販売価格マトリックス (tdpcg0130m010)

セッションの目的:  販売価格 マトリックスタイプの価格マトリックスを表示、入力、およびメンテナンスします。

 

価格マトリックス
注意
関連する価格マトリックスを指定するたびに自動的に 1 ずつ増加する、価格マトリックスの連番
記述
発効日
価格マトリックスが有効になる開始日と時間。デフォルトの発効日はシステム日付と一致します。
有効期限
価格マトリックスが有効な最終日付。このフィールドに入力しない場合、値引マトリックスは無期限に有効です。
価格帳
指定された期間で有効な価格情報を保存できるエンティティ

価格帳には、次の要素が含まれています。

  • 価格帳のコード、タイプ、および使用法を含む価格帳ヘッダ
  • 品目を含む 1 つ以上の価格帳ライン

数量または価格境界値引スケジュールは価格帳にリンクできます。

価格係数
価格係数は、価格帳の基準価格を増減して単位価格を計算する場合に使用します。価格係数に指定入力する値は、プラスでなければなりません。

たとえば、10% 増加の価格係数は 1.10 で、15% 減少の価格係数は 0.85 です。

品目
購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具。

品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。

非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。

  • 原価品目 (電気代など)
  • サービス品目
  • 外注サービス
  • リスト品目 (メニュー/オプション)
販売先取引先
一般的には顧客の購買部署。つまり、企業が扱う商品またはサービスに対してオーダを出す取引先、企業がメンテナンスを請け負う設備機器の所有者、または企業が実行するプロジェクトの受益者を意味します。

販売先取引先との契約には次のような事柄が含まれます。

  • 別途取り決めない限り適用される、価格と値引についての合意内容
  • 別途取り決めない限り適用される、販売オーダについての合意内容
  • 受渡条件
  • 関連する出荷先取引先および請求先取引先
出荷先取引先
オーダ商品の出荷先取引先。通常、これは顧客の物流センタまたは倉庫を表します。この定義には、商品の出荷元となるデフォルト倉庫、運送業者および関連の販売先取引先が含まれます。
請求先取引先
請求書を送付する取引先。通常、これは顧客の買掛金管理部署になります。この定義には、デフォルト通貨と為替レート、請求方法と請求の回数、顧客の与信限度額情報、支払の条件と方法、関連の回収先取引先が含まれます。
価格設定取引先
同じ価格または価格合意を持つ発注先または販売業者のグループを分類するために使用する親取引先
オーダ発生元
LN セッションなどオーダの元となる情報のソース、または、電話、メールなどユーザ定義のソース
オーダタイプ
オーダの性質または機能、およびその結果としてのメッセージの性質や機能を指定するために使用するコード

例:

  • 通常オーダ対返品オーダ
  • 請求書対貸方票

オーダ手順の一部であるセッション (の順序) を決定する分類。次の分類の 1 つをオーダタイプに割り当てることもできます。コストオーダ、コレクトオーダ、返品オーダおよび外注オーダ。

オーダタイプコードは、単一オーダに関連する ERP の EDI メッセージで必要です。単一オーダに関連する EDI メッセージには、次の処理を行うメッセージが含まれています。

  • オーダ (ANSI X12 850、UN/EDIFACT ORDERS)
  • オーダ変更 (ANSI X12 860、UN/EDIFACT ORDCHG)
  • オーダ確認 (ANSI X12 855 および 865、UN/EDIFACT ORDRSP)
  • 請求 (ANSI X12 810、UN/EDIFACT INVOIC)
販売オフィス
取引先の販売関係を管理するために、会社のビジネスモデル内で明らかにされている部署。販売オフィスは、組織の販売活動の責任を負う保管場所を識別するために使用します。
価格リスト
顧客および発注先のデフォルト値と値引のリスト。価格リストを品目と品目グループに、および販売先取引先と購買元取引先にリンクできます。
支払方法
支払 (購買請求書) または口座引落 (販売請求書) を行う方法。外国通貨が許可され、その詳細をレポートに出力しなければならない場合は、支払方法で最高金額、支払期日のタイプなどの詳細を定義します。

この詳細は、必要に応じて、オーダまたは請求書で変更することができるデフォルト値です。

受渡条件
商品の納入方法に関する取引先との合意事項。関連情報が、各種のオーダ文書に出力されます。
取引先チャネル
商品を顧客グループに割り当てるために使用する、販売または物流チャネル

チャネルを販売先取引先と品目にリンクできます。チャネルは有効在庫 (ATP) との関連で使用します。

特定量の有効在庫をチャネルに割り当てることができます。この量によって、チャネルに対応する有効在庫の最大値が限定されます。

製品タイプ
ソート基準および選択基準として使用される、ユーザ定義可能な品目グループデータ。製品タイプは、製造を目的に同類の特徴で品目を分類することを意図しています。
製品ライン
同一メーカが製造した製品の製品グループは類似していますが、サイズ、外形、色などの細部では異っています。ユーザ定義可能な品目グループデータは、主にレポートの品目選択基準として使用されます。
製品クラス
同じ製品ライン内の複数の品目グループを識別するためにユーザが定義できる、品目グループデータ。製品分類は、主にレポートの選択基準として使用されます。
製造元
最終商品の発注先。ソートと選択に使用されるユーザ定義可能な品目グループデータ
価格グループ
同じ価格設定の特徴が適用される品目のグループ
品目グループ
類似の特徴を持った品目グループ。各品目は特定の品目グループに属しています。品目グループは品目タイプと組み合せて使用し、品目デフォルトを設定します。
価格発生元
販売価格の発生元。販売またはサービスのいずれかになります。
注意

サービス品目の場合は、一般サービスパラメータ (tsmdm0100m000) セッションの販売価格検索方法フィールドによって、検索対象となる価格の発生元が決定されます。

通貨
一般的に使用されている流通貨幣 (硬貨、債券、紙幣など)

次のような通貨タイプが使用できます。

  • 自国通貨: 原価計算、予算記録、税額登録などの内部目的に使用されます。
  • 取引通貨: オーダや請求書など、取引先との取引に使用されます。
販売先タイプ
類似の特徴 (EU の加盟国や特定の関税規則の対象など) を持つ取引先をグループ化する方法
注意

取引先タイプは、取引先役割または財務取引先グループと同じではありません。

地域
領域を使用すると、地理的な基準で取引先、顧客、発注先、および従業員がグループ化されます。
決定
このチェックボックスがオンの場合、オーダラインの数量と金額は、合計オーダ額の計算時に考慮されます。合計オーダ額によって、オーダにオーダ値引が適用可能かどうかが決まります。

関連トピック

適用
このチェックボックスがオンの場合、オーダにオーダ値引が適用可能であれば、このオーダラインはオーダ値引に適合し、オーダの各オーダラインへの値引配分時に値引を受けることができます。

このチェックボックスがオフの場合、オーダの各オーダラインへの値引配分時に、このオーダラインはオーダ値引の対象から除外されます。ただし、同じオーダの他のラインは、値引の対象になることができます。

関連トピック

値引の中止
このチェックボックスがオンの場合、値引が見つかると、値引の取得処理が中止されます。

 

価格マトリックス使用の販売価格一括更新
価格マトリックス使用の販売価格一括更新 (tdpcg0230m310) セッションを開始して、販売価格を一括更新します。
価格情報の一括削除
価格情報の一括削除 (tdpcg0200m000) セッションを開始します。
一般キーの再作成
一般キーの再作成 (tdpcg0230m200) セッションを開始して、データベースが破損している場合にマトリックスデータを再作成します。