複数の値引レベル組織の多くは、一度に複数の値引を提示したり受けたりします。これは、価格設定パラメータ (tdpcg0100m000) セッションの複数値引レベルの導入チェックボックスがオンの場合にサポートされる共通のビジネスプラクティスです。値引レベルを使用すれば、販売オーダとラインや、購買オーダとラインに値引を割り当てるための基準を柔軟に設定できます。 最高で 5 つのレベルの値引を定義できます。販売オーダや購買オーダに割り当てることができる値引の数は、価格設定パラメータ (tdpcg0100m000) セッションの値引レベル数フィールドに入力した値引レベルの数によって決まります。このセッションでは、組織で使用する値引レベルの数を指定できるほか、各レベルの使用方法を定義できます。たとえば、レベル 1 では最初に見つかった値引を使用し、以降のレベルは値引を累計して使用するように定義できます。 レベルごとに、オーダライン値引とオーダ値引を定義できます。マトリックス定義と値引マトリックスは、ライン値引と値引合計の両方について定義する必要があります。詳細は、次の情報を参照してください: 値引マトリックスの設定 値引は値引率または値引額で表します。金額が単位別に計算されて、総額から差し引かれます。値引率は総額に対してまたは前のレベルの残りの正味額に対して計算されます。
例
椅子の発注先が、次のように 3 つのレベルの値引を定義しているとします。
発注先は、ニューヨークの顧客が発注した場合にすべて 100 ドルの値引を行います (レベル 1 値引)。さらに、椅子を各 100 ドルで 501 個以上購入する顧客には 5% の値引を行います (レベル 2 の値引)。 椅子を 600 個購入するニューヨークの顧客に対する請求の計算は、次のようになります。
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