契約は次の要素で構成されます。
- 一般取引先データが記載され、オプションで条件合意が記載された販売契約ヘッダ
- 品目または価格グループに適用される価格/値引合意および数量情報を持つ、1 つまたは複数の販売契約ライン
販売契約価格 (tdsls3103m000)セッションの目的: 販売契約価格改訂を表示、入力、およびメンテナンスします。
注意
契約 販売契約は、商品の納入について、販売先取引先との合意を登録するために使用します。 契約は次の要素で構成されます。
ライン
契約ラインの番号 販売オフィス 取引先の販売関係を管理するために、会社のビジネスモデル内で明らかにされている部署。販売オフィスは、組織の販売活動の責任を負う保管場所を識別するために使用します。 品目 購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具。 品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。 非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。
ライン
販売契約価格改訂を識別する番号 契約価格状況 価格改訂の状況 次のいずれかのコマンドを使用して、状況を個々の販売契約価格改訂に割り当てることができます。
発効日 価格改訂の発効日。これは、販売契約ラインの発効日と有効期限の期間内の日付でなければなりません。
注意
価格改訂には発効日つまり開始日はあっても終了日という概念がないため、同時に複数の価格改訂を有効化することはできません。 価格 通貨 一般的に使用されている流通貨幣 (硬貨、債券、紙幣など) 次のような通貨タイプが使用できます。
販売価格単位 品目の販売価格が示される品目単位この単位は、品目の棚卸単位と異なることがあります。 価格帳 価格帳を販売契約価格改訂にリンクするための必須条件は次のとおりです。
つまり、販売契約価格改訂の日付境界は契約に基づいて決まり、数量境界は価格帳に基づいて決まります。 帳簿価格 値引率 マルチレベル値引
このチェックボックスがオンの場合、マルチレベル値引が販売契約価格改訂に適用されます。 値引額 値引コード 値引の適用理由を示す手段。たとえば、顧客が大量のオーダをした場合に値引特典を与えることができます。販売請求書に値引を適用する場合または付加費用を加算する場合には、その理由を示す値引コードを入力できます。 付加費用と値引は、次のものに起因します。
値引スケジュール 販売契約価格改訂にリンクされている値引スケジュール
1 つ以上の値引スケジュールを販売契約価格改訂にリンクするための必須条件は次のとおりです。
つまり、販売契約価格改訂の日付境界は契約に基づいて決まり、数量境界は値引スケジュールに基づいて決まります。 価格と値引 (tdpcg1600m000) セッションではより多くのレベルの値引スケジュールを価格改訂にリンクできます。このセッションを開始するには、適切なメニューから価格と値引をクリックします。価格設定パラメータ (tdpcg0100m000) セッションの値引レベル数フィールドの値によって、価格と値引 (tdpcg1600m000) セッションで最大 5 つのレベルの値引を定義できるかどうかが決定されます。
注意
値引率または値引額フィールドに値を指定しないと、値引スケジュールは入力できません。 値引スケジュールは値引スケジュール (tdpcg0612m000) セッションで指定できます。 数量単位 数量を表す単位 合意数量 契約の合意条件にしたがって納入しなければならない数量。契約数量は常にゼロより大きくなければなりません。 棚卸単位 品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。 棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。 値引 % 総売上価格または購買価格から差し引くことができる割合 値引額 契約ライン値引額
通貨 一般的に使用されている流通貨幣 (硬貨、債券、紙幣など) 次のような通貨タイプが使用できます。
正味額 契約に記録されている商品の合計値 累計による価格計算
このチェックボックスがオンの場合、契約ラインの合計コール数量に基づいて、価格帳および値引スケジュールから価格と値引が取得されます。 販売契約価格帳/値引スケジュールから取得される販売価格/値引は、次の計算に基づいています。 契約コール数量 + 販売オーダ/スケジュールライン数量 (契約ラインの合意数量の単位に変換)
注意
この機能は、価格帳/値引スケジュールが契約にリンクされている場合にのみ適用されます。 例 販売契約ラインに入力される販売契約価格帳は、次のように定義されます。
次の販売オーダラインが作成されます。
出荷時に価格と値引を再設定
このチェックボックスがオンの場合、販売スケジュールがこの契約ラインにリンクされている場合、出荷時に販売スケジュールラインの価格および値引が再計算されます。したがって、出荷される商品の納入済額に、実際の契約価格改訂情報が反映されます。 価格と値引は、次に示すように、販売スケジュールラインの支払フィールドの値に基づき再決定されます。
このチェックボックスがオフの場合、販売スケジュールがこの契約ラインにリンクされている場合、販売スケジュールが承認されて計画済倉庫オーダが作成されたあとに価格と値引を再決定することはできません。
注意
改訂テキスト
このチェックボックスがオンの場合、販売契約価格改訂テキストを表示およびメンテナンスできます。 販売先取引先 一般的には顧客の購買部署。つまり、企業が扱う商品またはサービスに対してオーダを出す取引先、企業がメンテナンスを請け負う設備機器の所有者、または企業が実行するプロジェクトの受益者を意味します。 販売先取引先との契約には次のような事柄が含まれます。
有効化 販売契約価格改訂を有効化して、その状況を有効に変更します。 無効化 販売契約価格改訂を無効化して、その状況をフリーに変更します。
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