客観的基準による評価の計算 (ステップ 3)

客観的基準評価の計算処理の 3 番目のステップを実行します。つまり、客観的評価 (tdpur8106m000) セッションで購買オーダラインごとに評価レコードを作成します。

客観的評価 (tdpur8106m000) セッションで、全客観的基準の評価が表示されます。また、関連する購買オーダラインの総合評価が表示されます。

購買オーダラインの総合評価計算

購買オーダラインに対する総合評価は、次のように計算されます。

購買オーダライン総合評価 = 合計 (客観的評価 × 重要度) 

客観的基準の重要度は、販売業者評価パラメータ (tdpur0100m800) セッションから取得されます。重要度が正確な割合に再計算され、この割合が考慮されます。

新規の客観的基準評価の計算

新しいラインを追加するたびに、次のセッションで取引先/基準の組合せごとに客観的基準評価が更新されます。

  • 期間別販売業者評価 (tdpur8102m000)
  • 基準別販売業者評価 (tdpur8102m100)

新規評価は実行平均であり、次のように計算されます。

NR = ((ER × EV) + (R × V)) ÷ (EV + V)

NR新しく計算された客観的基準評価
ER新しく追加されたラインを除いた購買オーダのすべての既存購買オーダラインの評価
EV新しく追加されたラインを除いた購買オーダのすべての既存購買オーダラインの合計値
R新しく追加された購買オーダラインの評価
V新しく追加された購買オーダラインの値
注意

この値には、販売業者評価パラメータ (tdpur0100m800) セッションの重要度方法フィールドの設定に従って、次のタイプを選択できます。

  • 取引高
  • 個数計数
  • オーダライン
合計値の更新

上記の 3 つの値タイプの合計値 (別名: 実行合計) は、オーダラインの追加時に自動的に更新されます。合計値が、取引先別に次のセッションで更新されます。

  • 期間別販売業者評価 (tdpur8102m000)
  • 基準別販売業者評価 (tdpur8102m100)

使用する重要度方法に関係なく、3 つの値タイプの合計値が常に更新されます。したがって、特定期間に 100 の取引先が存在する場合は、300 の実行合計が更新される必要があります。

注意

客観的基準評価および購買オーダラインごとの総合評価の計算には、主観的基準が考慮されません。期間ごとの各取引先の総合的販売業者評価は、主観的基準評価も計算した後にのみ計算できます。