有効化構成の例

ここでは、有効化構成が簡略コンフィギュレータとして使用される場合の例を説明します。詳細については、次のトピックを参照してください。

ある会社はツーリングカーを製造しています。ツーリングカーの標準構成では青の座席および空調装置が装備されます。ただし、顧客の要求に応じていくつかの追加要件を組み込むことができます。たとえば、青の座席の代わりに緑の座席にすること、およびテレビセットを取り付けることが顧客の希望とします。

LN に、次の 2 つの要件を定義します。

  • 要件 1: テレビセット (TV)
  • 要件 2: 緑の座席 (GREEN SEAT)

緑の座席とテレビセットが、部品表に含まれている必要があります。これらの構成要素は、標準構成の一部ではありません。これらの構成要素に関して例外を定義する必要があります。また、標準構成の構成要素のいずれか 1 つにも例外を定義する必要があります。

  • 部品表の構成要素 TELEVISION (非標準構成) には、要件 TV に関して有効な例外が定義されます
  • 部品表の構成要素 GREEN SEAT (非標準構成) には、要件 SEAT に関して有効な例外が定義されます
  • 部品表の構成要素 BLUE SEAT (標準構成) には、要件 GREEN SEAT に関して有効でない例外が定義されます

顧客が異なる 2 つの構成を発注した場合、販売オーダラインを 2 つ作成する必要があります。販売オーダラインごとに、有効化コードが生成されます。たとえば、有効化コード 4500 (緑の座席) および 4501 (装備するテレビセット) が生成されます。これにより、販売オーダラインからツーリングカーを構成できます。4500 に対応して要件 GREEN SEAT が選択され、4501 に対応して要件 TV が選択されます。

有効化コードは、企業計画のオーダ計画エンジンで使用されます。MRP 実行時の部品表展開の際に、有効化コード 4500 および 4501 に対する各部品表ラインの有効性が判定されます。すべての部品表レベルについて、生成される製造オーダおよび購買オーダに有効化コードをペギングすることができます。

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