購買要求

購買要求手順は、購買担当ではないユーザ (購買の標準手順を知らないユーザ) のために設計されています。たとえば、エンジニアは購買処理全体を理解していなくても資材やサービスをオーダできます。購買要求は、在庫品目、原価品目サービス品目など、さまざまなタイプの品目について、システムによって計画されていない計画所要量を指定するために使用します。

購買要求は、購買オーダや販売オーダなどのその他のすべての購入および販売伝票と同じ方法で作成されます。ただし、大きな違いが 1 つあります。要求時に品目コードと購買元取引先を空白にできる点です。そのため、要求者は、新しい品目の要求や、新しい購買元取引先を利用する要求を作成できます。

注意

次の品目タイプは要求に使用できません。

購買要求手順

購買要求手順には、次のステップが含まれます。

  1. 購買パラメータ (tdpur0100m000) セッションの要求チェックボックスをオンにします。
  2. 購買要求パラメータ (tdpur0100m200) セッションでの購買要求パラメータを指定します。
  3. 購買要求を承認する権限が与えられた承認者のリストを承認者 (tdpur2105m000) セッションでメンテナンスします。
  4. 購買ユーザプロファイル (tdpur0143m000) セッションで、デフォルトの承認者および承認者の部署を指定します。
  5. 購買要求 (tdpur2600m000) セッションの設定は次のとおりです。

    1. 購買要求ヘッダに要求者データおよび納入データを入力します。
    2. 購買要求ラインに必要な品目または品目記述、オーダ数量、および必要な場合はプロジェクトを入力します。
  6. 購買要求の提出 (tdpur2203m000) セッションを使用して承認のために購買要求を提出します。
  7. 購買要求承認進捗状況 (tdpur2506m000) セッションを使用して、次のいずれかの操作を行います。

    • 購買要求の承認進捗状況を表示する
    • 購買要求を承認する
    • 購買要求を拒否する
  8. オプションで、購買要求 - 変換準備 (tdpur2600m100) セッションを使用して、購買要求の変換 (tdpur2201m000) セッションで変換する承認済購買要求のラインを準備します。
  9. 購買要求の変換 (tdpur2201m000) セッションを使用して、承認済の購買要求のラインを購買オーダまたは見積依頼 (RFQ) に変換します。

詳細は、次の情報を参照してください: : 

購買要求 - オプション処理
  • 購買要求のコピー
    購買要求のコピー (tdpur2204s000) セッションで既存の購買要求を新しい購買要求にコピーできます。
  • 購買要求におけるカタログの使用
    購買要求 (tdpur2600m000) セッションでは、製品カタログ内の品目を購買要求に挿入できます。
  • 要求ラインのペグ配分
    要求の品目にペグが必要な場合、購買ペグ配分 (tdpur5100m000) 要求ラインにリンクします。ペグ配分では、親ビジネスオブジェクトの所要数量が、プロジェクト/予算、プロジェクト要素、および/またはプロジェクト活動の組合せの配分ラインに配分されます。
  • 要求の外注品目の使用
    作業外注の場合、要求に外注サービス品目、または資材供給情報がリンクされた購買品目や製造品目を含めることができます。この要求は、工順作業または製造オーダから生成することができます。外注サービスは、マニュアルでも要求に指定できます。
  • サービス外注の場合、要求に原価品目やサービス品目、または資材供給情報がリンクされた購買品目や製造品目を含めることができます。これらの要求は、デポ修理の場合は作業オーダ活動から、フィールドサービスの場合はサービスオーダ活動から生成できます。
  • 購買要求の取消
    購買要求の取消 (tdpur2206m000) セッションでは、購買要求の取消を実行できます。
  • 購買要求の削除
    購買要求の削除 (tdpur2202m000) セッションでは、購買要求の削除を実行できます。
  • 購買要求の出力
    購買要求の出力 (tdpur2401m000) セッションでは、購買要求を出力できます。
  • 購買要求履歴
    購買要求パラメータ (tdpur0100m200) セッションの購買要求履歴のログフィールドに基づいて、購買要求を履歴に書き込むことができます。購買要求履歴 (tdpur2504m000) セッションでは、ログに記録された要求履歴を表示できます。