カレンダー構造とその設定
週労働時間と会社カレンダーによる基本的な時間管理から、特定のタスクにおける詳細なカレンダーまで、1 つの会社に複数のカレンダーを使用できます。会社が必要とする詳細に応じて、複数のカレンダーコード、利用性タイプ、および週労働時間で構成される階層構造を設定できます。
週労働時間
カレンダーコード
すべてのカレンダーコードには有効な決まった時間枠があります。子カレンダーコードは、親カレンダーの時間枠に依存します。子カレンダーは、親カレンダーの時間枠を超えることはできません。つまり、子カレンダーの開始日を親カレンダーの開始日より以前に設定することはできず、また子カレンダーの終了日を親カレンダーの終了日より以降に設定することもできません。
利用性タイプ
カレンダー作業時間
カレンダー作業時間 (tcccp0120m000) セッションでは、それぞれの日付について有効なカレンダー詳細を表示できます。特定の日付の詳細が親カレンダーまたは週労働時間カレンダー、あるいはカレンダー例外から派生している場合、派生元フィールドは親、週労働時間、または例外になります。
カレンダーでは、8:00-12:00 や 13:00-17:00 など、複数の作業時間を 1 日に割り当てることができます。ただし、すべての労働時間は 1 つのソースから派生している必要があります。
カレンダーにおける特定の日付について、労働時間には次のものがあります。
- 週労働時間から派生したもの
- 親カレンダーから派生したもの
-
カレンダー例外から派生したもの
- 計画にその日付が使用不可である場合、非稼働日 (tcccp0119m000) セッションから派生したもの
- マニュアル指定
カレンダー検索パス
計画処理で特定の従業員またはその他の資源についてカレンダーが見つからない場合、LN では、部署、企業単位に定義されているカレンダーを検索し、最後に会社カレンダーを検索します。計画処理ではすべて、LN アプリケーションで定義されている、固定のカレンダー検索パスが使用されます。この検索パスは常に会社カレンダーで終わり、定義してある親カレンダーとは独立しています。