CRM – マスタデータ

顧客関係管理 (CRM) で使用できるように次のマスタデータを定義しておく必要があります。

CRM パラメータ
CRM パラメータ (tdsmi0100m000)

このセッションには、次のグループボックスが表示されます。

  • 機会
    機会についてのパラメータが含まれます。
  • 窓口
    窓口のデフォルト属性セットが含まれます。
  • 取引先のデフォルト属性セット
    取引先の属性セットが含まれます。デフォルトの属性セットは、さまざまな取引先役割にリンクできます。
  • 見込取引先のデフォルト属性セット
    見込客の属性セットが含まれます。デフォルトの属性セットは、さまざまな見込取引先役割にリンクできます。
  • その他
    CRM 全体で使用される一般パラメータが含まれます。
注意

ユーザ別デフォルト (tdsmi0520m000) セッションでユーザまたはユーザグループのデフォルト設定を入力できます。このセッションの設定により、CRM パラメータ (tdsmi0100m000) セッションで指定された設定が無効になります。

COM パラメータ (tccom0000s000)

このセッションでは、次の CRM パラメータを定義できます。

住所

CRM で個人や組織とやり取りするには、次のことを行っておく必要があります。

取引先、窓口、および従業員

CRM では、次のセッションで指定できる取引先窓口、および従業員を扱います。

詳細は、次の情報を参照してください:

基本セッション

次のセッションはオプションです。各セッションには、基本的な CRM 情報が含まれています。

  • 挨拶文 (tcmcs1120m000)
    セッションの目的:  窓口宛のレターの序文に使用可能な挨拶文を定義します。
  • フェーズ (tdsmi0103m000)
    セッションの目的:  フェーズを定義します。フェーズを使用して、販売プロセスにおける特定の段階またはフェーズを追跡できます。
  • 機会タイプ (tdsmi0107m000)
    セッションの目的:  マーケティングプロジェクトを分類するために使用する機会タイプを定義します。
  • 販売プロセス (tdsmi0108m000)
    セッションの目的:  販売プロセスを定義します。販売プロセスは、機会に取り組む際に従う必要がある、標準の販売方法です。
  • 販売プロセス別フェーズ (tdsmi0109m000)
    セッションの目的:  販売プロセスフェーズを定義します。
  • 注意 (tcmcs1122m000)
    セッションの目的:  窓口、マーケティングプロジェクト、または活動にリンク可能なメッセージである注意コードを定義します。
  • 販促 (tcmcs1123m000)
    セッションの目的:  商品の価値を示すために窓口に渡す品目を表したり、特定の取引先に関連して使用される販促活動のタイプを示したりするのに使用される販促を定義します
  • ソース (tcmcs1124m000)
    セッションの目的:  取引先の窓口を追跡するソースを定義します。たとえば、見本市に参加する企業は、見本市に参加することによりどれくらいの新規見込客を獲得できるかを知りたいと思います。
  • 業種コード (tcmcs1125m000)
    セッションの目的:  業種コードを定義します。業種コードは、顧客をグループ化して担当区域管理やキャンペーンを行うために、ビジネスのタイプ別に取引先を分類します。
  • 購買担当役割 (tcmcs1126m000)
    セッションの目的:  購買担当役割を定義します。購買担当役割は、機会における窓口の意思決定力を分類するために使用します。
属性

属性を次のビジネスオブジェクトにリンクできます。

  • 取引先
  • 窓口
  • マーケティングプロジェクト
  • 活動

さらに、属性情報はレポートおよびレターで使用できます。

属性および属性セットを定義するには、次の手順を実行する必要があります。

ステップ 1. 属性の作成

属性 (tdsmi0550m000) セッションで属性を作成します。

備考

  • 参照タブのフィールドはオプションです。参照またはズームが行われない場合は、これらのフィールドに入力する必要はありません。
  • 属性は、LN のフィールドと非常によく似ています。たとえば、整数フィールドおよび分数属性では、LN の標準的な数値フィールドと同じ方法で電卓を使用できます。カレンダーは、日付属性でも使用できます。
  • オプションタイプの属性の場合は、属性別オプション (tdsmi0151m000) セッションでオプションを指定します。
ステップ 2. 属性セットの作成

