品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)

セッションの目的:  購買品目に関連する取引先固有の情報の表示、入力、またはメンテナンスを行います。このセッションには、購買契約購買スケジュール、または購買オーダに必要な購買取引先のデフォルトロジスティックデータが保存されます。

内部取引先の場合には、スケジュール情報を現在のセッションから取得することも可能です。外部取引先の場合、購買スケジュールは常に購買契約ラインに基づいており、購買契約ラインロジスティックデータ (tdpur3102m000) セッションから取得されます。

注意

企業計画で品目の購買元取引先を選択するには、購買スケジュールパラメータ (tdpur0100m500) セッションの購買元取引先検索スケジュールタブで品目取引先の検索レベルを指定します。

 

品目グループ
類似の特徴を持った品目グループ。各品目は特定の品目グループに属しています。品目グループは品目タイプと組み合せて使用し、品目デフォルトを設定します。
品目
購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具。

品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。

非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。

  • 原価品目 (電気代など)
  • サービス品目
  • 外注サービス
  • リスト品目 (メニュー/オプション)
注意

品目 (tcibd0501m000) セッションでは、購買スケジュールに従って品目のオーダを出庫するかどうかを定義したり、オーダ生成の基準となる購買スケジュールタイプを定義したりすることができます。品目について購買スケジュールが使用されてない場合は、購買プッシュスケジュールにマニュアルで品目を挿入できます。

関連トピック

購買元取引先
商品またはサービスのオーダ先の取引先。これは通常発注先の販売部署になります。この定義には、デフォルト価格と値引合意、購買オーダのデフォルト、受渡条件、関連する出荷元と請求元の取引先が含まれます。

デフォルト

購買オーダの生成時に、次の検索ロジックが購買元取引先の取得に使用されます。

  1. 品目 - 購買 (tdipu0101m000) セッションの購買元取引先フィールドから取得
  2. 品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションの次の条件を満たす購買元取引先から取得 
    • 品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションで固定に設定されている
    • 品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションで品目にリンクされている
  3. 品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションの次の条件を満たす購買元取引先から取得 
    • 品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションの優先フィールドが優先に設定されている
    • 品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションで品目にリンクされている
  4. 品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションの次の条件を満たす購買元取引先から取得 
    • 品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションで固定に設定されている
    • 品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションで品目グループにリンクされている
  5. 品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションの次の条件を満たす購買元取引先から取得 
    • 品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションの優先フィールドが優先に設定されている
    • 品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションで品目グループにリンクされている
注意

購買オーダが企業計画によって生成される場合、ステップ 1 がスキップされます。

出荷元取引先
オーダ商品を組織に出荷する取引先。通常、これは発注先の物流センタまたは倉庫を表します。この定義には、商品の入庫先となるデフォルト倉庫、商品を検査するかどうか、運送業者および関連の購買元取引先が含まれます。
発効日
そのレコードまたは設定が有効となる最初の日。通常、発効日には発効時刻も指定されます。
有効期限
レコードが有効である最終日。失効時間を指定しない場合、有効性は有効期限の最後、つまり 24:00 に終了します。
品目 - 購買元取引先状況
品目 - 購買元取引先の組合せの状況
ブロック理由
品目 - 購買取引先の組合せにリンクされた、ブロック理由を説明するコード
段階的支払による請求
このチェックボックスがオンの場合、品目 - 購買取引先の組合せに段階的支払を使用する必要があります。

デフォルト

このチェックボックスの設定は、見積依頼回答 (tdpur1506m000) および購買オーダライン (tdpur4101m000) セッションの段階的支払による請求チェックボックスの値にデフォルトで設定されます。

関連トピック

段階的支払スケジュールセット
品目 - 購買取引先の組合せに段階的支払を使用する場合、このフィールドでデフォルトの段階的支払スケジュールを指定できます。

このフィールドを指定した場合、この品目 - 購買取引先の組合せを含むレコードが見積依頼回答 (tdpur1506m000) または購買オーダライン (tdpur4101m000) セッションに保存されると、自動的に段階的支払ラインが生成されます。

