジュールラインは、状況が作成済調整済または承認済のもののみです。

次の手順で保留状況を解除することができます。

  • ピックアップシート (tdsls3107m100) セッションで、ピックアップシートを選択し、適切なメニューで保留の取消 (D) を選択します。
  • 販売スケジュールライン (tdsls3107m000) 詳細セッションの保留の取消 (H)をクリックします。
スケジュールラインテキスト
このチェックボックスがオンの場合、テキストが表示されます。
梱包参照 A
梱包を構築する基準の 1 つであり、物流ゾーンまたは工順コードを参照します。

関連トピック

梱包参照 B
梱包を構築する基準の 1 つであり、消費値または仕向地を参照します。

関連トピック

スケジュール
ピックアップシートライン/販売スケジュールラインがリンクされる販売スケジュール
スケジュールタイプ
販売スケジュールタイプ。ピックアップシートの販売スケジュールタイプは常に出荷スケジュールです。
スケジュール改訂
販売スケジュールの改訂を一意に識別する番号。販売スケジュール改訂番号は、取引先に送付される販売スケジュールの更新を示します。
スケジュール位置
特定の日付および時間に特定の取引先に供給する品目についての各所要量を識別する番号
納入地点
品目を納入する必要がある取引先の納入地点
状況
販売スケジュールラインの状況は、販売スケジュール処理における販売スケジュールラインの段階を示します。

指定可能な値

販売スケジュール状況

確認数量
顧客に確認済のオーダ数量
注意

このフィールドは、導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0500m000) 詳細セッションの確認の使用 (販売) チェックボックスがオンの場合にのみ入力できます。

確認数量
確認数量の表示単位
オーダ日付
オーダがマニュアルで指定された、または自動的に生成された日付
確認日
オーダ数量が販売先取引先に確認された日付
注意

このフィールドは、導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0500m000) 詳細セッションの確認の使用 (販売) チェックボックスがオンの場合にのみ入力できます。

時間単位
終了日から開始日までの時間の長さ

時間単位が、

  • 「時間」 の場合、終了日開始日の 1 時間後です。
  • 「日」 の場合、終了日開始日の 1 日後です。
  • 「週」 の場合、終了日開始日の 1 週間後です。
  • 「月」 の場合、終了日開始日の 1 ヶ月後です。
  • 「4 週間」 の場合、終了日開始日の 4 週間後です。
  • 「適用なし」 の場合、終了日開始日と同じです。
顧客の所要量タイプ
取引先から販売スケジュールラインに関して受け取った、所要量タイプ
注意

顧客の所要量タイプにより、所要量タイプフィールドの値を決定できます。

所要量タイプ
販売スケジュールライン所要量タイプによって、販売スケジュールラインを承認した場合に実行されるアクションが決まります。
出荷先住所
倉庫に出荷
品目の出荷先となる倉庫
有効化コード
有効化構成品目に関する差異をモデル化するために使用する、販売オーダラインやプロジェクト成果物ラインなどの参照番号
設計品目改訂
改訂管理品目の改訂コード
長さ
品目の長さ

品目の長さは、指定した販売単位に物理量として 「長さ」、「面積」、または 「容積」 がある場合にのみ表示されます。

高さ
品目の厚さ

品目の厚さは、指定した販売単位に物理量として 「長さ」、「面積」、または 「容積」 がある場合にのみ表示されます。

品目の幅

品目の幅は、指定した販売単位に物理量として 「長さ」、「面積」、または 「容積」 がある場合にのみ表示されます。

最終納期
販売スケジュールラインに関する商品を出荷した最終日
最終出荷
販売スケジュールラインに対する最終出荷の番号
支払
このフィールドを使用して、販売スケジュールラインを発行する販売オフィスと、顧客の間の支払を定義します。

