CRM – 機能

CRM を使用すると、次のことができます。

マーケティングプロジェクト

販売担当者は、機会を利用して、取引先に製品またはサービスを販売する目的で、この取引先に関連する販売情報を記録およびモニタできます。

機会 (tdsmi1610m000) セッションで機会を作成できます。

このセッションを使用して、次のことを次のことを実行できます。

機会からの販売見積の生成

機会から販売見積を生成できるので、機会に基づいて取引先に製品を提供できます。機会に品目が追加されている場合、機会から販売見積を生成する際に、品目の見積ラインを生成できます。

注意

機会 (tdsmi1610m000) セッションでは次のことができます。

  • [品目] タブで機会に品目を追加します。このタブは、機会別品目 (tdsmi1113m000) セッションを参照します。
  • 適切なメニューの見積の生成をクリックして、機会から販売見積および見積ラインを生成します。

生成処理では、以下が適用されます。

  • 機会 (tdsmi1610m000) セッションの [品目] タブで選択チェックボックスがオンになっている品目だけが見積ラインとして販売見積に挿入されます。
  • 販売見積が生成される際、販売見積 (tdsls1600m000) セッションの機会フィールドに、機会番号が参照番号として入力されます。
  • 販売見積が生成される際、販売見積番号が参照番号として機会 (tdsmi1610m000) セッションの [参照] タブに入力されます。このタブは、機会別参照 (tdsmi1115m000) セッションを参照します。
  • 販売見積の生成に使用される番号シリーズが次のようにデフォルトで入力されます。
    1. 販売オフィス (tdsls0512m000)
    2. 販売ユーザプロファイル (tdsls0139m000)
    3. 販売オーダタイプ (tdsls0594m000)
    4. 販売見積パラメータ (tdsls0100s100)
  • 生成される販売見積の発生元は機会に設定されます。
  • 生成される販売見積ラインの価格発生元マニュアルになるため、価格と値引は自動的に再計算されません。
  • 機会の品目にリンクされたペグがある場合、ペグは生成された販売見積ラインにコピーされます。
  • 機会に品目がリンクされていない場合、販売見積ヘッダの生成のみ選択でき、見積ラインは生成できません。
注意

機会の状況見込なし獲得失注、または取消済の場合、機会から販売見積を生成することはできません。

活動

顧客関係管理機能の重要な部分は、活動を作成してビジネスオブジェクト (取引先、窓口、機会、またはその他の活動) についてスケジュールできること、およびこれらの活動の進捗状況を追跡できることです。

活動は、ユーザが作成または実行する必要があり、LN に登録されるアポイントメント、コール、タスク、メール、または E メールです。活動には、たとえば電話、メール、訪問、調査などが含まれます。オプションで、タスク、アポイントメント、およびコールを Microsoft Exchange に同期できます。

活動 (tccom6100m000) セッションで、活動を作成してビジネスオブジェクトにリンクできます。活動は、マニュアルで作成するか、自動的に生成することができます。

活動のマニュアル作成

活動 (tccom6100m000) セッションで、これらの活動をマニュアルで作成できます。

注意

活動 (tccom6100m000) セッションは、単独で開始することもできますが、次のセッションでタブとして表示することもできます。

  • 取引先 (tccom4100s000)
  • 機会 (tdsmi1610m000)
  • 窓口 (tccom1640m000)
  • 活動 (tccom6100m000)
フォローアップ活動

活動の結果、別の活動が生じることもあります。したがって、アポイントメント、コール、タスク、メール、または E メールからコールタスクアポイントメント、および E メールタイプのフォローアップ活動を作成できます。

活動セッションのいずれかで、これらのフォローアップ活動をマニュアルで作成できます。

  • フォローアップアポイントメント
    フォローアップアポイントメントをクリックして、アポイントメント (tccom6600m100) セッションでフォローアップアポイントメントを入力します。
  • フォローアップコール
    フォローアップコールをクリックして、コール (tccom6600m200) セッションでフォローアップコールを入力します。
  • フォローアップタスク
    フォローアップタスクをクリックして、タスク (tccom6600m300) セッションでフォローアップタスクを入力します。
  • フォローアップ E メール
    フォローアップ E メールをクリックして E メール (tccom6600m500) セッションにフォローアップ E メールを入力します。
注意

他の活動から活動が生成される場合、以下が適用されます。

  • 窓口取引先、およびビジネスオブジェクトの参照が新規活動にコピーされます。
  • 新規活動で、オリジナル活動への参照が指定されます。オリジナル活動への参照を除き、フォローアップ活動のすべての参照を更新できます。
  • オリジナル活動の出席者または受信者が新規活動にコピーされます。
活動の自動生成

