供給時間のみに基づく計画入庫日の設定

購買オーダラインが入力されたが、品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションで品目のデータが指定されていない場合は、品目 - 購買 (tdipu0101m000) セッションの供給時間のみを使用して計画入庫日が決定されます。

計画入庫日を計算するには、購買オーダライン (tdpur4101m000) セッションで計算を選択します。このセッションの計画入庫日フィールドに格納された計画入庫日が LN に表示されます。

供給時間の単位に応じて、次のように計算されます。

  • 時間の場合、会社カレンダーに従って 1 日に利用可能なすべての時間が考慮されます。
  • 日の場合、会社カレンダーに従って対象の日に利用できる時間が少しでもあれば、その日が丸 1 日として考慮されます。

計画入庫日は、会社カレンダーに従って次のように決定されます。

オーダ日付 + 供給時間

それぞれの値は、次のセッションで指定できます。

  • オーダ日付: 購買オーダライン (tdpur4101m000) セッションのオーダ日付フィールド
  • 供給時間: 品目 - 購買 (tdipu0101m000) セッションの供給時間フィールド

会社カレンダーは、次の項目に基づいて検索されます。

  • 購買の利用性タイプは、購買パラメータ (tdpur0100m000) セッションで指定できます。
  • 会社カレンダーの開始日の前と会社カレンダーの終了日の後には、1 週間の労働時間が使用されます。
例 1 - 日数単位の供給時間
供給時間 (日): 2
オーダ日付: 3 月 12 日金曜日 11:00:00
購買の利用性タイプの会社カレンダーでは、開始時間が 8:00:00、終了時間が 16:00:00、毎週月曜日から金曜日が利用可能です。

 

会社カレンダーが考慮されながら、供給時間が 3 月 12 日金曜日 11:00:00 に加算されます。3 月 12 日金曜日は、カレンダーに従うと 5 時間残っています。供給時間は日で示されるため、3 月 12 日金曜日は丸 1 日として考慮されます。このため、供給時間の 1 日は次の週に残されます。 3 月 15 日月曜日に利用可能時間があるため、この日が丸 1 日として考慮されます。そして、最後の利用可能時間が計画入庫日とみなされます。このため、計画入庫日は 3 月 15 日月曜日 16:00:00 になります。

例 2 - 時間単位の供給時間
供給時間 (時間): 16
オーダ日付: 3 月 12 日金曜日 11:00:00
購買の利用性タイプの実際のカレンダーでは、開始時間が 8:00:00、終了時間が 16:00:00、毎週月曜日から金曜日が利用可能です。

 

会社カレンダーが考慮されながら、供給時間が 3 月 12 日金曜日 11:00:00 に加算されます。3 月 12 日金曜日は、カレンダーに従うと 5 時間残っています。供給時間は時間で示されるため、1 日に利用可能なすべての時間が考慮されます。このため、5 時間が金曜日に計画され、11 時間が次の週に残されます。月曜日には 8 時間利用可能なので、3 時間が火曜日に残されます。この結果、計画入庫日は 3 月 16 日火曜日 11:00:00 になります。