デフォルト

このフィールドのデフォルト値は、オーダ条件 (tctrm1130m000) セッションから取得されます。

指定可能な値

支払

自己請求
このチェックボックスがオンの場合、 自己請求が販売スケジュールラインに適用されます。この場合、請求書は販売先取引先によって作成されます。

デフォルト

このフィールドのデフォルト値は、販売スケジュール (tdsls3111m000) セッションから取得されます。

関連トピック

最終請求日
販売スケジュールラインに関する最終請求書が出力された日付
最終請求会社
販売スケジュールラインのために送付された最終請求書上に指定されている財務会社
最終取引タイプ
販売スケジュールラインに対する最終請求書オーダラインを財務会計に転記するために使用する処理タイプ
最終請求書
販売スケジュールラインに関して出力された最終請求書の番号
オーダのタイプ
販売スケジュールラインの発行先のオーダのタイプ
注意

このフィールドが倉庫移動に設定されていて、スケジュールラインが倉庫管理に発行されると、スケジュールラインの倉庫から倉庫に出荷への転送オーダが作成されます。

指定可能な値

オーダの種類

関連トピック

オーダ
販売スケジュールラインの発行先のオーダの番号
ライン
スケジュールラインから発生する倉庫オーダまたは販売オーダのポジション番号を識別する番号。このフィールドは、オーダとスケジュールラインの間に 1 対 1 の関係がある場合にのみ記入されます。複数の製造オーダまたは連番情報による 1 対複数の関係に関しては、オーダフィールドのみが記入されます。製造詳細および連番詳細は、対応する倉庫オーダで見つけることができます。
連番
スケジュール要件で発生するオーダラインの順番を識別する番号
計画入庫日
商品の移送先倉庫への到着予定日

販売スケジュールの設定値によって、次のように処理が異なります。

  • 出荷基準の場合、取引先が倉庫で品目を受け取る必要があります。そのため、計画入庫日開始日と同一になります。
  • 入庫基準の場合、取引先の倉庫に品目を納入する必要があります。この場合、デフォルトの開始日終了日が、計画入庫日に基づいて計算されます。また、LN に開始日および終了日を計算させることもできます。その場合は、[計算] をクリックします。

開始日終了日は、計画入庫日に基づいて次のように計算されます。

  • 販売スケジュールライン (tdsls3107m000) セッションの倉庫フィールドで指定された倉庫の住所を取得します。
  • 住所を販売スケジュール (tdsls3111m000) セッションから取得します。
  • これら 2 つの住所間の輸送時間を計算します。
  • 計画入庫日から逆算し、輸送時間を加味して開始日を決定します。
  • 開始日から起算して、時間単位を加味して終了日を決定します。
倉庫
商品を出荷元となる倉庫
注意

オーダのタイプフィールドが倉庫移動に設定されている場合、このフィールドは必須入力です。

ロット
特定の所要量に適用するロット ID
税金コード
販売スケジュールラインに適用する税金コード
注意

このフィールドに入力できるのは、VAT タイプの税金コードのみです。

関連トピック

免税理由
取引先が、ある取引および管轄区域に関して免税となる、理由コード
注意
  • 販売請求書に免税理由が出力されます。
  • このフィールドは、税金パラメータ (tctax0100m000) セッションで免税レベルパラメータが拡張に設定されている場合のみ適用されます。
  • このフィールドには、税金パラメータ (tctax0100m000) セッションの検索順序 (税金ライブラリ) グループボックスで定義されているように、税金詳細の取得に使用される方法がデフォルト値として入ります。
  • 理由コードは、計画入庫日によって評価されるため、免税タイプのコードにし、有効な日付にする必要があります。

関連トピック

免税証明書
税務当局によって販売先取引先に割り当てられた免税証明書
注意
  • このフィールドは、税金パラメータ (tctax0100m000) セッションで免税レベルパラメータが拡張に設定されている場合のみ適用されます。
  • このフィールドには、税金パラメータ (tctax0100m000) セッションの検索順序 (税金ライブラリ) グループボックスで定義されているように、税金詳細の取得に使用される方法がデフォルト値として入ります。

関連トピック

課税国
税目的で使用する

関連トピック

取引先課税国
取引先の税金 ID が登録されている
免税
このチェックボックスがオンの場合、 免税が適用されます。
注意

税金パラメータ (tctax0100m000) セッションの免税レベルパラメータの設定値によって次のように異なります。

  • パラメータの設定値が制限付になっていて、このチェックボックスをマニュアルでオンにした場合、税金コードは税金処理 (tctax0138m000) セッションの免税 販売フィールドの値がデフォルト値となります。このチェックボックスをマニュアルでオフにした場合、税金コードは変更されません。
  • パラメータの設定値が拡張となっていて、このチェックボックスをマニュアルでオンにした場合、税金コードは変更されません。このチェックボックスをマニュアルでオフにすると、免税理由フィールドと免税証明書フィールドは、内容が消去されて使用不可になります。

