受渡条件受渡条件では、商品の納入方法についての取引先との合意を定義します。受渡条件には、権利移動地点を含めることができます。 権利移動地点とは、法律上の所有権が変わる地点です。この地点で、リスクが販売者から購入者に移動します。 関連するオーダ文書に次の情報が出力されます。
受渡条件のテキストが該当する文書の言語に対応している場合は、その言語でテキストが出力され、それ以外の場合は、英語でテキストが出力されます。 受渡条件に権利移動地点の指定が含まれていない場合、受渡条件が入力された際に権利移動地点の指定が出力されます。 権利移動地点 権利移動地点は、次の 2 つの方法で定義できます。
権利移動地点は、住所 (tccom4530m000) セッションに定義された住所で構成される場合があります。このケースでは、住所の住所部分を選択できる権利移動地点の指定に関して、受渡条件に権利移動地点の指定が含まれていない場合に、権利移動地点の指定がオーダ文書に出力されます。 次のセッションで、取引先のデフォルトの権利移動地点を選択できます。
マニュアル販売請求書データ (cisli2120s000) セッションや購買オーダ (tdpur4100m000) セッションなどで、権利移動地点を選択または変更できます。 受渡条件 受渡条件は、受渡条件 (tcmcs0141m000) セッションで定義できます。インコターム受渡条件を使用する場合は、受渡条件フィールドにインコタームコードを入力します。このコードがオーダ文書に出力されます。 受渡条件 (tcmcs0141m000) セッションで、権利移動地点の分類に関して次のいずれかの項目を選択できます。
権利移動地点の分類が仕出地または仕向地の場合は、権利移動地点の指定フィールドに出荷元住所または出荷先住所の住所部分を指定できます。 権利移動地点の分類が指定場所の場合は、権利移動地点の指定フィールドで次のいずれかの値を選択できます。
例 権利移動地点が仕出地の場合は、受渡条件 (tcmcs0141m000) セッションに次の値を入力できます。
例 オーダに出力したいすべての情報が受渡条件のテキストに含まれている状況で、住所の指定も指名場所の入力も行いたくない場合は、受渡条件 (tcmcs0141m000) セッションで次の値を選択します。
次のセッションで、取引先のデフォルトの受渡条件を選択できます。
例
次のデータを設定するとします。
LN では、オーダ上に次の情報を出力します。
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