デフォルトの税金コードを定義するには

多くの国では、国内の取引や国境を越える取引に別々の税率が適用されます。また、特別な課税基準が輸送請求に適用されることもあります。

さまざまなタイプの取引にデフォルトの税金コードを定義するには、次の手順を実行します。

  1. 税金登録を設定するにはで説明されているとおりに、税金コードを設定します。各国のそれぞれの税率に税金コードを定義する必要があります。
  2. 税金処理 (tctax0138m000) セッションで、各国のデフォルトの税金コードを指定する。税金コードが特定の品目に適用される場合は、その品目を指定する必要があります。LN では、品目フィールドが空白の税金コードを、特定の税金コードが指定されていないすべての品目に適用します。

    国内の税金の場合、税金コードの検索パスには品目データの税金コードが含まれます。詳細については、国内の税金用の品目の税金コードを参照してください。

次のタイプの税金には、デフォルトの税金コードを定義できます。

国内の税金用の品目の税金コード

国内税の場合、次のセッションでデフォルトの税金コードを品目や品目グループにリンクすることもできます。

  • 品目 - 販売 (tdisa0101s000)
  • 品目 - 購買 (tdipu0101m000)
  • 品目 - 販売デフォルト (tdisa0102s000)
  • 品目 - 購買デフォルト (tdipu0102m000)

税金処理 (tctax0138m000) セッションで特定の国内税コードを品目に対して定義していない場合、これらのコードが LN で使用されます。

デフォルトの EU VAT コード

会社の拠点国が EU 加盟国の場合、他の EU 加盟国に対する輸出入に対して特定な税金コードを定義する必要があります。輸送請求には特別な課税基準が適用されます。

次のデフォルトの EU 税金コードを定義できます。

LN では、次の事項に該当する場合に EU 内取引の VAT コードが使用されます。

  • 関係する取引先が法人である。つまり、取引先が、該当する国の税金番号を持っている。
  • 取引の転記先の財務会社の所在地が EU 加盟国内である

EU 内取引の税率は以下の取引タイプに適用されます。

  • 会社と外部取引先との間の販売取引と購買取引
  • 系列会社取引先間の販売取引および購買取引
注意

LN では、一般会社データ (tccom0102s000)セッションで会社に対して選択された国を使用して、その会社が EU 加盟国内に存在するかが判定されます。

会計取引用のデフォルト税金コード

財務会計で作成する取引の場合、デフォルトの税金コードを元帳勘定にリンクできます。

勘定科目表 (tfgld0108s000) セッションの、デフォルト税金コードフィールドで、デフォルトの税金コードを選択します。たとえば、これは元帳勘定用に作成する振替仕訳用のデフォルトの税金コードです。