関連トピック

税金分類
その取引について、課税設定の例外を定義するために使用できるオーダヘッダおよびオーダラインの属性。請求元および請求先取引先からデフォルトの税金分類が取得されます。

たとえば、税金分類を使用して次のことを示すことができます。

  • 請求元取引先への支払は源泉徴収税および社会献金の対象になります。
  • 自社にとって同一の税的側面を持つ取引先、たとえば、外注先またはエージェントなどをグループ化するには
  • 販売オフィスまたはサービスオフィスの所在地の国以外の国で支払う必要のある税金

デフォルト

このフィールドのデフォルト値は、販売スケジュールヘッダから設定されます。

顧客スケジュール番号
取引先のスケジュール番号このフィールドは、参照としてのみ使用します。
顧客スケジュール位置
取引先のスケジュールライン番号。このフィールドは、参照としてのみ使用します。
スケジュール金額
販売スケジュールラインの合計正味額

スケジュールライン額は、次のとおり計算されます。

数量 × 価格 - 値引
スケジュール金額
販売スケジュールの価格および金額が表示される通貨

通貨を販売スケジュール (tdsls3111m000) セッションから取得します。

外注供給ライン
このチェックボックスがオンの場合、販売スケジュールラインは外注スケジュールラインです。

関連トピック

ドック位置
販売スケジュールラインに対する所要品目を納入する、取引先のラインステーション
販売タイプ
実施された販売の種類と回収の種類を識別できる販売オーダのプロパティ。このプロパティは、請求書が作成されたときに販売を正しい売掛金勘定科目に転記するために使用されます。販売請求書を転記するために、LN は販売オーダラインやプロジェクト契約などにリンクされた販売タイプから統制勘定を取得します。
注意

すべての販売タイプに関して、統制勘定が定義されます。販売請求書が転記される際、販売タイプが検索され、転記に使用すべき統制勘定が決定されます。

追加統計情報設定
LN の標準情報としては利用できないが、一部の EU 加盟国で売上申告またはイントラスタット申告に必要とされる、輸出入統計データ

特定のデータを追加イントラスタット情報セットとして定義することにより、イントラスタット統計データに最大 15 個のデータフィールドを追加できます。追加イントラスタット情報セットは、倉庫オーダラインに割り当てることができます。

仕様
このチェックボックスがオンの場合、 仕様が販売スケジュールラインにリンクされます。

関連トピック

 

出荷詳細 (D)
販売スケジュール実際納入ライン (tdsls3140m000) セッションを開始します。このコマンドは、選択したピックアップシートライン/販売スケジュールラインで品目が納入される場合のみ使用できます。
販売スケジュール計画倉庫オーダ
発行ライン (L)
販売スケジュール
販売スケジュール (tdsls3611m000) セッションを開始します。
価格と値引
価格と値引 (tdpcg1600m000) セッションを開始し、スケジュールラインの価格と値引を表示してメンテナンスすることができます。
取消
選択した販売スケジュールラインが取り消されます。販売スケジュールラインの取消ができるのは、状況が作成済調整済承認済オーダ生成済または一部出荷の場合のみです。取消が行われると、取引先残高およびリンクしている契約のコール金額が減額されます。
オーダぺギング
オーダペギングの参照 (cprrp0740m000) セッションを開始します。
仕様
仕様 (tcibd4120m000) セッションを開始します。このコマンドが使用できるのは、ピックアップシートラインに対して仕様チェックボックスがオンになっている場合のみです。
需要ペギング関係
需要ペギング関係 (tcibd4520m000) セッションを開始します。このコマンドが使用できるのは、ピックアップシートラインに対して仕様チェックボックスがオンになっている場合のみです。
最終改訂
このコマンドにマークが付いている場合は、ピックアップシートの最終改訂のみが表示されます。

このコマンドにマークが付いていない場合は、ピックアップシートのすべての改訂が表示されます。