購買スケジュール発行タイプ

購買スケジュール発行タイプによって、購買発行のタイプと送信できる所要量タイプが決まります。

発行タイプ

発行には次のタイプがあります。

  • 資材発行
    資材発行にはプッシュスケジュールまたはプル予測スケジュールが含まれます。
  • 出荷スケジュール
    出荷スケジュールにはプッシュスケジュールまたはプルコールオフスケジュールが含まれます。
  • 連続出荷スケジュール
    連続出荷スケジュールにはプルコールオフスケジュールのみが含まれます。

所要量タイプ

次の所要量タイプを使用できます。

  • 即時
    これらのスケジュール所要量には、作成時点での過去の開始日があります。これらの所要量はできるだけ早く出荷する必要があります。
  • 確定
    これらのスケジュール所要量は、出荷可能な実際オーダとして処理されます。
  • 計画済
    これらのスケジュール所要量は、計画目的のみで送付されます。
発行タイプと所要量タイプ

スケジュールの取引先によって、購買発行のタイプおよび送付可能な所要量を決定するためのロジスティックデータをどのセッションから取得するかが決まります。

  • 内部取引先
    データは品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションから取得されます。
  • 外部取引先
    データは購買契約ラインロジスティックデータ (tdpur3102m000) セッションから取得されます。
品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)

品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションの発行タイプに基づいて、購買発行の発行タイプは次のようになり、次の所要量タイプの購買発行ライン詳細を含むことができます。

品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) の発行タイプ 発行タイプ 所要量タイプ リンクされている EDI メッセージ (BEMIS)
出荷スケジュールのみ 出荷スケジュール 確定または即時 BEM SHP001
連続出荷スケジュールのみ 連続出荷スケジュール 確定または即時 BEM SEQ001
出荷スケジュールまたは連続出荷スケジュール 資材発行 計画済 BEM MRL001
出荷スケジュールまたは連続出荷スケジュール 出荷スケジュールまたは連続出荷スケジュール 確定または即時 BEM SHP001 または BEM SEQ001
資材発行 資材発行 計画済確定、または即時 BEM MRL001

 

購買契約ラインロジスティックデータ (tdpur3102m000)

購買契約ラインロジスティックデータ (tdpur3102m000) セッションのスケジュールメッセージタイプに基づいて、購買発行の発行タイプは次のようになり、次の所要量タイプの購買発行ライン詳細を含むことができます。

スケジュールメッセージタイプ 発行タイプ 所要量タイプ リンクされている EDI メッセージ (BEMIS)
資材発行の使用 確定所要量の資材発行を使用 出荷スケジュールの使用 連続出荷スケジュールの使用
ありなしありあり 出荷スケジュールまたは連続出荷スケジュール 確定または即時 BEM SHP001 または BEM SEQ001
ありなしありあり 資材発行 計画済 BEM MRL001
ありあり適用なし適用なし 資材発行 計画済確定、または即時 BEM MRL001
なしなしあり適用なし 出荷スケジュール 確定または即時 BEM SHP001
なしなし適用なしあり 連続出荷スケジュール 確定または即時 BEM SEQ001

 

注意
  • プッシュスケジュールの場合、出荷は EDI メッセージ BEM MRL001 に基づいて実行できますが、所要量タイプが確定または即時のスケジュールラインのみが対象になります。
  • EDI メッセージは、購買契約ラインロジスティックデータ (tdpur3102m000) セッションおよび/または品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションの通信チャネルフィールドの値が EDI に設定されている場合のみ生成されます。
  • セグメントセットは、複数のセグメントで構成され、所要量タイプにリンクされています。品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションまたは購買契約ラインロジスティックデータ (tdpur3102m000) セッションでどのセグメントセットを入力できるかは、選択した発行タイプ/メッセージタイプに依存します。購買発行を発注先に送信するときには、発行タイプ/メッセージタイプおよび適用可能な所要量タイプに応じて特定の EDI メッセージを生成できます。
  • プルコールオフスケジュールラインはクラスタ化されずに状況がスケジュール済の購買発行ライン詳細に自動的に変換されるため、セグメントセットは使用されません。このため、所要量タイプは常に確定です。
  • プッシュスケジュールラインの場合、購買スケジュールライン (tdpur3111m000) セッションの所要量タイプは再生成処理で計算されます。この処理は、スケジュールの再生成 (tdpur3211m000) セッションで実行されます。購買発行ライン詳細 (tdpur3522m000) セッションの所要量タイプは、スケジュールの適用可能なセグメントセットおよび発行パターンから直接計算されます。スケジュールラインを再生成しない場合、購買スケジュールライン (tdpur3111m000) セッションの所要量タイプフィールドは、所要量タイプフィールド (購買発行ライン詳細 (tdpur3522m000) セッション) の値と同じです。発行ラインの生成 (tdpur3222m000) セッションで発行ラインを生成するときに含まれるスケジュールラインは、プッシュスケジュールの発行タイプ/メッセージタイプによって決まります。たとえば、発行タイプが出荷スケジュールのみとして定義されている場合、資材発行は作成されないため、購買発行に計画済発行ラインは含まれません。