注意

段階的支払スケジュールは段階的支払スケジュール (tcmcs2640m000) セッションで指定できます。

関連トピック

優先
このフィールドでは、取引先が品目に対して優先であるか固定であるかを指定します。
注意

オーダ生成時、最初に固定購買取引先が検索されます。その後、現在のセッションの優先順位フィールドに定義されている購買取引先の優先順位に従って、優先購買取引先が検索されます。現在のフィールドの設定が固定で、計画納期の時点でその固定購買取引先が有効でない場合、または必要な需要を納入できない場合、計画品目について定義された戦略に従い、計画製造オーダまたは計画物流オーダによって需要を満たすことが試みられます。現在のフィールドの設定が優先で、計画納期の時点でどの購買元取引先も有効ではない場合、または必要な需要を納入できない場合、購買取引先が空になっている計画購買オーダが生成されます。

指定可能な値

優先

関連トピック

運送業者/LSP
輸送サービスを提供する組織。デフォルトの運送業者を出荷先および出荷元の両取引先にリンクさせることができます。さらに、運送業者でソートした梱包リストの販売オーダおよび購買オーダを出力することができます。

オーダ処理および請求処理では、必ず運送業者を取引先として定義してください。

貿易コンプライアンスの遵守
このチェックボックスがオンの場合、 グローバル貿易コンプライアンスが品目と購買取引先に適用されます。
注意

このフィールドは、グローバル貿易コンプライアンスパラメータ (tcgtc0100m000) セッションの輸入コンプライアンスチェックボックスがオンの場合にのみ利用可能になります。

地域
購買元取引先が設立されている (商業) 地域のコード
注意

たとえば、地域コードは統計のソート基準として使用されます。

自己請求
このチェックボックスがオンの場合、品目の請求書の受領なしに、購買取引先に請求書価格を支払います。その結果、品目の請求書は自社で自己請求します。

関連トピック

請求開始時点
自己請求請求書を生成可能な時点を指定できます。
  • 検査
    自己請求は、商品が検査および承認された後に生成できます。
  • 入庫
    自己請求は、商品が入庫および消費された後に生成できます。

関連トピック

自己請求日付タイプ
自己請求チェックボックスがオンの場合、このフィールドを使用して自己請求支払の基準となる日付を定義します。自己請求請求書では、入庫日または出荷日のいずれかを請求日として使用できます。

関連トピック

自己請求方法
自己請求チェックボックスがオンの場合、自己請求の実行方法を決定する自己請求方法を選択する必要があります。

自己請求方法により、特に請求書を構成する基準、請求間隔、出力メディアなどが決定されます。

関連トピック

品目購買テキスト (内部)
このチェックボックスがオンの場合、内部使用限定のテキストが追加されます。
品目購買テキスト
このチェックボックスがオンの場合、外部文書に出力されるテキストが追加されます。
優先順位
発注先について特定の評価を追加できるようにするオプション。優先順位が定義された場合、品目/発注先の組合せは優先順位の降順にソートされます。

指定可能な値

1 (= 最高優先順位) から 999 (= 最低優先順位) までの値を選択できます。

ソーシング率
オーダが発注先の間でどのように分配されるかを計算するために使用する割合
標準構成
このチェックボックスがオンの場合、品目 - 購買取引先の組合せは、その組合せを無効として定義する例外が関連付けられていない限り有効です。このチェックボックスがオンの場合、購買オーダに有効化コードがリンクされていなければ、購買取引先は有効とみなされます。

このチェックボックスがオフの場合、 企業計画では、購買オーダの有効化コードに対してその品目 - 購買取引先の組合せが有効として定義されている例外が関連付けられていないかぎり、その組合せは無効とみなされます。

注意

このチェックボックスは次の目的に使用します。

  • 品目 - 購買取引先の組合せが有効かどうかの指定。ただし、例外が標準構成より優先されることがあります。
  • 有効な取引先を取得し、オーダ計画での承認済取引先の選択処理時にこれらの取引先を企業計画に返すことができます。このとき、企業計画によって販売オーダライン (tdsls4101m000) セッションまたは販売見積ライン (tdsls1501m000) セッションから購買管理 (PUR) に有効化コードが通知されます。次に、PUR によりこのチェックボックスが参照され、企業計画に返すことが可能な、品目の有効な購買取引先が決定されます。
  • 有効化コードをリンクする購買オーダラインを購買オーダライン (tdpur4101m000) セッションでマニュアルで挿入するときに、品目 - 購買取引先の組合せの有効性をチェックします。

