入庫累計の更新 (tdpur3432m000)

セッションの目的:  購買スケジュールラインが請求済のために 「ERP 倉庫管理」 による更新が不可能な入庫に関する入庫累計を更新します。

注意

通常、「ERP 倉庫管理」 で入庫の作成または確認中に誤った処理が行われた場合、エラーのある入庫は入庫訂正 (whinh3121s000) セッションで訂正され、入庫累計が自動的に更新されます。しかし、たとえば自己請求処理が行われたときなどに購買スケジュールラインの状況が非常に短時間で 「請求済」 に設定された場合は、「ERP 倉庫管理」 で入庫訂正を実行する時間がありません。このような場合は、このセッションを使用して入庫累計を更新する必要があります。

重要

更新によって入庫累計が訂正されないと、それ以降の入庫累計と販売先取引先の出荷累計との不一致が恒常的に発生してしまいます。これは、販売スケジュール調整 (tdsls3131m000) セッションでは販売側での不一致のみが解決されるためです。したがって、販売スケジュール調整 (tdsls3131m000) セッションで入庫累計が調整された場合には、現行セッションの入庫累計も更新する必要があります。

納入:販売スケジュールにもとづいて 2 つの部品が入庫され、出荷累計が 2 に更新された
入庫:データの入力ミスにより、部品数 3 で入庫処理された。このエラーはスケジュールラインの状況が 「請求済」 に変わるまで検出されないため、入庫訂正は行われない

 

その結果、購買元取引先に購買スケジュールが送付されたとき、および販売スケジュールが承認されたときに、不一致が発生します。販売側では、入庫累計を出荷累計と一致させるための調整が決定されます。購買側で入庫累計を更新しなかった場合、購買スケジュールが次回に送付されるときにその誤った入庫累計が再び送信され、販売側で不一致が発生します。このセッションで入庫累計を更新しないと、誤った入庫累計が、購買スケジュールによって常に販売管理 (SLS) に送信されることになります。

 

スケジュール
累計 (リセット) 日
購買発行は、次の特徴が共通するスケジュールを、1 つの発行番号で送り出すために使用します。
  • 購買元取引先
  • 出荷元取引先
  • 出荷先住所
  • 発行タイプ (資材発行/出荷スケジュール/連続出荷スケジュール)
  • 出荷基準スケジュール/入庫基準スケジュール
  • 通信方法
  • 倉庫
注意

累積のリセットは、累計のリセット (tdpur3230m000) セッションで行うことができます。

処理日
移送先倉庫で品目が実際に入庫した日付
入庫済累計
棚卸単位で示される入庫累計
入庫済累計
品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。

棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。

入庫番号
商品のすべての入庫ごとに割り当てられる連番
入庫数量
ユーザが更新できる納入数量。納入数量は棚卸単位による値です。
梱包票
梱包票の番号