バックオーダ - マニュアル確認

購買オーダパラメータ (tdpur0100m400) セッションのバックオーダを自動確認チェックボックスがオフの場合、マニュアルで見込バックオーダを確認する必要があります。

見込バックオーダ

見込バックオーダは見込購買バックオーダ (tdpur4101m700) セッションに表示されます。このセッションでは、内部調査や外部との交渉に必要なすべての情報を取得できます。LN にはバックオーダ数量がゼロより大きい購買オーダラインと、バックオーダが未確認の購買オーダラインがすべて表示されます。バックオーダ数量、バックオーダの入庫日など、見込バックオーダ詳細を修正できます。また、見込バックオーダはこのセッションで確認する必要があります。

注意

確認後、バックオーダは確認済購買バックオーダ (tdpur4101m800) セッションに移動します。

入庫数量がオーダ数量より少ない場合

購買オーダを入力して倉庫管理に発行すると、その状況は処理中になります。購買オーダが倉庫管理に発行されてから、入庫 (whinh3512m000) セッションで入庫が実行されます。このセッションの [ライン] タブで、入庫済商品の数量を入庫数量 (入庫単位) フィールドに入力する必要があります。予測数量が入庫数量を下回っており、入庫が最終で確認済の場合は、見込購買バックオーダ (tdpur4101m700) セッションで見込みバックオーダが生成されます。

見込バックオーダを確認すると、オーダラインタイプバックオーダの新しい購買オーダライン (オリジナルラインと位置番号が同じで連番が異なる) が生成されます。このバックオーダが承認されると、購買 (バック) オーダラインは自動的に倉庫管理に発行されます。オリジナルの購買オーダの状況は、処理中のままです。入庫が実行されてから、購買オーダタイプの通常の手順が適用されます。

入庫数量 (の一部) が不合格になる場合

商品に検査が必要な場合、最初に入庫を入庫 (whinh3512m000) セッションで実行し、次に商品の検査を倉庫検査概要 (whinh3122m000) セッションで実行する必要があります。検査中に商品が不合格になり、在庫処理パラメータ (whinh0100m000) セッションの発注先に未払チェックボックスがオフの場合、不合格の品目にバックオーダが作成されます。

注意

在庫処理パラメータ (whinh0100m000) セッションで発注先に未払チェックボックスがオンの場合、引き続き検査が必要な場合でも入庫後に品目に対して支払を行う必要があります。倉庫管理で、検査中にこれらの品目が不合格になり、返品不合格品購買オーダを使用して発注先に返品された場合、返品された不合格の商品 に関して発注先に請求する必要があります。倉庫管理は処分品目の不合格について購買オーダラインに伝えないため、バックオーダは作成されません。

検査の結果不合格となったバックオーダラインは自動的に確認済にはならず、常に、見込バックオーダとなります。この理由は、不合格在庫の処理方法を決定する時間をユーザが持つ必要があるためです。不合格在庫は不合格保管場所に格納されますが、再合格させることが可能です。

不合格品目保管場所に存在する不合格数量には、次の処理ができます。

  • 返却済
  • 廃棄済
  • 再合格させる

見込バックオーダは見込購買バックオーダ (tdpur4101m700) セッションでマニュアルで確認できます。確認は、不合格在庫を不合格保管場所で処理する方法を決定する前、または決定した後に実行できます。ただし、不合格商品 (の一部) が再度合格となった場合は、まず要確認バックオーダ数量を状況に適合させてから、見込バックオーダを確認することができます。

オリジナルの購買オーダライン (詳細) には、次の処理が適用されます。

  • 合計入庫数量が検査され、不合格商品が不合格品目保管場所に存在しなくなった場合、オリジナル購買オーダライン (詳細) は納入済購買オーダの処理 (tdpur4223m000) セッションでのみ処理できます。
  • 購買オーダラインモニタ (tdpur4501m500) セッションの請求状況フィールドに表示される請求状況は、不合格商品が不合格保管場所に存在しなくなった場合のみすべて承認済に設定できます。不合格商品が残っている場合は、商品を再合格させることが可能ですが、商品の請求はその後で行います。
バックオーダの計画在庫処理

バックオーダが生成されると、計画在庫処理 (whinp1500m000) セッションとオーダ - 計画在庫処理 (whinp1501m000) セッションで計画在庫処理が作成されます。これらのセッションの計画数量フィールドの値は、バックオーダが確認されていない場合でも、バックオーダで入庫される予測数量と同じになります。見込購買バックオーダ (tdpur4101m700) セッションでバックオーダ数量を変更して見込バックオーダを確認する場合、変更された数量は 「計画数量」 として記録されます。

オーダ数量 = 10

入庫数量不合格数量バックオーダ確認バックオーダ数量計画在庫処理
70なし-3
70あり33
72なし-5
72あり55
72あり33

 

この例の最後のラインの場合、バックオーダ数量は見込購買バックオーダ (tdpur4101m700) セッションでマニュアルで変更されます。