デフォルト

デフォルトでは、この品目 - 購買取引先の組合せに例外が関連付けられていない場合に、このチェックボックスがオンになります。ただし、このチェックボックスをマニュアルでオンまたはオフにすることができます。

例外あり
このチェックボックスがオンの場合、品目 - 購買取引先の組合せに例外が関連付けられています。この例外は標準構成の設定より優先されます。
注意

このチェックボックスは次の目的に使用します。

  • 有効な取引先を取得し、オーダ計画での承認済取引先の選択処理時にこれらの取引先を企業計画に返すことができます。この処理中に、企業計画により、販売オーダライン (tdsls4101m000) または販売見積ライン (tdsls1501m000) で入力される有効化コードが購買管理 (PUR) に通知されます。次に、PUR によりこのチェックボックスが参照され、企業計画に返すことが可能な、品目の有効な購買取引先が決定されます。
  • 有効化コードをリンクする購買オーダラインを購買オーダライン (tdpur4101m000) セッションでマニュアルで挿入するときに、品目 - 購買取引先の組合せの有効性をチェックします。

デフォルト

例外 (tcuef0105m000) セッションでこの品目 - 購買取引先の組合せに例外が関連付けられている場合に、このチェックボックスがオンになります。

日数許容範囲 (-)
発注先が納期前に納入を行ってもよい日数

この許容範囲は、プルコールオフスケジュールのみに使用されます。

日数許容範囲 (+)
発注先が納期後に納入を行ってもよい日数

この許容範囲は、プルコールオフスケジュールのみに使用されます。

数量許容率 (-)
入庫数量がオーダ数量を下回ってもよい割合

デフォルト

品目 - 購買 (tdipu0101m000) セッションの数量許容率 (-) フィールドからデフォルト値が取得されます。

次のように数量許容率 (-) を使用して、倉庫オーダ (whinh2100m000) セッションの最小数量許容範囲フィールドのデフォルト値が決定されます。

最小数量許容範囲 = 100 - 数量許容率 (-)
数量許容率 (-) = 10%
最小数量許容範囲 = 100% - 10% = 90%
オーダ数量200

 

この場合、数量が 180 未満の入庫は承認されません。

注意

この許容範囲は、プルコールオフスケジュールのみに使用されます。

数量許容率 (+)
入庫数量がオーダ数量を超過してもよい割合

デフォルト

デフォルト値は、品目 - 購買 (tdipu0101m000) セッションの数量許容率 (+) フィールドから取得されます。

次のように数量許容率 (+) を使用して、倉庫オーダ (whinh2100m000) セッションの最大数量許容範囲フィールドのデフォルト値が決定されます。

最大数量許容範囲 = 100 + 数量許容率 (+)
数量許容率 (-) = 10%
最小数量許容範囲 = 100% + 10% = 110%
オーダ数量200

 

この場合、数量が 220 を超える入庫は承認されません。

注意

プッシュスケジュールでは、許容超過入庫数量は次のように計算されます。

  • ブランケット倉庫オーダが使用される場合、スケジュール全体のオーダ数量が計算に使用されます。
  • 入庫が購買管理で作成される場合、未入庫のスケジュールラインのオーダ数量が計算に使用されます。

オーダ数量を超える入庫数量は、最新のスケジュールラインに追加されます。

数量で即停止
数量許容範囲が満たされていない場合に入庫に対して取るべき対処方法

このフィールドの値は、入庫オーダライン (whinh2110m000) セッションの数量で即停止フィールドに自動設定されます。

指定可能な値

完全停止

日付で即停止
時間許容範囲を満たさない場合に入庫に対して取るべき対処方法

このフィールドの値は、入庫オーダライン (whinh2110m000) セッションの時間で即停止フィールドに自動設定されます。

指定可能な値

完全停止

購買オフィス
組織に必要な資材とサービスの購買を担当する組織内の部署。購買オフィスには番号グループを割り当てます。
製造元
品目 - 取引先の組合せのデフォルトの製造元
注意

品目は、品目 - 購買 (tdipu0101m000) セッションの MPN 品目フィールドで定義可能な MPN 品目です。このフィールドは、空になっていて無効です。

