購買品目リードタイムの計算購買品目および取引先の組合せについて複数のリードタイムを指定および計算できます。 品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションおよび購買契約ラインロジスティックデータ (tdpur3102m000) セッション:
(完全) リードタイムの計算 ステップ 1. 1 日の平均利用可能時間の計算 (完全) リードタイムを計算するため、まず購買パラメータ (tdpur0100m000) セッションのデフォルトの利用性タイプフィールドで指定される利用性タイプの標準カレンダーに基づいて、各稼働日の平均利用可能時間数が決定されます。 各利用可能日の平均利用可能時間を計算するために、次の手順が実行されます。
ステップ 2. 時間単位でのリードタイムの計算 各利用可能日の平均利用可能時間によってリードタイム構成要素が時間に変換され、品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションまたは購買契約ラインロジスティックデータ (tdpur3102m000) セッションの次のリードタイム構成要素を合計してリードタイムが計算されます。
ステップ 3. 日数単位でのリードタイムの計算 利用可能日の平均利用可能時間によって、計算済リードタイムが時間から日数に変換されます。1 日に満たない端数が残っている場合、この端数は丸められて 1 日にされます。このため、計算リードタイムは必ず丸 1 日の日数で表されます。 例
例 - 購買利用性タイプ 購買利用性タイプは PURAT です。利用性タイプ PURAT の標準カレンダーは次のようになります。
上記の標準カレンダーに基づくと、毎週合計で 40 時間が利用可能です。各利用可能日の利用可能時間は平均で 8 時間です。これは、毎週 40 時間、日数で 5 日間利用できることになります。 各利用可能日の 8 時間の平均利用可能時間によって、次のリードタイム構成要素が時間単位のリードタイムに変換されます。
注意
輸送時間(日数) は、購買利用性タイプの代わりに、COM パラメータ (tccom0000s000) セッションに入力されている商品輸送の利用性タイプを使用して変換されます。
例 - 商品輸送の利用性タイプ 商品輸送の利用性タイプは EXPO です。利用性タイプ EXPO の標準カレンダーは次のようになります。
上記の標準カレンダーに基づくと、毎週合計で 45 時間が利用可能です。各利用可能日の利用可能時間は平均で 9 時間です。これは、毎週 45 時間、日数で 5 日間利用できることになります。 各利用可能日の 9 時間の平均利用可能時間によって、輸送時間(日数) が時間単位のリードタイムに変換されます。
内部処理時間、安全時間、および供給時間の合計は 20 時間です。日数に変換すると、合計リードタイム時間の 20 時間を利用可能日の平均利用可能時間の 8 時間で除算して、2.5 日になります。計算リードタイムは必ず丸 1 日の日数で表されるため、リードタイムが 3 日に丸められます輸送時間(日数) は 18 時間です。日数に変換すると、合計リードタイム時間の 18 時間を利用可能日の平均利用可能時間の 9 時間で除算して、2 日になります。この結果、計算リードタイム (日数) は 5 になります。
注意
品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションまたは購買契約ラインロジスティックデータ (tdpur3102m000) セッションを開いたり閉じたりするたびに、リードタイムが (再) 計算されます。
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