有効化コード

有効化コードとは、完成品にリンクできるコードです。有効化コードによって品目を識別します。また、標準完成品との相違を表すこともできます。有効化コードは、製造品目および購買品目にリンクできます。

有効化コードによって表される変更は、以下の項目で発生する可能性があります。

  • 設計部品表 (E-BOM)
  • 製造部品表 (P-BOM)
  • 工順
  • 工順作業
  • 品目 - 発注先データ
  • 供給戦略のソース

相違には以下のものがあります。

  • 代替としての、ある構成要素の使用。これは、製造での設計部品表または製造部品表に影響を与えます。たとえば、完全に標準どおりのツーリングカーには、青の座席ではなく赤の座席を取り付ける必要があります
  • 完成品の製造方法。これは、製造の工順モジュールでの工順または工順作業に影響を与えます。たとえば、工順または一部の工順作業に影響を与える新しい製造技術をテストしたいものの、結果として得られるのは標準品目である場合などです。この場合、有効化構成は工順にのみ関係します
  • 完成品の部品の発生元。これは、企業計画で定義した外注方法に影響を与えます。たとえば、新しい製造元から供給される構成要素をテストしたい場合などです

設計の段階で有効化構成を使用する場合、製造される完成品をロット管理する必要があります。品目がシリアル番号付品目である場合もあります。構成要素品目 (資材) をロット管理する必要はありません。ただし、倉庫内で品目を有効化コード別に区別したい場合は、資材についてもロット管理をする必要があります。