検査
このチェックボックスがオンの場合、実際納入は検査する必要があります。
注意

この品目について購買オーダラインを作成すると、デフォルトで、購買オーダライン (tdpur4101m000) セッションの検査チェックボックスには、品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションの検査チェックボックスと同じ値が入力されます。品目と取引先の組合せが品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションで指定されない場合、購買オーダライン (tdpur4101m000) セッションの検査チェックボックスは、同じチェックボックスが出荷元取引先 (tccom4121s000) セッションと品目 - 購買 (tdipu0601m000) セッションでもオンに設定されている場合のみオンになります。

適合レポート
この品目と購買取引先の組合せにリンクされた適合レポートコード
注意

このセッションの検査チェックボックスがオンの場合のみ、適合レポートコードを指定できます。

委託
このチェックボックスがオンの場合、購買スケジュール上の品目は、委託在庫として扱われます。
注意

委託在庫の消費の支払を補充スケジュールに直接リンクする場合は、このチェックボックスをオンにしないでください。

統合
このチェックボックスがオンの場合、 購買オーダパラメータ (tdpur0100m400) セッションで該当する発生元に対する統合対象チェックボックスもオンの場合は、その品目をこの購買元取引先に対して統合できます。
単位オーダ数量
注意

このフィールドの値を 0 にすることはできません。

関連トピック

最小オーダ数量

関連トピック

最大オーダ数量

関連トピック

固定オーダ数量

品目のオーダ方法が固定オーダ数量の場合 (品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000) セッションの方法フィールドで定義可能)、そのセッションの固定オーダ数量フィールドの値が現在のフィールドのデフォルト値になります。品目のオーダデータが存在しない場合、デフォルトは 1 です。

注意
  • このフィールドの値は、単位オーダ数量フィールドの倍数となっている必要があります。
  • このフィールドの値は、最小オーダ数量フィールドと最大オーダ数量フィールドの値の範囲内にする必要があります。

パフォーマンスについての注意

このフィールドの設定は、システムパフォーマンスやデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 固定オーダ数量

関連トピック

経済発注量
経済発注量棚卸単位で表した値
注意

オーダ方法経済発注量の場合、経済発注量は計画購買オーダに最も適した数量です。このオーダ方法は、品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000) セッションで定義します。

関連トピック

内部処理時間
ニーズの認識と購買オーダの発行との間の所要時間。内部処理時間には、文書の準備とソーシングが含まれます。

内部取引先の購買スケジュールが企業計画によって自動的に生成される場合、このフィールドは、購買取引先の選択処理に使用されます。企業計画は、このフィールドと安全時間フィールドおよび供給時間フィールドを使用して、要求された品目の納入が可能な購買取引先に優先順位を割り当てます。

内部処理時間
内部処理時間を表す単位
安全時間
リードタイムの変動から商品の納入を保護するために通常のリードタイムに追加できる時間。これによって、オーダの実際の必要日より前にオーダが完了できるようにします。

内部取引先の購買スケジュールが企業計画によって自動的に生成される場合、このフィールドは、購買取引先の選択処理に使用されます。企業計画は、このフィールドと内部処理時間フィールドおよび供給時間フィールドを使用して、要求された品目の納入が可能な購買取引先に優先順位を割り当てます。

安全時間
安全時間を表す単位
供給時間
予測されている品目を取得するために必要な合計時間。この時間を使用して品目のオーダリードタイムが計算されます。品目のオーダリードタイムに基づいて、会社は関与を決定し、能力計画やオーダ管理を実行します。

品目 A について、発注先から 「供給時間」 が 50 日であると伝えられました。これは実際には短縮されたリードタイムであり、この品目について発注先に 3 年予測が送付された場合のみ可能です。必要な追加数量が発生し、この数量が予測に含まれていない場合は、発注先に 300 日の 「完全供給時間」 が必要となります。

内部取引先の購買スケジュールが企業計画によって自動的に生成される場合、このフィールドは、購買取引先の選択処理に使用されます。企業計画は、このフィールドと内部処理時間フィールドおよび安全時間フィールドを使用して、要求された品目の納入が可能な購買取引先に優先順位を割り当てます。

注意

系列の供給会社から供給時間を取得する場合は、供給時間の更新 (品目 - 購買取引先) (tdipu0210m100) セッションを使用します。このセッションは、現在のセッションの適切なメニューから開始できます。

