手数料/リベートパラメータ

セッションの目的:  手数料およびリベートモジュールで使用される手数料やリベートのパラメータを定義します。パラメータの初期化 (tcmcs0295m000) セッションですべてのオーダ管理パラメータを初期化すると、このセッションのパラメータも初期化されます。

手数料およびリベートの優先順位を入力することができます。データを入力した順序が、手数料およびリベートに対応する合意の検索および選択に使用されます。

CMS パラメータの出力 (tdcms0400m000) セッションを使用して、パラメータ情報を出力します。

注意

このセッションでパラメータを更新した場合、新しい設定を使用したり読み込んだりする前に、これらのパラメータを使用するすべてのセッションを再開する必要があります。

 

発効日
パラメータが有効になる日付と時間。パラメータの有効期限は、最新のパラメータ設定の発効日までです。
記述
パラメータ設定を識別するユーザ定義の名前
手数料を計算
このチェックボックスがオンの場合、手数料が計算されます。

パフォーマンスについての注意

このフィールドの設定は、システムパフォーマンスやデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 使用しないコンセプトを無効にする

手数料計算方法
このパラメータでは、手数料を計算する日時を管理します。

デフォルト

関係が発注先または従業員の場合は、このフィールドの値が関係 (tdcms0110s000) セッションの計算方法フィールドのデフォルト値になります。

指定可能な値

有効値

関係のリンク先
このフィールドは、関係をオーダ全体または個々のオーダラインのどちらにリンクするかを決定します。
重要

関係と手数料合意を定義した後でこのパラメータを変更すると、LN で有効な合意が検出されない場合があります。この場合には、合意の修正が必要になります。これを避けるために、合意の定義後はこのパラメータを変更しないでください。

関係のオーダ/オーダラインへのリンク方法
このパラメータは、オーダまたはオーダラインへの関係のリンク方法を決定します。
複数手数料可
このチェックボックスがオンの場合、関係の親が二重に手数料を受け取ります。これは、階層構造における親関係の手数料計算に関連します。すなわち、親関係は、オーダまたはオーダラインにリンクされている各従属関係の手数料を受け取ります。

このチェックボックスがオフの場合、同じオーダ (ライン) にリンクされた複数の関係の親関係であっても、1 つの関係が受け取ることができる手数料は、1 つのオーダまたは 1 つのオーダラインにつき 1 つのみです。

注意

複数の関係が同じオーダの手数料を受け取る場合、受け取る手数料は同じとは限りません。手数料計算は関係ごとに個別に実行されるので、異なる手数料合意が適用される場合があります。

財務会計とリンク
このチェックボックスがオンの場合、手数料が財務会計に転記されます。
注意

従業員関係では、手数料が財務会計に転記されることはありません。このチェックボックスによって、各従業員の手数料の処理方法が決まります。

  • このチェックボックスがオンの場合、従業員の手数料は LN で処理されますが、支払は (外部の) 給与管理部署で実行されます。
  • このチェックボックスがオフの場合、 従業員引当手数料の終了 (tdcms2102m000) セッションで手数料がクローズに設定された後、従業員の手数料が LN の外部で処理されます。
オーダ入力後の累計販売を基準にしない手数料の計算
オーダ入力時に手数料を計算できる場合、このフィールドは累計販売を基準にしない手数料の計算方法を決定します。
注意

手数料をマニュアルで計算するには、累計販売の手数料/リベートの計算 (tdcms1200m000) セッションを使用します。

オーダ入力後の累計販売基準の手数料/リベートの計算
オーダ入力時に手数料を計算できる場合、このフィールドは、累計販売を基準にする手数料の計算方法を管理します。
注意

一定期間の累計販売の手数料を計算する場合、このフィールドでマニュアルを選択して、累計販売の手数料/リベートの計算 (tdcms1200m000) セッションを使用する必要があります。

子に対する親手数料
このフィールドにより、関係構造の最下位にある子が、別の関係とリンクしていることによって手数料を受け取ることができるかを決定します。

A自己の合意=2%
-子合意=3%
B自己の合意=4%
-子合意=5 %
C自己の合意=1%

 

C は関係構造の最下位に位置し、A は最上位に位置しています。すべての関係は自己の合意とその子の合意 (子合意) を持つことができ、A および B は C の親です。

