実際の重要度の計算

販売業者評価の更新 (tdpur8850m000) セッションで販売業者評価の完全更新を行う場合、販売業者評価の計算/更新手順の最初の段階として実際の重要度が計算されます。

基準重要度の正規化 (tdpur8852m000) セッションで基準重要度を再計算するときに、次の項目を選択できます。

  • 重要度の完全更新
  • 1 つの主観的基準の重要度の再計算

再計算後、重要度は決まった割合を示します。このため、重要度が他の重要度に関連して変わることはありません。

完全更新
ステップ 1. 重要度の合計

すべての客観的基準とレベル 0 の主観的基準の重要度が合計されます。

ステップ 2. 客観的基準とレベル 0 の主観的基準の再計算

客観的基準とレベル 0 の主観的基準について次の再計算が実行されます。

新しい重要度 = (既存の重要度 ÷ 客観的重要度およびレベル 0 の主観的重要度) × 100 
ステップ 3. レベル 1 以上の主観的重要度の計算

レベル 1 以上の主観的重要度を、次に示す 1 つの基準の再計算と同じ方法で計算します。

1 つの主観的基準の再計算

1 つの基準の重要度を再計算する場合、次のような計算になります。

新しい重要度 = (現在の重要度 ÷ すべての重要度の合計) × 100 

選択している主観的基準がレベル 1 以上の場合は次の計算が適用されます。

すべての重要度の合計 = 選択された主観的基準を親に持つすべての重要度の合計

現行の客観的重要度と主観的重要度は次のようになります。

主観的基準重要度
納入時間60
品質60
オーダ確認10

 

レベル主観的基準重要度
0顧客サービス40
1コール処理14
1製品知識6
0納入サービス30
1柔軟性25
1事務処理の品質15

 

完全更新

  1. すべての客観的重要度とレベル 0 の主観的重要度の合計は、60 + 60 + 10 + 40 + 30 = 200 になります。
  2. 新しい重要度は、次のとおりです。

    • 納入時間
      60 ÷ 200 × 100 = 30%
    • 品質
      60 ÷ 200 × 100 = 30%
    • オーダ確認
      10 ÷ 200 × 100 = 5%
    • 顧客サービス
      40 ÷ 200 × 100 = 20%
    • 納入サービス
      30 ÷ 200 × 100 = 15%
  3. レベル 1 以上の主観的重要度は、下記のとおり顧客サービスについて再計算されます。

1 つの基準の再計算

たとえば、顧客サービスの重要度の正規化は次のようになります。

  • 重要度の合計 = 14 + 6 = 20
  • 新しいコール処理の重要度 = (14 ÷ 20) × 100 = 70%
  • 新しい製品知識の重要度 = (6 ÷ 20) × 100 = 30%