供給時間
供給時間を表す単位
完全供給時間
予測されていない品目を取得するために必要な合計時間。この時間を使用して、購買部品の累計リードタイムを含む、品目の完全累計オーダリードタイムが計算されます。

品目 A について、発注先から 「供給時間」 が 50 日であると伝えられました。これは実際には短縮されたリードタイムであり、この品目について発注先に 3 年予測が送付された場合のみ可能です。必要な追加数量が発生し、この数量が予測に含まれていない場合は、発注先に 300 日の 「完全供給時間」 が必要となります。

注意
  • このフィールドは、購買パラメータ (tdpur0100m000) セッションの完全供給時間の使用チェックボックスがオンの場合にのみ表示されます。
  • 系列の供給会社から完全供給時間を取得する場合は、供給時間の更新 (品目 - 購買取引先) (tdipu0210m100) セッションを使用します。このセッションは、現在のセッションの適切なメニューから開始できます。
完全供給時間
完全供給時間を表す単位
注意

このフィールドは、購買パラメータ (tdpur0100m000) セッションの完全供給時間の使用チェックボックスがオンの場合にのみ表示されます。

輸送時間(日数)
輸送時間を日数で表した値で、2 とおりの計算方法があります。

次のように輸送時間が取得されます。

  • 輸送が導入されている場合は (このパッケージは導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0500m000) セッションで定義可能)、運送業者経路に基づいて輸送時間が算出されます。経路計画とサービスレベルは、この時点では不明です。 

    輸送時間は次の手順で取得されます。

    1. 経路、運送業者、発送元住所、および目的地住所がわかっている場合、最初に経路、運送業者、および住所に一致する経路計画が検索され、次にこれらに一致する標準経路が検索されます。
    2. 一致する経路計画または標準経路が複数検出された場合、輸送手段グループが運送業者の輸送手段グループに一致する経路計画または標準経路が選択されます。
    3. さらに複数の経路計画または標準経路が検出された場合は、標準経路よりも経路計画が優先されます。標準経路だけが検出された場合は、輸送計画パラメータ (fmlbd0100m000) セッションの運送業者/LSP 選択基準パラメータの設定に従って標準経路が選択されます。
    4. さらに複数の経路計画が検出された場合は、データベースに最初に現れる経路計画が選択されます。
  • 輸送が導入されていない場合は、都市別距離テーブル (tccom4137s000) セッションまたは郵便番号別距離テーブル (tccom4138s000) セッションの該当する距離テーブル (利用可能な場合) に基づいて、出荷元取引先の住所から入庫倉庫の住所までの輸送時間が取得されます。2 つのセッションのどちらから輸送時間を取得するかは、COM パラメータ (tccom0000s000) セッションの距離テーブルの使用フィールドの値によって変わります。
計算リードタイム (日数)
日数で表された、購買品目のおよそのリードタイム。計算済リードタイムは、まだ厳密な計算を必要としない段階で予測需要の計画入庫日を算定する場合にのみ使用されます。

計算済リードタイムは、次のフィールドにリンクされている利用性タイプおよびカレンダーテンプレートに基づいています。

  • 供給時間
  • 内部処理時間
  • 安全時間
  • 輸送時間(日数)
注意
計算済完全リードタイム (日数)
日数で表された、購買品目のおよその完全リードタイム。

計算済完全リードタイムは、次のフィールドにリンクされている利用性タイプおよびカレンダーテンプレートに基づいています。

  • 完全供給時間
  • 内部処理時間
  • 安全時間
  • 輸送時間(日数)
注意
  • このフィールドは、購買パラメータ (tdpur0100m000) セッションの完全供給時間の使用チェックボックスがオンの場合にのみ表示されます。
  • 計算済完全リードタイムは、このセッションを開始または終了するたびに (再) 計算されます。
  • 一連の品目/取引先に対して計算済完全リードタイムを再計算する場合は、計算済完全リードタイムの更新チェックボックスをオンにして品目内の計算リードタイムを更新 - 購買取引先 (tdipu0210m000) セッションを実行します。このセッションは、現在のセッションの適切なメニューから開始できます。
入庫リードタイム
品目の到着から倉庫に実際に保管される時間の間隔

