直送販売オーダについての輸送オーダの生成

販売オーダまたは販売見積上で、販売される商品を直送するかどうかを指定できます。販売オーダにリンクされた購買オーダを使用して、購買元取引先は商品を販売先取引先に直接納入します。直送の場合、商品は自社の倉庫を経由しません。

直送を管理および計画するには、輸送を使用します。

直送オーダ

直送用の輸送オーダを生成する場合、次の条件が適用されます。

  • 輸送オーダは、販売オーダではなく購買オーダから生成する必要があります。

    そのため、販売オーダライン (tdsls4101m000) セッションで納入タイプフィールドが直送の場合、次の処理が行われます。

    • 輸送オーダの生成 (tdsls4222m000) の活動が販売オーダにリンクしなくなります。
    • 販売から輸送オーダを生成チェックボックスが、購買から輸送オーダを生成チェックボックスという名前に変更されます。このチェック ボックスをオンにする必要があるかどうかは、品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションの購買から輸送オーダを生成チェックボックスによって決まります。
  • 輸送オーダの生成後に販売オーダライン (tdsls4101m000) セッションの納入タイプフィールドが直送に設定されると、輸送オーダは削除されます。
  • 販売オーダライン (tdsls4101m000) セッションの輸送費請求チェックボックスまたは購買オーダ (tdpur4100m000) セッションの外部取引先に請求チェックボックスをオンにできます。両方のチェックボックスをオンにすることはできません。
  • 運送業者/LSP経路輸送サービスレベルなど、販売オーダのフィールドが優先されます。そのため、これらのフィールドは、購買オーダではなく販売オーダで指定する必要があります。購買オーダのデータは使用不可になります。
  • 直送の輸送請求金額を計算するには、販売オーダライン (tdsls4101m000) セッションで輸送費額をクリックします。この計算には、該当の購買元取引先にリンクしている購買オフィスが使用されます。計算された輸送請求金額は、販売オーダライン (tdsls4101m000) セッションの輸送費額フィールドに表示されます。
注意

販売オーダラインに計画済納期を入力すると、商品を予定どおりに納入できる輸送リードタイムであるかどうかが判定されます。輸送時間を計算するために、出荷元取引先の出荷元住所および出荷先取引先の出荷先住所が使用されます。商品が予定どおりに納入されきない場合は、計画入庫日を変更するか、オーダラインで別の運送業者を選択する必要があります。

輸送オーダが直送オーダにリンクしている場合、日付フィールドの名前はモジュールごとに異なります。次の表を参照してください。

-販売購買輸送ASN
発注先から商品が出荷された時点計画納期積荷日積荷日出荷日付
販売先取引先で商品が入庫された時点計画入庫日計画入庫日積荷降日計画納期

 

輸送オーダ
  • 販売オーダに直送購買オーダを生成した後、輸送オーダの生成 (tdpur4220m000) セッションでは直送オーダに輸送オーダを生成できます。直送販売オーダの作成の詳細は、直送販売オーダを参照してください。
  • 輸送オーダには、購買オーダ番号および販売オーダ番号が表示されます。
  • 輸送オーダが生成されるときに、その輸送オーダはリンクオーダラインデータ (tdsls4102s200) セッションの販売オーダラインおよび購買オーダライン - リンク情報 (tdpur4502s000) セッションの購買オーダラインにリンクします。
  • 購買入庫 (tdpur4106m000) セッションで購買オーダを受領するとき、輸送費の計算に使用される運送業者など、このセッションの輸送に関連するフィールドに値を指定する必要があります。最終入庫の後で、納入情報を含む販売/サービスオーダの更新 (tdpur4222m000) セッションを使用して直送の情報を販売オーダに送信する必要があります。
手順
輸送オーダにリンクしている直送オーダの手順を次の図に示します。
[...]
注意

直送購買オーダの処理方法によって、次の結果になります。

  • 直送購買オーダが販売により更新された場合、リンクされた輸送オーダが削除されます。必要な場合は、新しい輸送オーダを生成する必要があります。
  • 直送購買オーダが調達で削除された場合、リンクされた輸送オーダも削除されます。
  • 直送購買オーダが販売により取り消された場合、リンクされた輸送オーダが削除されます。