契約は次の要素で構成されます。
- 一般取引先データが記載され、オプションで条件合意が記載された販売契約ヘッダ
- 品目または価格グループに適用される価格/値引合意および数量情報を持つ、1 つまたは複数の販売契約ライン
販売契約納入ライン (tdsls3104m000)セッションの目的: 販売契約ラインのスケジュール納入の表示、入力、メンテナンスを行います。 販売契約納入ラインすべてを総称し、販売契約ラインの納入体系と呼ぶこともあります。 納入体系は、販売契約にもとづくタイムフェーズ納入のリストです。タイムフェーズ納入を指定するには、販売オーダに変換される販売契約納入ラインが必要です。 納入体系は、期限内に販売オーダを生成するための簡易スケジュールです。
注意
契約ラインの状況が有効の場合は、販売契約納入ラインの入力、メンテナンス、削除は行えません。 適切なメニューで、以下の項目を選択できます。
契約 販売契約は、商品の納入について、販売先取引先との合意を登録するために使用します。 契約は次の要素で構成されます。
ライン
販売契約ラインの位置番号 販売オフィス 取引先の販売関係を管理するために、会社のビジネスモデル内で明らかにされている部署。販売オフィスは、組織の販売活動の責任を負う保管場所を識別するために使用します。 品目 購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具。 品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。 非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。
発効日 そのレコードまたは設定が有効となる最初の日。通常、発効日には発効時刻も指定されます。 有効期限 レコードが有効である最終日。失効時間を指定しない場合、有効性は有効期限の最後、つまり 24:00 に終了します。 合意数量 契約の合意条件にしたがって納入しなければならない数量。契約数量は常にゼロより大きくなければなりません。
注意
納入体系をチェックした結果、納入体系の合計数量が契約ラインの合意数量を超えている場合、LN の納入体系に入力されている合計数量で合意数量を更新するかを尋ねるメッセージが表示されます。 販売単位 品目が販売される単位 合意数量 契約の合意条件にしたがって納入しなければならない数量。契約数量は常にゼロより大きくなければなりません。
注意
納入体系をチェックした結果、納入体系の合計数量が契約ラインの合意数量を超えている場合、LN の納入体系に入力されている合計数量で合意数量を更新するかを尋ねるメッセージが表示されます。 棚卸単位 品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。 棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。 要引当数量
契約数量の一部であり、納入体系で納入として予定されていない数量 (販売単位)。 この数量は次のとおり計算されます。 合意数量 - 納入体系に入力されている合計数量 要引当数量
契約数量の一部であり、納入体系で納入として予定されていない数量 (棚卸単位)。 この数量は次のとおり計算されます。 合意数量 - 納入体系に入力されている合計数量 計画納期 販売契約納入ラインに対する計画納期
注意
納入体系をチェックした結果、計画納期が契約ラインの有効期間を過ぎる場合、LN の契約ラインの有効期間を変更するかを尋ねるメッセージが表示されます。 数量 販売契約納入ラインに対するオーダ数量 (販売単位) 数量 (棚卸単位) 販売契約納入ラインに対するオーダ数量 (棚卸単位) 販売オーダ 販売契約納入ラインを変換する販売オーダ数 ロジスティック会社 生成された販売オーダラインを保存するロジスティック会社
納入体系のチェック 入力された納入体系をチェックします。 次の項目についてチェックされます。
販売オーダの生成 選択した販売契約納入ラインから販売オーダ (ライン) を直接生成するか、あるいは納入体系から販売オーダの生成 (tdsls3204m000) セッションを開始して一定範囲の販売契約納入ラインの販売オーダ (ライン) を生成します。 販売オーダ
販売オーダ - ライン(tdsls4100m900) セッションを開始し、販売契約納入ラインに対して生成される販売オーダ (ライン) の表示とメンテナンスができます。
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