デフォルト

このフィールドのデフォルト値は、倉庫別品目データ (whwmd2110s000) セッションの入庫リードタイムフィールドから取得されます。

このセッションでは、このフィールドは情報確認の目的でのみ表示されます。

入庫リードタイム
入庫リードタイムを表す単位

デフォルト

このフィールドのデフォルト値は、倉庫別品目データ (whwmd2110s000) セッションから取得されます。

リードタイム枠 (日数)
日数と現在の日付/生成日によって、次のことが決まります。
  • 計画入庫日の決定に計算リードタイムを使用するかどうか。この計算は、リードタイムの計算対象の日付がリードタイム枠外である場合に使用されます。計画日は、会社のカレンダーから派生された計算リードタイム (日数) フィールドの値を使用して計算されます。
  • 計画入庫日の決定に、リードタイム構成要素に関連するカレンダーを考慮するかどうか。この計算は、リードタイムの計算対象の日付が現在の日付とリードタイム枠の間にある場合に使用されます。
発行タイプ
このフィールドでは、使用するスケジュール発行タイプを指定します。このスケジュール発行タイプに基づいて、EDI メッセージが送付されます。このメッセージは、使用済のスケジュールにより示されます。
注意

連続出荷スケジュールのみをオンにできるのは、優先フィールドが固定に設定されており、スケジュールがプルスケジュールの場合のみです。

指定可能な値

スケジュール発行詳細

通信チャネル
購買発行を取引先に通知する手段

関連トピック

梱包定義
品目または品目グループの梱包定義

関連トピック

EDI メッセージを直接発行
通信チャネルフィールドの値が 「EDI」 に設定されており、このチェックボックスがオンの場合、購買発行 (tdpur3120m000) セッションで購買発行の状況がスケジュール済に設定された時点で、EDI メッセージが準備されます。

このチェックボックスがオフの場合、 購買発行の出力 (tdpur3422m000) セッションのEDI メッセージを準備チェックボックスをオンにして EDI メッセージを準備できます。

注意
  • 電子商取引が生成された EDI メッセージを購買取引先に送付できるのは、購買発行 (tdpur3120m000) セッションの購買発行の状況がスケジュール済の場合のみです。状況が作成済の場合、その状況がスケジュール済になるまでメッセージは送付されません。
  • 電子商取引が購買取引先に EDI メッセージを送付した時点で、購買発行の状況は送付済になります。

関連トピック

最終出荷のフォルダ
購買発行 (OUT) ビジネスオブジェクト文書 (BOD) で使用される LN の出荷関連フィールド

指定可能な値

最終出荷のフォルダ

スケジュールタイプ
購買スケジュールのタイプ (プッシュスケジュールまたはプルスケジュール)

デフォルト

この値は、品目 (tcibd0501m000) セッションから取得されます。

権限
このチェックボックスがオンの場合、権限が使用されて計算されます。

次の状況になるとすぐに、FAB/RAW 権限 (tdpur3534m000) セッションでスケジュールについての権限が更新されます。

  • 購買発行の状況が送付済になったとき
  • 累計のリセット (tdpur3230m000) セッションで累積がリセットされたとき
FAB 期間
発注先が、スケジュールで要求される商品を製造する権限を持つ期間。プッシュスケジュールの場合はスケジュール発行日、プル予測スケジュールの場合は現在の日付から計算されます。

FAB 期間は日数で表されます。

  • CUM 開始数量: 10000
  • スケジュール発行日/現在の日付: 05.07.99
  • FAB 期間: 20 日
出庫日/現在の日付数量
05.07.99100
12.07.99100
19.07.99100
26.07.99100

 

FAB タイムフェンス: 99 年 5 月 7 日 (+ 20 日) = 99 年 7 月 25 日 FAB 権限: 10000 + 100 + 100 + 100 = 10300

関連トピック

RAW 期間
発注先が、スケジュールで要求される原材料を製造する権限を持つ期間。プッシュスケジュールの場合はスケジュール発行日、プル予測スケジュールの場合は現在の日付から計算されます。

RAW 期間は日数で表されます。

  • CUM 開始数量: 10000
  • スケジュール発行日/現在の日付: 05.07.99
  • RAW 期間: 20 日
出庫日/現在の日付数量
05.07.99100
12.07.99100
19.07.99100
26.07.99100

 

RAW タイムフェンス: 99 年 5 月 7 日 (+ 20 日) = 99 年 7 月 25 日 RAW 権限: 10000 + 100 + 100 + 100 = 10300

