購買オーダおよびスケジュールの処理

次の処理ができます。

注意

財務会計が導入されている場合、状況が請求済の購買スケジュールラインを処理できます。財務会計が導入されていない場合は、状況が最終入庫の購買スケジュールラインを処理できます。

処理アクション

LNは次の処理を実行します。

  • 取引高履歴の挿入
  • 契約データおよび履歴の更新 (契約を使用した場合)。コール数量/金額が減り、請求数量と金額が増えます。取引高が契約履歴に書き込まれます。このアクションは、購買契約パラメータ (tdpur0100m300) セッションの契約取引高のログチェックボックスがオンの場合にのみ実行されます。この方法で、どのオーダ/スケジュールが契約の数量をコールオフしたかを確認できます。
  • 請求元取引先の残高の更新
  • 平均/最新購買価格の更新。財務会計が導入されている場合、このアクションは請求書照合手順で実行されます。この手順は、受取済購買請求書の確認 (tfacp1104m000) セッションで請求書を承認すると実行できます。
  • 実際購買価格による取引高履歴の書込および更新。プラスおよびマイナス数量の転記が行われます。

    このアクションは次の場合にのみ発生します。

    • 購買オーダパラメータ (tdpur0100m400) セッションでオーダ履歴データのログチェックボックスがオンになっており、入力のログ記録レベルすべてに設定されている
    • 購買スケジュールパラメータ (tdpur0100m500) セッションでスケジュール履歴のログチェックボックスがオンになっており、入力のログ記録レベルすべてに設定されている
  • 購買スケジュールラインの状況を処理済に設定
  • すべてのラインが処理済または取消済になったときにスケジュールヘッダの状況を終了処理中から終了に変更
委託補充オーダの処理

委託の場合、購買オーダが 2 つ存在できます。1 つは補充オーダ、もう 1 つは商品の支払オーダです。委託補充オーダは、契約にリンクできます。委託補充オーダが処理されても、請求書は作成されないため、契約データは更新されません。

委託支払が完了しオーダが処理されると、次のアクションが実行されます。

  1. 委託補充オーダの検索
  2. 委託補充オーダからの契約の取得
  3. 購買契約のコール数量および金額と、請求済数量および金額の更新
購買オーダの処理と、購買請求書の照合および承認の違い

購買オーダの処理と財務会計での購買オーダの照合と承認は、互いに独立して実行可能です。購買オーダの処理後に購買請求書を承認した場合、請求額は取引高履歴レコードに書き込まれません。したがって、この状況を修正するために納入済購買オーダの処理 (tdpur4223m000) セッションを再実行する必要があります。請求額が取引高履歴レコードにまだ書き込まれていないので、その請求額の取引高履歴レコード (- と +) が追加されます。