活動の一括追加 (tdsmi2210m100) セッションで、活動を複数の取引先や機会などに一括で追加します。

活動テンプレート (tdsmi0155m000) セッションで定義できる活動テンプレートに基づいて、これらの活動を自動的に生成できます。

活動へのリンク

以下を活動にリンクできます。

  • 属性
    ほとんどの活動セッションにタブとして表示される活動別属性 (tdsmi2101m000) セッションで活動に属性をリンクさせることができます。たとえば、活動が調査であり、取引先に尋ねる質問が属性として作成され、活動にリンクされる場合などです。従業員は、この活動を実行する場合、属性フィールドを開き、電話で情報を取得したとおりに調査への回答を属性フィールドに入力します。
  • 備考
    すべての活動セッションのタブとして表示される備考 (tcstl1550m000) セッションで、備考を活動にリンクできます。
  • 参照
    すべての活動セッションのタブとして表示される活動別参照 (tccom6115m000) セッションで活動に参照をリンクできます。
  • 出席者
    出席者 (tccom6105m000) セッションで、コールまたはアポイントメントに出席者を招待できます。このセッションは、コール (tccom6600m200) セッションおよびアポイントメント (tccom6600m100) セッションのタブとして表示されます。これらのセッションで同期チェックボックスがオンになっている場合、コールおよびアポイントメントが出席者の Microsoft Exchange のカレンダーイベントと同期されます。
  • 受信者
    受信者 (tccom6600m900) セッションで E メールの受信者を選択できます。このセッションは、E メール (tccom6600m500) セッションから開始できます。
  • 添付
    添付 (tccom6110m000) セッションで E メールに添付をリンクできます。このセッションは、E メール (tccom6600m500) セッションから開始できます。
レター

取引先へのレターおよび大量郵便物は、一般的なマーケティング活動です。CRM で、レターを作成、保存、および修正できます。メールマージ機能を使用すると、特定の取引先情報を含む汎用レターを出力できます。レターを他のワープロプログラムにエクスポートして、スペルチェックなどの機能を使用できます。

レターを作成および出力する手順には、次のステップが含まれます。

ステップ 1. レターを作成するには

レター (tdsmi1150m000) セッションでは、レターを作成して取引先に送付できます。汎用形式でレターを作成して、後で特定の取引先情報をレターにマージできます。

テキストエディタを使用して、レターの実際の本文を定義できます。詳細は、次の情報を参照してください: CRM – テキストエディタ

ステップ 2. メールマージを使用するには

標準レターの差込印刷 (tdsmi2410m000) セッションでは、取引先 (見込客または顧客)、機会、窓口、または活動に関するレターを出力したり処理したりすることができます。メールマージで出力する必要があるデータの範囲を指定できます。

選択式

ユーザは、選択式を使用して、ターゲットグループを作成する検索基準を定義できます。このターゲットグループは、特定のアクションに含める人を指定するために使用できます。選択式は、マーケティングプロジェクト、属性および活動の一括追加、レター (メールマージ)、およびレポートのターゲット範囲の作成に使用します。選択式は、Microsoft Excel などのスプレッドシートおよびデータベースプログラムで使用されるターゲット基準に似ています。

選択式は選択 (tdsmi0170m000) セッションで作成された後、レターやレポートなどに使用されます。この式は、使用する基準に応じて、単純にすることも複雑にすることもできます。テキストエディタを使用して、式を定義できます。詳細は、次の情報を参照してください: CRM – テキストエディタ

会社は、取引先が取引先となった日付をリストする属性を作成して、取引先に関連付けました。選択式を作成して、直近 45 日間に取引先となった取引先を検索できます。選択式では、ターゲットグループに関連付けられた属性を使用できます。会社は、フェーズを使用して、取引先に対して行った進捗状況を追跡することもできます。フェーズは、取引先に付加的な情報が必要であることを示しています。選択式では、そのフェーズを使用して、会社が電話したり情報を送付したりする必要がある取引先をターゲットに設定することができます。

選択 (tdsmi0170m000) セッションでは、ユーザが定義した選択のコードと記述がリストされます。チェックボックスは、選択用のテキストが存在するかどうかや、選択用の式が定義されているかどうかを示しています。テキストと式はどちらも、編集メニューのテキスト機能を使用して作成します。適切なメニューで、式のコンパイルを選択して選択式の構文をチェックできます。このオプションは任意ですが、予防策として使用できます。

レポート

レポートを定義すると、ユーザ定義データを表示できます。レポートに含まれる情報は、さまざまな基準により決定されます。CRM では、要件に基づいてデータを表示するレポートを作成できます。

レポートを定義する手順には、次のステップが含まれます。

ステップ 1. レポートを定義するには

レポートを作成するには、まずレポート (tdsmi0180s000) セッションでコード、記述、および一般的なヘッダ情報とフッタ情報を定義する必要があります。

ステップ 2. レポートレイアウトを作成するには

レポートカラムに含める必要のある情報を示すカラム定義は、レポートレイアウト (tdsmi0181s000) セッションで定義します。この情報には、テーブルフィールドまたは属性を含めることができます。

ステップ 3. レポートを出力するには

フレキシブル出力 (tdsmi2410m100) セッションでは、CRM で定義されたレポートを出力したり処理したりすることができます。

顧客 360

会社では、アカウントマネージャが販売先取引先との関係 (アカウントとも呼ばれます) や取引関係を維持する責任を負っています。そして、取引先からの要求や提案の処理に、多大な時間を費やします。このため、担当している販売先取引先の状況を適切に把握している必要があります。

顧客 360 (tdsmi1500m000) セッションによって、販売先取引先情報の概要が提供され、アカウントマネージャが取引先関連の複数のタスクを容易に実行できるようになります。このセッションでは、アカウントマネージャは取引先に関する要求や提案を処理する日時タスクを柔軟で正しい方法でサポートされます。

注意

フィルタの適用ボタンをクリックすると、特定のアカウントマネージャに関連する取引先のみが表示されます。