関連トピック

権限の処理
累計のリセット (tdpur3230m000) セッションで累計 (CUMS) がリセットされた場合に、高度 FAB 権限高度 RAW 権限を繰り越すかリセットするかを指定します。

指定可能な値

権限の繰越/リセット

処理タイムフェンス
このフィールドは、倉庫管理の倉庫オーダモジュールで在庫処理を記録する必要があり、財務会計の総勘定元帳モジュールおよび買掛金モジュールで会計取引を記録する必要がある購買スケジュールラインを示します。

ここで指定したパラメータとは無関係に、次の規則が適用されます。

  • プルコールオフスケジュールに関連する在庫処理および会計取引は、常にログが作成されます。
  • プル予測スケジュールに関連する処理のログは作成されません。したがって、このパラメータはプッシュスケジュールにのみ適用され、プルスケジュールには適用されません。
注意

購買スケジュールラインが FAB 期間に含まれない場合でも、所要量タイプが確定に変わるとすぐに、スケジュールラインについての処理が記録されます。

パフォーマンスについての注意

このフィールドの設定は、システムパフォーマンスやデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 処理タイムフェンス

資材発行セグメントセット
資材発行に関連付けられるセグメントセット
注意
  • 資材発行セグメントセットは、プッシュスケジュールとプル予測スケジュールでのみ使用されます。プルコールオフスケジュールには、セグメントセットは使用されません (プルスケジュール)。
  • 発行タイプフィールドの値が出荷スケジュールのみまたは連続出荷スケジュールのみの場合、このフィールドにセグメントセットを入力することはできません。

デフォルト

購買スケジュールパラメータ (tdpur0100m500) セッションの資材発行セグメントセット

出荷スケジュールセグメントセット
注意
  • 出荷スケジュールセグメントセットは、プッシュスケジュールにのみ使用されます。プルスケジュールの場合、このセグメントセットは使用されません。
  • 発行タイプフィールドの値が資材発行の場合、このフィールドにセグメントセットを入力することはできません。

デフォルト

購買スケジュールパラメータ (tdpur0100m500) セッションの出荷スケジュールセグメントセット

資材発行の発行パターン
資材発行発行日の決定に使用されるパターン
注意
  • 資材発行の発行パターンは、プッシュスケジュールとプル予測スケジュールでのみ使用されます。プルコールオフスケジュールの場合、発行パターンは使用されません (プルスケジュール)。
  • 発行タイプフィールドの値が出荷スケジュールのみまたは連続出荷スケジュールのみの場合、このフィールドに発行パターンを入力することはできません。

デフォルト

購買スケジュールパラメータ (tdpur0100m500) セッションの資材発行の発行パターン

出荷スケジュールの発行パターン
出荷スケジュール発行日の決定に使用されるパターン
注意
  • 出荷スケジュールの発行パターンは、プッシュスケジュールにのみ使用されます。プルスケジュールの場合、この発行パターンは使用されません。
  • 発行タイプフィールドの値が資材発行の場合、このフィールドに発行パターンを入力することはできません。

デフォルト

購買スケジュールパラメータ (tdpur0100m500) セッションの出荷スケジュールの発行パターン

増大数量の凍結時間
現在の日付から計算される日数で、この期間、必要な品目の数量を増加できなくなります。

現行セッションの出荷または入庫基準フィールドで購買スケジュールに出荷基準を設定した場合、凍結期間は計画出荷日時に基づいて決まります。購買スケジュールに入庫基準を設定した場合、凍結期間は計画納期に基づいて決まります。

減少数量の凍結期間
現在の日付から計算される日数で、この期間、必要な品目の数量を削減できなくなります。

現行セッションの出荷または入庫基準フィールドで購買スケジュールに出荷基準を設定した場合、凍結期間は計画出荷日時に基づいて決まります。購買スケジュールに入庫基準を設定した場合、凍結期間は計画納期に基づいて決まります。

凍結期間に稼働日を使用
このチェックボックスがオンの場合、凍結期間の計算に稼働日のみが使用されます。

このチェックボックスがオフの場合、 凍結期間の計算にカレンダーの日付のみが使用されます。

注意

このチェックボックスがオンの場合、指定した稼働日数が現在の日付に加えられます。稼働日は、出荷元取引先、購買元取引先、または会社にリンクされているカレンダーから取得されます。

