販売スケジュールと倉庫

販売スケジュールラインのオーダ品目が承認された後、それらを出荷できます。品目を出荷するには、販売スケジュールを倉庫管理へ発行する必要があります。

注意

次のいずれかを倉庫管理に発行する必要があります。

  • 所要量タイプ即時または確定に設定された承認済販売スケジュールライン
  • 販売スケジュールパラメータ (tdsls0100s500) セッションのスケジュールに契約を使用チェックボックスがオンの場合、承認済販売スケジュールラインに対して生成される計画済倉庫オーダ
販売スケジュールと計画済倉庫オーダの倉庫管理への発行

販売スケジュールが条件契約にリンクされた販売契約に基づく場合、またスケジュール条件 (tctrm1131m000) セッションで次のチェックボックスがオンの場合、販売スケジュールまたは計画済倉庫オーダは自動的に倉庫管理に発行されます。

これらのチェックボックスがオフの場合販売スケジュールの請求への発行 (tdsls3207m000) セッションまたはピックアップシートを倉庫に発行 (tdsls3207m100) セッションを使用して、販売スケジュール、ピックアップシート、または計画済倉庫オーダを倉庫管理に発行する必要があります。

販売スケジュール (ライン) または計画済倉庫オーダが倉庫管理に発行されると、販売スケジュール/計画済倉庫オーダの倉庫オーダが作成され、販売スケジュールライン/計画済倉庫オーダの出庫オーダラインが作成されます。販売スケジュールラインの出庫オーダラインが作成されると、販売スケジュールラインの状況はオーダ生成済になります。計画済倉庫オーダの出庫オーダラインが作成されると、計画済倉庫オーダの状況は倉庫管理へ発行済になります。

注意

倉庫オーダの倉庫オーダタイプに指定されている出庫手順および出荷手順が実行されます。

連続出荷スケジュールの倉庫管理への発行

連続出荷スケジュールタイプの販売スケジュールラインが作成された場合、連続出荷情報 (tdsls3517m000) セッションで連続出荷情報が作成されます。このセッションでは、連続出荷情報の改訂が記録されます。

販売スケジュールラインが倉庫管理に発行された後、倉庫管理の出荷順序 (whinh4520m000) セッションで連続出荷データも作成されます。このセッションには、出荷順序情報の最新版のみが保管されます。

連続出荷情報によって、出荷先取引先が組立ラインに必要とする品目の順番が分かります。このため、出荷順序 (whinh4520m000) セッションで指定されている順番で商品を出荷する必要があります。出荷順序データを使用して、出荷と出荷ラインが作成されます。LN は、出荷参照ごとに出荷を作成します。出荷順序は、それぞれ出荷ラインになります。

販売スケジュールの出荷

倉庫管理で販売スケジュールラインの品目が出荷される場合、次の状況のいずれかが販売スケジュールラインと計画済倉庫オーダに割り当てられます

  • 販売スケジュールライン

    • 一部出荷
      オーダ数量の一部が出荷済計画済倉庫オーダを使用する場合、この状況は販売スケジュールラインには適用されません。
    • 納入済
      オーダ数量の全部が出荷済
  • 計画済倉庫オーダ

    • 部分納入済
      この倉庫オーダの初回出荷ラインは倉庫管理で確認されます。その他のラインはまだ確認されていません。
    • ファイナライズ済
      この倉庫オーダの最新の出荷は倉庫管理で確認されるか、たとえば倉庫オーダが取り消されたときなどは実際に納入されずに出荷処理が完了しています。

販売スケジュールラインの品目が出荷されると、次の処理が実行されます。

  • 出荷済累計 (tdsls3532m000) セッションと販売スケジュール (tdsls3111m000) セッションで販売スケジュールの出荷済合計数量が更新されます。
  • 販売スケジュール実際納入ライン (tdsls3140m000) セッションで状況が納入済となっている実際納入ラインが作成されます。
  • 最終出荷最終納期、および納入数量が販売スケジュールライン (tdsls3107m000) セッションで更新されます。
注意

オーダ数量のすべてが出荷されていなくても、販売スケジュールが終了している場合、その販売スケジュールラインの状況は納入済になります。この結果、出荷されていない残りのオーダ数量は出荷できなくなります。販売スケジュールの終了の詳細は、販売スケジュールの終了