販売スケジュール処理の概要

販売スケジュールは、頻繁に納入がある長期の販売プロジェクトに使用します。このスケジュールは、取引パートナ間で使用される特定商品のスケジュールを表します。

販売スケジュールは品目の納期/時刻を指定する詳細な方法を提供しているため、たとえば、JIT 環境などの全体を把握できる時間に沿った資材所要量の情報が必要な場合に、標準の販売オーダの代わりに販売スケジュールを使用します。

販売スケジュールは、参照または非参照にすることができます。

承認の後、販売スケジュールは、特定の価格および値引など、同意された条件に従って品目を納入する法的な義務になります。

販売スケジュールマスタデータ

販売スケジュール手順を実行するには、事前に次の設定を行います。

  1. 販売パラメータ (tdsls0100s000) セッションのスケジュールチェックボックスをオンにします。
  2. 販売スケジュールパラメータ (tdsls0100s500) セッションで販売スケジュールパラメータを指定します。
  3. 販売スケジュールマスタデータを指定します。

    詳細は、次の情報を参照してください: : 

  4. 次のように指定します。
    • 販売スケジュールパラメータ (tdsls0100s500) セッションのスケジュールに契約を使用チェックボックスがオンの場合は、販売契約ラインロジスティックデータ (tdsls3102m000) セッションのロジスティック合意条件
    • 販売スケジュールパラメータ (tdsls0100s500) セッションのスケジュールに契約を使用チェックボックスがオフの場合は、品目 - 販売取引先 (tdisa0510m000) セッションのロジスティック合意条件
  5. 販売先取引先 (tccom4110s000) セッションの販売スケジュール発行の自動処理チェックボックスをオンまたはオフにします。
注意

販売スケジュールパラメータ (tdsls0100s500) セッションのスケジュールに契約を使用チェックボックスがオンの場合、販売スケジュールは、有効な販売契約にリンクされている場合のみ作成できます。さらに、販売スケジュールパラメータ (tdsls0100s500) セッションのスケジュールの条件を使用チェックボックスもオンの場合は、販売スケジュールにはリンクされた条件合意が必要となります。

詳細は、次の情報を参照してください: : 

販売スケジュール手順

販売スケジュール手順は次の手順からなります。

  1. 販売発行の作成と更新
  2. 販売スケジュールの作成と更新
  3. 販売スケジュールの権限の決定と使用
  4. 販売スケジュール累計の決定と使用
  5. 販売スケジュールの承認
  6. 倉庫管理への販売スケジュールまたは計画済倉庫オーダの発行
  7. 請求への販売スケジュールまたは計画済倉庫オーダの発行
  8. 販売スケジュールの処理

詳細は、次の情報を参照してください: 販売スケジュール手順

注意

期限内に販売オーダを生成する簡略化された販売スケジュールソリューションでは、契約納入から非参照販売スケジュールを作成します。詳細は、次の情報を参照してください: 販売契約の予定所要量

オプション処理

販売スケジュールでは以下はオプションです。

  • 資材価格
    資材価格パラメータ (tcmpr0100m000) セッションの販売の資材価格設定チェックボックスがオンの場合、資材価格マスタデータを設定した後に、スケジュールラインの資材価格情報が取得されます。
  • 追加情報フィールド
    追加情報フィールドを定義できます。この内容は、倉庫管理で倉庫オーダを経由して販売スケジュールから出荷へ転送されます。詳細は、次の情報を参照してください: 追加情報フィールド
  • 消費
    販売スケジュールの消費を登録し、処理できます。詳細は、次の情報を参照してください: 在庫消費処理
  • 追加コスト
    販売スケジュールラインにリンクされている販売出荷の追加コストを計算できます。詳細は、次の情報を参照してください: 追加コスト - 出荷基準
  • 計画済倉庫オーダ
    販売スケジュール手順で計画済倉庫オーダを使用できます。詳細は、次の情報を参照してください: 計画済倉庫オーダ