購買要求承認プロセス

購買要求購買オーダまたは見積依頼 (RFQ) に変換するには、まず 1 人の承認者または一連の承認者によって承認される必要があります。承認者は、提出された要求の承認権限を持つ有効な従業員または部署です。承認者は要求を承認または不合格とします。

承認者リストの指定

承認者 (tdpur2105m000) セッションで、有効な要求承認者のリスト (個人または部署) をメンテナンスし、承認構造の階層を定義できます。

承認者リストに追加するには、事前に次の定義を行います。

  1. 従業員 - 一般 (tccom0101m000) セッションおよび部署 (tcmcs0565m000) セッションで、従業員および部署を定義します。
  2. 個人の承認者が属すことができるのは 1 つの部署のみであるため、従業員 - 一般 (tccom0101m000) セッションで従業員の部署のデフォルトを定義します。
  3. 承認者の発効日および有効期限が有効である必要があり、これらを従業員 - 一般 (tccom0101m000) セッションで検証します。また、承認者 (tdpur2105m000) セッションで指定されている承認者には、有効な発効日有効期限が必要です。
注意
  • 承認者 (tdpur2105m000) セッションの部署フィールドは、必須フィールドです。承認者 (tdpur2105m000) セッションの承認者フィールドで承認者を選択する場合、その承認者は選択されている承認者の部署に属している必要があります。
  • 購買要求の最終的な承認を実行できるのは、購買オフィスである承認者の部署、および購買オフィスの個別の承認者のみです。

承認者リストを出力するには、承認者の出力 (tdpur2405m000) セッションを使用します。

購買要求の承認または不合格

購買要求が承認のために提出されると、承認者 (tdpur2105m000) セッションのリンクされた承認者リストに基づいて、購買要求承認進捗状況 (tdpur2506m000) セッションに承認レコードが挿入されます。

通常、承認プロセスでは次のステップが実行されます。

  1. 最初の承認レコードに、要求ヘッダの承認者および承認者の部署が記入されます。承認者リストでこの承認者に親承認者がいる場合は、この親承認者の承認レコードが次に挿入されます。承認者リストの親承認者に基づいて、承認者ツリー全体が挿入されます。この承認レコードの状況は承認保留です。
  2. 最初の承認者が要求を承認または不合格にすると、承認レコードの状況が承認保留から承認済または不合格に変わります。要求が最初の承認者によって承認されると、要求ヘッダの承認者および承認者の部署フィールドが更新され、次の承認レコード/次の承認者の承認者および承認者の部署になります。
  3. 承認者リストのすべての承認者が要求を承認すると、要求状況が承認保留から承認済に変わります。購買要求承認進捗状況 (tdpur2506m000) セッションで、承認保留の承認レコードがまだ利用可能な場合は、次の承認者が要求を判断しなければならないことを意味し、要求の状況は承認保留のままです。
注意
  • 購買要求承認進捗状況 (tdpur2506m000) セッション (購買要求 (tdpur2600m000) セッションのタブとして表示される) で、承認者は要求が自分に提出されているかどうかを表示できます。
  • 購買要求パラメータ (tdpur0100m200) セッションの承認権限フィールドによって、購買要求承認プロセスで承認者リストがどのように使用されるか決まります。
  • 承認者は、購買要求を承認する前に、購買要求 (tdpur2600m000) セッションの要求ラインタブで要求ラインを確認することができ、特定の要求ラインを不合格にする場合は不合格チェックボックスをオンにできます。
  • 購買要求 (tdpur2501m000) セッションの部分的な不合格を許可チェックボックスによって、承認済の購買要求に不合格の要求ラインを含めることができるかどうか決まります。
  • 要求が承認者によって不合格になった場合、要求者は購買要求を修正できます。状況が修正済の要求が承認のために再提出されると、追加の承認レコードがその要求を不合格にした承認者の購買要求承認進捗状況 (tdpur2506m000) セッションに挿入されます。この承認レコードの状況は承認保留です。
  • 1 つまたは複数の要求ラインで予算例外チェックボックスがオンの場合、要求は承認されません。まず予算例外を処理する必要があります。