複数の属性を作成して 1 つのビジネスオブジェクトにリンクできます。同じ属性をまとめて関連付ける場合は、属性セット (tdsmi0152m000) セッションで属性セットを作成します。

ステップ 3. 属性セットへの属性のリンク

属性セット別属性 (tdsmi0153m000) セッションで属性セットに属性をリンクさせます。1 つの属性を 2 つ以上の属性セットに表示することもできます。

属性セットは、次のセッションに追加できます。

  • 取引先別属性 (tdsmi1101m000)
  • 機会別属性 (tdsmi1111m000)
  • 窓口別属性 (tdsmi1123m000)
  • 活動別属性 (tdsmi2101m000)
ステップ 4. ビジネスオブジェクトへの属性のリンク

次のようにして、属性をビジネスオブジェクトにリンクします。

  • デフォルト属性セットを使用します。これは、ユーザ別デフォルト (tdsmi0520m000) セッションまたはCRM パラメータ (tdsmi0100m000) セッションで定義できます。
  • 属性の一括追加 (tdsmi2210m000) セッションで、1 つの属性セットを複数の取引先や機会などに一括で追加します。
  • 活動の一括追加 (tdsmi2210m100) セッションで、活動を複数の取引先や機会などに一括で追加します。このセッションでの活動の追加は、活動テンプレート (tdsmi0155m000) セッションで属性セットのリンク先となっている活動テンプレートに基づいて行う必要があります。
  • マニュアルで属性を特定のビジネスオブジェクトに追加します。次のセッションで、属性を 1 つずつ、または属性セット別に追加できます。
    • 取引先 (tccom4100s000)
      追加属性タブで取引先に属性を追加します。このタブは、取引先別属性 (tdsmi1101m000) セッションを参照します。
    • 機会 (tdsmi1610m000)
      追加属性タブで機会に属性を追加します。このタブは、機会別属性 (tdsmi1111m000) セッションを参照します。
    • 窓口 (tccom1640m000)
      追加属性タブで窓口に属性を追加します。このタブは、窓口別属性 (tdsmi1123m000) セッションを参照します。
    • 活動 (tccom6100m000)
      アポイントメント (tccom6600m100)、コール (tccom6600m200)、タスク (tccom6600m300)、またはメール (tccom6600m400) セッションの追加属性タブで活動に属性を追加します。このタブは、活動別属性 (tdsmi2101m000) セッションを参照します。
ステップ 5. 属性の値の入力

取引先 (tccom4100s000) セッション、機会 (tdsmi1610m000) セッション、窓口 (tccom1640m000) セッション、および活動 (tccom6100m000) セッションの追加属性タブで、属性の値を入力できます。

属性のタイプに基づいて、値を入力するときに電卓またはカレンダーを使用できます。属性がこの方法で設定された場合は、必ず値を入力する必要があります。

  • 取引先にリンクされた属性
    会社は、発注元が ISO 9000 認証を取得しているかどうかをチェックすることにしました。ISO 9000? という属性を作成し、この属性を各発注元にリンクすることにより、会社はこの情報を追跡できます。会社は、この式のデフォルト値を 「No」 に設定します。
  • 活動にリンクされた属性
    会社は、倉庫から発注先への苦情の追跡に使用する活動を作成しました。この活動に関連付けられるのは、COMP (つまり苦情) という属性セットです。この属性セットには、問題が発生するたびに追跡する情報がリストされます。属性の 1 つは、倉庫担当者が発注元の回答を評価するフィールドです。設定可能な値は、「Great」、「Good」、「Poor」、および 「Unacceptable」 です。
  • 属性セット
    会社は、毎年顧客の満足度調査を行います。調査の各質問は属性として作成され、すべての質問が特徴セットとしてグループ化されます。