このチェックボックスがオフの場合、指定したカレンダー日数が現在の日付に加えられます。

日付を計画するときには、購買パラメータ (tdpur0100m000) セッションの利用性タイプが使用されます。

過去のスケジュールラインの削除
このチェックボックスにより、過去の日付を持つスケジュールラインの未納数量および余分数量の処理方法が決まります。

このチェックボックスがオンの場合、スケジュールラインは企業計画により削除されます。

このチェックボックスがオフの場合、マニュアルでスケジュールラインを削除するように担当者に通知する計画メッセージが生成されます。

注意

このチェックボックスは、現在のセッションで減少数量の凍結期間がゼロの場合にのみオンにできます。

購買から輸送オーダを生成
このチェックボックスがオンの場合、この品目 - 購買取引先の組合せを含む購買オーダについて、輸送オーダを生成する必要があります。

デフォルト

このチェックボックスの値は、購買オーダライン (tdpur4101m000) セッションおよび購買オーダライン詳細 (tdpur4101m200) セッションの購買から輸送オーダを生成チェックボックスのデフォルト値となりますが、これらのセッションでも変更できます。

予測外倉庫入庫に対するオーダを生成
このチェックボックスがオンの場合、入庫に対応する入庫オーダがないと、購買取引先に入庫可能な品目に関する購買オーダが自動的に作成されます。

次の処理が自動的に行われます。

  • 生成された購買オーダが承認され、倉庫管理に発行されます。
  • 予想外の入庫ラインが入庫オーダにリンクされ、確定されます。
注意

品目 - 購買 (tdipu0101m000) セッションで該当する品目に対して倉庫に発行チェックボックスがオフになっている場合は、このチェックボックスをオンにすることができません。

出荷または入庫基準
(スケジュール) 要件の基準となる日付と時間を指定します。
注意

このフィールドのデフォルト値は、購買スケジュール (tdpur3110m000) セッションの出荷/入庫基準フィールドから取得されます。

指定可能な値

出荷または入庫基準

発注先生産能力
注意

企業計画は、購買取引先の計画オーダ生成時に、このフィールドを使用します。

オーダ数量倍数
品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。

棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。

最小能力許容率
出荷元取引先の能力を下回ってもよい最小の割合
最大能力許容率
出荷元取引先の能力を超えてもよい最大の割合
注意

企業計画は、購買取引先の計画オーダ生成時に、このフィールドを使用します。

最大能力許容率は次のように計算されます。

                  最大能力許容率 * 発注先生産能力 + 発注先生産能力
               

  • 発注先生産能力: 100 個
  • 最大能力許容率: 20 (%)
  • 能力時間単位: 週

企業計画では、購買取引先が週に最大 120 個しか納入できないことが考慮されます。

能力時間単位
出荷元取引先の能力を表す時間単位

 

計算
計算リードタイム (日数) を計算します。
計算
品目内の計算リードタイムを更新 - 購買取引先
品目内の計算リードタイムを更新 - 購買取引先 (tdipu0210m000) セッションを開始します。このセッションでは、一連の品目/取引先に対して計算済 (完全) リードタイムを再計算できます。
供給時間の更新 (品目 - 購買取引先)
品目内の計算リードタイムを更新 - 購買取引先 (tdipu0210m000) セッションを開始します。このセッションでは、系列の供給会社から (完全) 供給時間を取得できます。
例外
例外(tcuef0105m000) セッションを開始し、有効化構成購買取引先を定義します。
購買元取引先ごとの正味価格
購買元取引先ごとの正味価格 (tdipu0110m100) セッションを開始します。
承認済取引先の表示
承認済の品目 - 購買取引先の組合せのみを表示します。
承認済品目
購買伝票で品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションを開始した取引先については、承認済品目のみが選択肢として表示されます。

次の品目が取引先に表示されます。

  • 承認済販売業者からの購買のみチェックボックスが品目 - 購買 (tdipu0101m000) セッションでオンになっており、取引先が品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションで承認されている品目品目 - 購買取引先の組合せが品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションで入手できない場合は、すべての品目が表示されます。
  • 承認済販売業者からの購買のみチェックボックスがオフに設定されている品目
すべての品目
購買伝票で品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションを開始した取引先については、すべての品目が選択肢として表示されます。