このチェックボックスがオンの場合、オーダにリンクされた各関係が関係構造の最下位に位置しているかどうかが確認されます。最下位に位置している場合、(関係ファイルに入力された) 親関係があれば、LN でこの親関係が検索され、子合意が記録されているかどうかが確認されます。子合意が検出された場合、子はその合意で指定された手数料を受け取ります。階層構造の最上位に至るまで、検索は続行されます。

例では、A、B および C は次の手数料を受け取ります (A、B および C がオーダにリンクされている場合)。

  • A: 自己の合意から 2%記録された子合意にしたがって 3%
  • B: 自己の合意から 4%記録された子合意にしたがって 5%
  • C: 自己の合意から 1%

このチェックボックスがオフの場合、オーダにリンクされた各関係は、この関係に関して記録された合意にしたがって手数料を受け取ります。

例では、次のリベートを受け取ります。

  • A は 2% の手数料を受け取ります。
  • B は 4% の手数料を受け取ります。
  • C は 1% の手数料を受け取ります。
日付基準手数料の検索
手数料は一定期間有効です。このフィールドの日付は、手数料が有効かどうかを決定します。
営業利益計算の基準価格
このフィールドの値によって、LN での営業利益率の計算方法が決まります。この割合は、営業利益によって手数料率を算出する合意に使用されます。
為替レートタイプ
発注先/従業員の手数料計算に使用する為替レートタイプ

為替レートタイプは、手数料の計算および請求に使用されます。このフィールドに値を入力しないと、共通情報の為替レートタイプが使用されます。

リベート合意の検索優先順位
検索優先順位は、入力された検索の組合せまたは検索レベルの有効な契約を検索するために使用されます。

最初の優先順位について有効な合意が検索された場合は、その合意が使用されます。見つからない場合、2 番目の優先順位から順に、有効な合意が検索されます。

/
検索優先順位は、入力された検索の組合せまたは検索レベルの有効な契約を検索するために使用されます。

最初の優先順位について有効な合意が検索された場合は、その合意が使用されます。見つからない場合、2 番目の優先順位から順に、有効な合意が検索されます。

/
検索優先順位は、入力された検索の組合せまたは検索レベルの有効な契約を検索するために使用されます。

最初の優先順位について有効な合意が検索された場合は、その合意が使用されます。見つからない場合、2 番目の優先順位から順に、有効な合意が検索されます。

/
検索優先順位は、入力された検索の組合せまたは検索レベルの有効な契約を検索するために使用されます。

最初の優先順位について有効な合意が検索された場合は、その合意が使用されます。見つからない場合、2 番目の優先順位から順に、有効な合意が検索されます。

従業員への支払手数料
このチェックボックスがオンの場合、「従業員への支払手数料」 サブモジュールが導入されます。手数料/リベートの出力または削除 (tdcms0251m000) セッションでは、このパラメータが特に重要です。このサブモジュールが導入されている場合、全額支払われていない従業員への手数料は削除できません。
注意

このパラメータは、財務会計とリンクフィールドがオンの場合にのみ適用されます。

支払の生成
このパラメータは、従業員への手数料に関する支払ラインの生成方法を決定します。
注意
  • 自動を選択すると、引当手数料/リベートの予約および確認 (tdcms2202m000) セッションで手数料が生成されます。
  • 対話式を選択すると、手数料の生成を許可するかどうかの確認が表示されます。
  • マニュアルを選択した場合は、従業員への支払手数料ラインの生成 (tdcms4201m000) セッションを使用する必要があります。
リベートを計算
このチェックボックスがオンの場合、リベートを計算できます。

パフォーマンスについての注意

このフィールドの設定は、システムパフォーマンスやデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 使用しないコンセプトを無効にする

リベート計算方法
このパラメータは、リベートの計算日時を管理します。計算は、オーダ入力時、オーダの請求時、または請求の支払時に実行できます。

デフォルト

関係が顧客の場合は、このフィールドの値が関係 (tdcms0110s000) セッションの計算方法フィールドのデフォルト値になります。

関係のリンク先
このフィールドは、関係をオーダ全体または個々のオーダラインのどちらにリンクするかを決定します。
重要

関係とリベート合意を定義した後でこのパラメータを変更すると、LN で有効な合意が検出されない場合があります。この場合には、合意の修正が必要になります。これを避けるために、合意の定義後はこのパラメータを変更しないでください。

関係のオーダ/オーダラインへのリンク方法
このパラメータは、オーダまたはオーダラインへの関係のリンク方法を決定します。
複数手数料/リベート可
このフィールドは、複数のリベートを同一のオーダ (ライン) の関係に支給できるかどうかを示します。これは、階層構造内の親関係に関するリベートの計算に関係します。

このチェックボックスがオンの場合、オーダ (ライン) 別に複数のリベートを指定できます。すなわち、親関係は、オーダまたはオーダラインにリンクされている各従属関係のリベートを受け取ります。

このチェックボックスがオフの場合、オーダ (ライン) 別に複数のリベートを指定できません。同じオーダ (ライン) にリンクされた複数の関係の親関係であっても、1 つの関係が受け取ることのできるリベートは、1 つのオーダまたは 1 つのオーダラインに関して 1 つのみです。

財務会計とリンク
このチェックボックスがオンの場合、すべてのリベートが請求に転記されます。
オーダ入力後の累計販売を基準にしないリベートの計算
オーダ入力時にリベートを計算できる場合、このフィールドは、累計販売を基準にしないリベートの計算方法を管理します。
注意

マニュアルを選択した場合は、リベートの計算を手数料およびリベートの計算 (tdcms0240m000) セッションで行う必要があります。

オーダ入力後の累計販売基準のリベートの計算
オーダ入力時にリベートを計算できる場合、このフィールドは、累計販売を基準にするリベートの計算方法を管理します。
注意

マニュアルを選択した場合は、リベートの計算を累計販売の手数料/リベートの計算 (tdcms1200m000) セッションで行う必要があります。

子に対する親リベート
このフィールドにより、関係構造の最下位にある子が、別の関係とリンクしていることによってリベートを受け取ることができるかを決定します。

A自己の合意=2%
-子合意=3%
B自己の合意=4%
-子合意=5 %
C自己の合意=1%

 

C は関係構造の最下位に位置し、A は最上位に位置しています。すべての関係は自己の合意とその子の合意 (子合意) を持つことができ、A および B は C の親です。

このチェックボックスがオンの場合、オーダにリンクされた各関係が関係構造の最下位に位置しているかどうかが確認されます。最下位に位置している場合、(関係ファイルに入力された) 親関係があれば、LN でこの親関係が検索され、子合意が記録されているかどうかが確認されます。子合意が検出された場合、子はその合意で指定されたリベートを受け取ります。階層構造の最上位に至るまで、検索は続行されます。例では、A、B および C は次のリベートを受け取ります (A、B および C がオーダにリンクされている場合)。

  • A: 自己の合意から 2%
  • B: 自己の合意から 4%
  • C: 自己の合意から 1%
  • 関係 B は記録された子合意にしたがって 5% 受け取ります。
  • 関係 A は記録された子合意にしたがって 3% 受け取ります。

このチェックボックスがオフの場合、オーダにリンクされた各関係は、この関係に関して記録された合意にしたがってリベートを受け取ります。例では、次のリベートを受け取ります。

  • A は 2% のリベートを受け取ります。
  • B は 4% のリベートを受け取ります。
  • C は 1% のリベートを受け取ります。
日付基準リベートの検索
このフィールドは、リベートが有効期間内にあるかどうかを判定します。日付とリベートの有効期間が比較されます。
営業利益計算の基準価格
このフィールドの値によって、LN での営業利益率の計算方法が決まります。この割合は、営業利益によってリベートの割合を算出する合意に使用されます。
為替レートタイプ
顧客のリベート計算に使用する為替レートタイプ

為替レートタイプは、リベートの計算および請求に使用されます。このフィールドに値を入力しないと、共通情報の為替レートタイプが使用されます。

リベート合意の検索優先順位
検索優先順位は、入力された検索の組合せまたは検索レベルの有効な契約を検索するために使用されます。

最初の優先順位について有効な合意が検索された場合は、その合意が使用されます。見つからない場合、2 番目の優先順位から順に、有効な合意が検索されます。

/
検索優先順位は、入力された検索の組合せまたは検索レベルの有効な契約を検索するために使用されます。

最初の優先順位について有効な合意が検索された場合は、その合意が使用されます。見つからない場合、2 番目の優先順位から順に、有効な合意が検索されます。

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検索優先順位は、入力された検索の組合せまたは検索レベルの有効な契約を検索するために使用されます。

最初の優先順位について有効な合意が検索された場合は、その合意が使用されます。見つからない場合、2 番目の優先順位から順に、有効な合意が検索されます。

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検索優先順位は、入力された検索の組合せまたは検索レベルの有効な契約を検索するために使用されます。

最初の優先順位について有効な合意が検索された場合は、その合意が使用されます。見つからない場合、2 番目の優先順位から順に、有効な合意が検索されます。